ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1294、最後は三振

2011年10月01日 | Weblog
28日、米大リーグ・マリナーズの最終戦が行われ、今季のイチローは184安打でした。
昨季10年連続200本以上安打を記録し、今季も200安打以上が期待されていましたが11年連続はなりませんでした。
打率も,272で、3割を切ったのは日本球界初の200安打を達成した1994年以降では初めてです。
大リーグに移籍してからは3割、200本を続けていましたが共に途切れました。
年齢(37歳)による衰えを指摘する声は強くなっています。
専門家はスイング速度がわずかに遅くなり、速い打球を打てなくなった。
一塁に走り込む走力がわずかに遅くなって内野安打も減った、と分析しています。
その他、視力の衰え、集中力を欠いた淡泊な打撃などを挙げる人もいます。
4月は順調にスタートしましたが5月、6月に極度の不振に陥り、その後も最後まで安打数は増えませんでした。
今年最後の打席は三振で、今季を象徴しています。
最後の空振りはタイミングが合わず、ボールとバットの間は15cmくらい離れていました。(上の写真)

11年連続200安打以上が途切れたイチローは「なぜか晴れやか、ようやく追われることが
無くなって、ほっとしている。」と、今の心境を語っています。
当たり前のようにやってきたことも、本人にとってはプレッシャーがあったようです。
200本という数字から解放される来年は、新たな記録が生まれるかも知れません。

米大リーグの来季の開幕戦は3月28、29日に東京ドームで行われます。
アスレチックス対マリナーズ戦で松井、イチローの対戦が日本で見られるかも知れません。