ニホンリスと遭遇

今日仕事で外に出たのですが、松林が続く道でリスに遭遇しました！
ニホンリスです。
私、野生のニホンリス見るのは初めてです。
うちの会社の施設が日本海の直ぐそばにあるのですが、海のそばは風が強いために防風林の松林が続いてます。その中のある道路を走ってたら、目の前を横切る小さな物体が。
私は出身大学が帯広畜産大で、なおかつ卒論はエゾリスの研究だったので、リスはかなり見慣れてます。帯広にはあちこちの森にリスがいっぱいいて大学の構内や市街地の森付近では、恐れもせずにリスが人前に出てきます。
エゾリスは本州に住むニホンリスと種類が違ってて、かなり人見知りしない人懐っこい性格です。ニューヨークの街のあちこちの公園に居るハイイロリスもエゾリスと同じキタリスという種の仲間だったりします。この種類は人が居る公園などに住み、よく人前に来て走り回ってたりします。
帯広でもよく道路を横切るリスたちをたくさん見てきたので、今日、目の前を小さな動物が横切ったときもその小さな尻尾を見たとき、すぐにリスだとわかりました。
すぐに車のスピードを下げて、リスが渡った道路の直ぐそばで車を止めました。脇の木の茂みにリスが見えました。すごく小さい。やっぱり、エゾリスより一回りもミニチュアサイズだ。本州にはエゾリスは居ないはずだから、(台湾リスは居ますが）これはニホンリスに違いない！！ということです。
そっと車から降りてもっと近くで見たいのですが、やはりリスは警戒してて、道路から林に近づけば、ピョンピョン移動します。
ニホンリスは非常に警戒心が強くめったに人前に出てこなくて。。。という話を以前ニホンリスを研究してた人に聞きました。その人は北海道で、人前にわらわら出てくるエゾリス達を見て、たいそうびっくりしてました。ニホンリスは研究しててもなかなかその存在を見ることも出来ないのに、うらやましい環境です。。。と。
そんなわけで私もそのなかなか出てこないというニホンリスに出会えてうれしい。井の頭自然公園では見たことがありますが、やっぱり野生の林で見るリスは警戒心が強く、けして人を近くに寄らせてくれません。それでも肉眼で見れてすごく良かったなぁと思います。しかも自分の地元に居てくれてうれしかったです。何もないただの防風林の集まりだと思ってた松林にリスが居ると思うだけでうれしくなっちゃいます。

写真はＮＹの公園のハイイロリスです。