守り人シリーズ最新刊が出ました。
シリーズも6作目で、今回はチャグムが主人公の「旅人」です。
今回の話は、残すところ最後の7作目「天と地の守り人」の序章にあたるそうです。
読んでて読みごたえがありました。
やっぱりチャグムが主人公だとめっちゃ面白くなるんだけど。
バルサの時とは違い、やはり皇子という立場から世の中をみるからかね。
他国の王族との駆け引きなんかが面白い。
しかも今回は船の旅です。
敵の罠にはまり、虜囚となってしまいますが。
ヨゴを飛び出し、サンガル王国の海を抜けてついに南の大国タルシュまで行きます。
虜囚の身の上ですが、ヨゴの窮屈な生活と違い、
海では一人の人間として航海術を学び、
寄港した国をこの目で見て、チャグムが日々成長していくのがわかります。
新しい魅力的なキャラもいっぱい出てきますね。
敵国の密偵ヒュウゴ。
怖そうな感じなのに、最後は面倒見の良いとってもいい人になってた。
同じ祖先をもつ国の皇子であるチャグムに親近感と、知らず知らずその魅力に引き込まれてしまったんですね。
でも、チャグムはどちらかといえば今回は苦しんでばかり。
慣れぬ気候や怪我や船の嵐、そして父親との確執に敵国の脅威など、、、皇子ってほんとに大変なんだなぁと。
セナと海で楽しそうに泳ぐチャグムをこのまま、自由な少年にしてあげたいって思いました。
チャグムの最後の決断は、息をのむほど勇気のいることだと思う。
これで続きはまた一年以降出ないなんて辛すぎる。
でもその次が最後になるっていうのもある意味辛い。
このシリーズには出る人で根っからの悪人がいないのがわかる。
それぞれの国でそれぞれの思いを抱えた人がいて、それゆえに戦争がおきたり、せざるをえなくなったり。
敵国であるタルシュのラウル王子もむかつきますが、すごい悪人というほどでもないような感じがします。
まぁ、早くバルサとチャグムが一緒になって活躍するところを見たいです。
○ 蒼路の旅人 上橋菜穂子 新潮文庫
シリーズも6作目で、今回はチャグムが主人公の「旅人」です。
今回の話は、残すところ最後の7作目「天と地の守り人」の序章にあたるそうです。
読んでて読みごたえがありました。
やっぱりチャグムが主人公だとめっちゃ面白くなるんだけど。
バルサの時とは違い、やはり皇子という立場から世の中をみるからかね。
他国の王族との駆け引きなんかが面白い。
しかも今回は船の旅です。
敵の罠にはまり、虜囚となってしまいますが。
ヨゴを飛び出し、サンガル王国の海を抜けてついに南の大国タルシュまで行きます。
虜囚の身の上ですが、ヨゴの窮屈な生活と違い、
海では一人の人間として航海術を学び、
寄港した国をこの目で見て、チャグムが日々成長していくのがわかります。
新しい魅力的なキャラもいっぱい出てきますね。
敵国の密偵ヒュウゴ。
怖そうな感じなのに、最後は面倒見の良いとってもいい人になってた。
同じ祖先をもつ国の皇子であるチャグムに親近感と、知らず知らずその魅力に引き込まれてしまったんですね。
でも、チャグムはどちらかといえば今回は苦しんでばかり。
慣れぬ気候や怪我や船の嵐、そして父親との確執に敵国の脅威など、、、皇子ってほんとに大変なんだなぁと。
セナと海で楽しそうに泳ぐチャグムをこのまま、自由な少年にしてあげたいって思いました。
チャグムの最後の決断は、息をのむほど勇気のいることだと思う。
これで続きはまた一年以降出ないなんて辛すぎる。
でもその次が最後になるっていうのもある意味辛い。
このシリーズには出る人で根っからの悪人がいないのがわかる。
それぞれの国でそれぞれの思いを抱えた人がいて、それゆえに戦争がおきたり、せざるをえなくなったり。
敵国であるタルシュのラウル王子もむかつきますが、すごい悪人というほどでもないような感じがします。
まぁ、早くバルサとチャグムが一緒になって活躍するところを見たいです。
○ 蒼路の旅人 上橋菜穂子 新潮文庫