ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1313、耳を疑う

2011年10月20日 | Weblog
平野達男復興担当相は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災で多くの犠牲者を出した津波被害に関し、「逃げなかったばかなやつがいる」と発言しました。
これを聞いたとき思わず我が耳を疑いました。
多くの犠牲者は逃げなかったのではなく逃げられなかったのです。
津波注意報を流し続け自ら犠牲になった女性。
海沿いの水門・門扉の閉鎖に携わった消防団員の多くが犠牲になりました。
彼らは山に逃げるのではなく、危険な海に向かいました。
これらの人たちは逃げることもできましたが逃げなかったのです。
逃げずに犠牲になった人を「バカ」呼ばわりする人は日本中に一人しかいません。

平野大臣の言葉は犠牲になった友人に対するもので、上述の人々に対するものではありませんが口にすべきではなかったと思います。