マウスピースな自分

８月の終わりごろ、突然左耳がおかしくなりました。
耳の奥がぼわっとするような、空気がこもってるような押されてるような圧迫感がありました。飛行機に乗ってるときに気圧の関係で起こるあの症状に似てる感覚です。気になって気になって、色々な耳鼻科を受診しました。
どこの耳鼻科でも聴力や耳の圧力のテストをしてもらいましたが、結果として異常なし。耳の中にも特に炎症や傷は見られませんでした。秋口だったので、何かのアレルギーではと思い、ある耳鼻科ではアレルギーの疑いを話し、一番弱いアレルギーの薬を処方してもらいました。
しかし薬を飲んでも症状は治まりませんでした。
でも人間慣れっていうことですかね、そのうち圧迫感も日常のようなものになってしまい、最初の頃に比べさほど気にならなくなりました。
３ヶ月たった頃、始めの頃よりは強くないもののやはり耳奥に違和感がありました。特に夕方に少し耳奥がぼっとする・・・それで、ある耳鼻科のお医者さんが顎はどう？と聞いてきました。顎関節症という顎が外れたり痛くなる病気があって、その影響で耳がおかしくなるケースもあるとのこと。
なので、行きつけの歯医者の定期クリーニングの日に、担当医に相談してみました。
担当医は私の話を聞いて、確かに顎関節症の初期段階にもその症状はあること。
また顎関節症は女性(２０－３０代）に多く、何の前触れもなく突然発症する、、、などの条件が私とぴったり当てはまります。
歯医者はマウスピースを作り、歯の噛みあわせを調節することで顎への負担をなくして治療する方法を薦めました。はっきりいってこの段階では耳の原因が顎かどうかは五分五分ですか、色んな可能性をつぶして行くしかないということでチャレンジすることに決めました。

そして数週間後出来上がったマウスピースを引き取りに歯医者へ行きました。
新しいマウスピースを実際歯に装着できるように、最終的な調整が行われたのですが、、、そこで歯医者さんは私の前歯の両隣にある八重歯に注目しました。
「マウスピースを作る前は五分五分だけど、作ってこういう風にはめて見ると、君のこの八重歯がかなり負担になってると思う。今は8：2でこれが原因な気がする」とおっしゃいました。
たしかに私の八重歯は前歯の斜め後ろに食い込んでて、かなり噛み合わせは悪いと思う。八重歯は右側にありそれが左側の顎に負担を起こすというのも、なんとなくうなずける。歯並びで噛みあわせでこんな展開になるなんて。。。やっぱり歯並びは大切なんだなぁと実感。うう、悲しい。とりあえずこれからこのマウスピースをはめて様子を見ていくしかない。ちなみにマウスピースは夜寝るときだけつけるとのこと。しばらくやると効果が出てきますから・・・と歯医者さんは言った。けっこう長くなるかもしれない。しかし今まで４ヶ月で４件も耳鼻科に通ったのは長い回り道だったなぁ。かなりの治療費を支払ってしまったし。
歯は大切にするべし・・・と思います。歯並びもね