5309、窓がない

9月5日、幼稚園の通園バス内に3歳の園児が取り残され、意識を失っている状態で発見されました。
病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。

ニュースを見て気になったのはバスに窓がない、ということです。
バスの中から園児の水筒が空の状態で見つかり、座っていたのとは別の席で発見されました。
園児は水筒の水を飲み、バスの中を移動しながら助けを求めていたようです。
中の様子が見えたら、誰かが気が付いたかもしれません。
園児も窓をたたくとかして、助けを求めたかもしれません。
女の子の死因は重度の熱中症。
岸田首相は9日、全国の保育所や幼稚園などで送迎バスを必要とする園児の安全管理を徹底するため、緊急点検の実施を指示しました。

送迎バス内に園児が置き忘れられる事例が続いています。
昨年7月には福岡県の保育園で5歳の男児が送迎バスに9時間も置き去りにされ、熱中症で死亡しています。
さいたま市の認可保育施設で2019年11月と昨年12月、園児が夕方に送迎バスに取り残される事故が起きていたことが９日、わかりました。
いずれも3歳の園児で、座席で寝ていた園児を同乗の施設職員らが見逃していました。
園児に健康被害はなく、施設側がそれぞれの保護者に謝罪しています。
2019年の事例では、車内から窓をたたいている園児を他の園児の保護者が見つけ無事でした。