2794、追い風

2016年の大統領選で一時は独走と思われていたヒラリー・クリントン前国務長官は、メール問題や夫妻の金銭スキャンダルが発覚し逆風が吹いてきました。
ここにきて追い風も吹いてきました。
立候補を検討していたバイデン副大統領は21日、ホワイトハウスで記者会見し、出馬断念を表明しました。
バイデン氏が出馬すれば、同じ中道を基盤とするクリントン氏の支持が下がるとみられていたのでバイデン氏の不出馬はクリントン氏への追い風になり、米メディアは「クリントン氏が指名される可能性が高まった」と報じています。
現在72歳のバイデン氏が出馬し、大統領になれば就任時の2017年1月には74歳になります。
ヒラリー氏の対抗馬と目されているバーニー・サンダース上院議員はさらに高齢で、現在74歳です。（もし、大統領になったとすれば就任時の年齢は75歳になります。）
ちょっと高齢過ぎないか？
歴代大統領の就任時の最高齢はロナルド・レーガン元大統領の69歳です。（二期務めたので退任時77歳）
いろいろヒラリー候補のあら探しをしましたが、結局ヒラリー氏に落ち着くのか？
先月の謝罪会見でメール問題に区切りをつけ、今月13日に行われた1回目の民主党候補者討論会では「抜群の安定感」を示しました。
風は再びクリントン氏に吹こうとしています。
共和党には有力な候補者が見当たらないので、女性初、夫婦初のアメリカ大統領誕生が現実味を帯びてきました。
健康面も問題なく身の軽さも証明しています。
このブログで一番多く登場する女性はヒラリー氏です。
能力、気の強さは抜群で、アメリカ版鉄の女になるか？