BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

春の海ドライブ

2007-02-26 23:28:00 | のほほん日記
昨日久々友達と遠出ドライブしました。
野辺地にあるまかど温泉へいきました。
陸奥湾をぐるーり回って海沿いを走るんだけど、陸奥湾の向こうにむつ市とかがはっきり見えるの。
天気がよかったからね。
久々のブルースカイ!
海の色もはっきり濃くて気持ちよかった。
目的はその温泉地で開催されてる人情芝居をみることなのよ。一緒に行った友達は去年の秋に秋田の康楽館で「瞳ひろし」を見て以来の、ファンでね。そのときから今度は冬にまかど温泉でやるって聞いてたので、今回は予約までした。
でも日曜日ということもあり、お年寄りの団体が入ってたのでけっこうな客入りだった。そういや、いつも平日見にいってたよなぁ。私達の周りにもいつのまにか元気のいいおばちゃん達がガヤガヤ取り囲むようになりにぎやかに。
若いのはうちらぐらいのもんだー。
久々のお芝居。演目は実は前に一度別の劇団でみたコメディで、ちょっとがっかり。面白かったけど、内容があらかじめわかってるので、できれば違うものが見たかったなぁ。
でも舞踊ショーなんかは華やかで面白かった。
久々にこういうあったかいお芝居を見ると和むよねぇと友達とまったり楽しみました。
実はこの日にダニエルの家でチーズを楽しむ会というイベントがあった。なんてことはなく、ダニエル夫妻といつも世話になってる五所川原のホテルの従業員さん2名と一緒にチーズを食べるだけなんだけど、私も堂ですか?と金曜日誘われたのだ。しかし温泉でまったりして往復4時間の遠出のあとに、ダニエルの家までまた走るのはすんごいめんどい。なので、適当に断っておいた。たぶん10時PMにはみんな明日の仕事もあるので帰りますよと聞いてたので、私が家に帰ったのが夜の9時。今からじゃ意味がないな、、、と思っていかなかったのだが、今日の朝、話を聞いたら結局12時まで飲んだそうだ。私はあんまり日曜の夜に飲んだりするの好きじゃないのだよね。どうしても次の日の仕事のことが気になるし。だから、あー、行かなくて良かったと思ったりする。

はだか祭り

2007-02-25 00:08:00 | のほほん日記
鬼神社の裸祭をみてきました。旧正月のイベントです。ちょうど神戸から友達が遊びに来てたし、珍しいので連れて行きました。
鬼神社というのはうちの割と近くにある神社で、日本で唯一鬼を祭ってあるという珍しい神社です。鬼って言うとわるいイメージがありますが、東北は割りと鬼のいわれがある場所がおおくて、ここもそうみたいです。
ここで年に一度開かれるのが「裸まつり」です。
朝神社の境内に行くとたくさんの人が。お宮の前には供物がたくさん用意されてて、境内の中にある鳥居の下に大きな水をはった樽が3つありました。この樽がものすごく大きい。よく昔の映画で死んだ人間を墓場に運ぶときに見るのとおなじくらいの大きさです。これに張った水が薄く氷がはってたので、寒かったのでしょう。樽の正面にはすでにテレビ局の人やアマチュアカメラマンがたくさん陣取ってたので、私達は樽の真横から見ることにしました。始まるまで20分ほど待ったでしょうか?だんだん足の先の感覚がなくなってきました。すると私達の樽を挟んで正面にある神社の建物からふんどし姿の男達が突如出現しました。30人ほどいたでしょうか。みんな樽の前に3列に並びました。
そして掛け声を上げて一組目が入りだしました。すんごく寒そうです。樽に入り、上から雪を樽に入れられます。肩まで入れさせられ10秒ほどたつと開放されます。そしてまた列の後ろに並び、次々とまた別の人が樽に入ります。これを何回も何回も繰り返すみたいです。いやー、ほんと大変だわ。何が辛いって出てから列に並んで待ってる間が一番寒いと思う。出てる人って地元の人ばかりと思いきや、実はこの祭りに出るために全国から来た参加者もいるそうです。びっくりしました。叫ぶ人、長く入ってられる人、体が赤くなってる人、いやーさまざまです。しかもふんどし姿なんてなかなか見れません。
しかしこのあとこの男達は神社の巨大しめ縄をかついで町内を一周するそうです。この行水はそのためのウォーミングアップだそうです。水に何回も入ることによって、逆に体が暖められるそうなのです。知らなかった。そうか、これで寒さに慣れるのか。でもほんとに辛そうだけど。
私はそのしめ縄をかついで町内を回るところまでは見ずに帰ってしまったけど、たしかに大きなしめ縄がありました。天狗の格好をしてる人までいたし。

おじいちゃんの御通夜

2007-02-21 15:11:00 | のほほん日記
先週父方の祖父が急になくなりました。
とてもびっくりしました。
祖父はとても元気で、100歳まで生きると当然のことのように思っていたので。
年齢は88歳、享年90歳でした。
88歳の今も毎日自転車で町の中をあちらこちらに顔を出していました。
数年前車に追突されて入院したときも、普通であればその高齢ならば寝たきりになるところを持ち前の体の丈夫さで、退院後も再び自転車で街へ繰り出してました。
周りの人も驚いてましたね。
不死身だ。。。とほんとに話してました。
そのとき入院した病院の検査で骨が非常のりっぱで80歳代なのに、骨は40歳代のもの先生にほめられました。
心臓もとっても立派な人だったのです。
そんな祖父ですが、20年前にこれまた車に追突され、頭蓋骨陥没・脳挫傷という大怪我を負い半年間意識不明の重体に陥った過去があります。そのときの後遺症でたまに貧血という下記を失うのです。いわゆる「てんかん」というやつです。しょっちゅう起こるわけではないのですが、季節の変わり目だとかに起こりやすく、突然気を失います。救急車も何度も呼ばれたこともあります。あのとおりいつも自転車で街へいくので、街の中で急に老人がバタリと倒れたら誰もがびっくりしますよね。そりゃ救急車も呼びますよ。しかしたいてい2-3分で意識が戻るので、救急車がかけつけた時はケロっとしてて、また自転車ででかけます。家でじっとしてるようにといっても言うことは聞きませんしね。
いつも迎えにくる救急車や周りの人にはたくさん迷惑をかけたと思います。
だからこそ、今回はびっくりしたのです。
今回ばかりは間が悪いことに、朝温泉に入ってる最中にどうやらてんかんがきたらしいのです。誰かが気がついたときは湯船に沈んでたそうで、救急隊の人がかけつけた時はすでに亡くなってました。
大往生という人もいますが、非常に私は残念です。もし倒れたのが温泉の中でなければあの元気のよさならまだまだ生きられたのにと思うと、悔しいです。
私はものすごくかわいがってもらいました。おじいちゃんはいつも自転車になる前はオートバイに乗ってました。小学校の帰り道とかすれ違うとよく乗せてくれたものです。タバコと埃の匂いが背中からただよってきて、けしていいにおいとは言えませんが、やはり今はそれがすんごく懐かしいです。
おじいちゃんは父の経営する会社の設立者、今は会長なので通夜にはたくさんの人が訪れました。400人ぐらいでしょうか?おじいちゃんというより、大部分が父の仕事や人付き合いのよさから来る知人達でした。場所はわが町の多目的ホールで盛大に行われました。ホール全体にたくさんの献花が飾られ、中央のステージの上に掲げられた祖父の写真の周りには、まるで波のように菊の花が飾られてました。
あんなお通夜は生まれて初めてで、なんかイベントのような気がしました。テレビで見た芸能人の通夜みたいですね。でも私には大きく引き伸ばされたおじいちゃんの写真がなんだかそぐわない気がしました。
通夜の中に弔辞があり、私と妹、そして父の姉の娘(いとこ)の3人でやりました。孫が弔辞をやるというのは珍しいと思うのですが、これには私もいきなり言われびっくりしました。たくさんの人を目の前にして読むというのは大変緊張します。妹にも手伝ってもらい前の日作りました。本番ではなぜか泣いてしまいました。不思議なもんですねぇ。その前まで涙とか言う雰囲気はひとつもなかったのに。
400人もの弔問客に頭を下げるのは非常に疲れました。まるで自分の一生分の頭をさげた気がしました。こんな豪華でたくさんの人がきてくれたのに、亡くなったじいちゃんは見ることができないのだよなぁと思うとちょっと寂しいです。

アメッコ市!

2007-02-10 21:41:00 | のほほん日記
今日は大館のアメッコ市に行ってきました。
それはそれは春を思わせる華やかなお祭りでしたよ。アメッコというのはキャンディ=飴のことでございます。この地方で400年前から続いてる民俗行事というから驚きました。アメッコ市の飴を食べると風邪をひかないといういわれがあるそうです。
町の中心商店街の脇の歩道には、飴をつけた木がたくさん。というか、がいろじゅの枝にまるで花が咲いたかのようにたくさんの飴が取り付けられてるのです。ピンクと白。そして交通安全や家内安全などの短冊やオカメや鯛などの縁起物もぶら下げられてて、お正月のお飾りと七夕がくっついたかのように見える。
街路樹は遠めにはまるで桜か梅の花が咲いてるかのように見えて、まるで春が着たかのようですね。ま、暦の上ではもう立春ですよね。たぶん旧正月の行事なのかな。
そしてメインストリートはたくさんの飴を売る露店がひしめき合ってるの。見せによってオリジナルの飴もあり、きな粉や薄荷味、バター飴、砂糖飴からみかん、ぶどう、いちご、抹茶、ココア、ラムネ、ミルク、ブルーベリー、チョコ、などなど数え上げたらきりがないくらいの飴がどの店にもキレイに並べられてて、すっごくキレイですよ。キャンデー屋さんがこんなにいくつもひしめき合ってる姿なんてなかなかみれません。しかも今はあまり見かけないような水あめから絡め飴とか練り飴、飴細工の店、露店の定番イチゴ飴、リンゴ飴もたくさん。みんなが買ってるのはこの他枝飴というのがあって、木の枝に飴玉がいっぱい取り付けかれてて、商店街の先ほど話した街路樹の枝と一緒の奴が家庭内お持ち返り用に売ってるの。400-500円ぐらいですごくかわいらしく、私ももちろん買いました。
昼ごろにはアメッコ市の由来の白髭大神(しらひげおおみかみ)のパレードがありました。飴を買うために山から下りてくるんだそうだ。もんぺ姿の案内役の少女やほら貝を吹く男達、獅子舞、巫女さん、などなど行列です。
そのあとこの地方の名犬「あきた犬」パレードもありました。かわいい秋田犬がいっぱい。子犬も今回は登場して、ホントにめちゃくちゃかわいかったよ。
青森秋田などの北東北は夏もそうですが、冬のこの時期あっちこっちで色んなお祭りがあるのです。地方によってほんと特色もさまざまなものがあって、これって九州とか南のほうもこうなんですかねぇ?
行きたい祭りはたくさんあるのです。なまはげの祭りや巨大紙風船のお祭り、いぬっこ祭りという秋田犬の祭りもあります。とりあえず今年は近場の大館にしました。来年も旧正月はどこか行きたいなぁ。
http://ww2.city.odate.akita.jp/dcity/sitemanager.nsf/doc/amekkoichi?OpenDocument(大館市HP)

ZEN・ぜん・座禅

2007-02-05 22:41:00 | のほほん日記
いま「津軽弘前冬のたび」っていうイベントが観光協会で催されてる。
津軽三味線だったり雪祭りだったり色々あるんだけど、「冬の座禅体験」っていうのがその中であるの。
プチ修行っていうのが前にテレビで取り上げられてたけど、まさにあんなもんで、お寺での座禅を体験できるのよ。
場所は弘前市禅林街にあるお寺。弘前の禅林街は立派で有名。坂のうねる道に左右対称に禅宗のお寺が所狭しとびっしり並んでる姿は圧倒的。ものすごく厳かな場所で私はけっこう好き。とくに冬のお寺はしんとしててイイ雰囲気だと思う。
集合時間は朝の9時。この日は大荒れの天気で、雪がちらついてて非常に寒く、まさに座禅日和である。指定されたお寺につくと、しんとしてる。中に入って本道に行くと何人かの参加者が待機してた。入り口で参加費300円を払う。そしてここの和尚さんが登場して、座禅のやり方について色々教えてくれた。私はずっと座禅とは正座なものだとばかり思ってたが、実はヨガでやるような胡坐型であった。私はこの胡坐ができないのであった。全くできないわけじゃないが、足が骨盤がゆがんでるのか、それとも体が硬いのか、とにかく胡坐をかいてもひざが片方浮いてしまうのだよね。きれいな胡坐がかけないの。だからヨガも実は苦労してるのさ。そんなわけで、今回の座禅が胡坐と知ったときは、ど、どうしよう。あれで30分もやったら、拷問だ。拷問座禅!!と頭の中で「あわわわ。。。。」と思ってました。
和尚さんの説明が終わり、本堂から二階にある座禅堂へと移動しました。そこでは廊下にあるスリッパのような突っ掛けをはき、座禅堂の入り口では礼をしながら左足から入ります。なんで左足かはわかりませんが、作法です。
入り口には獅子に乗った木彫りの仏像が私達を迎えてくれます。なんだろう?獅子に乗ってるのはなんだろう。像とか鳥ならわかるけど、これもヒンズーから来た仏様かしら?
座禅堂の中は障子で三方を囲んだ密室のような場所に、こあがりのような畳の段が左右の壁際にあり、その畳の上に黒いクッションのようなザブトンがあります。私達はそこにあがってすわり、胡坐をかいてお知りの下にうまくその丸いザブトンを敷きます。そうすると辛いと思った座禅がしやすくなる。相変わらず胡坐はあんまりいやだけど、そのザブトンのおかげであまり辛くなく、これで拷問は逃れられる。。。とほっとしました。
さて、座禅は30分。座禅堂には一代石油ストーブがありますが、やっぱり寒い。しかし、それこそ座禅の醍醐味。胡坐をかき、姿勢をただし、目をあけて目線を正面の斜め下に置く。手は胡坐の中央におき、右手の上に左手を両親指をくっつけ、楕円形の輪っかを作ります。これで完成。あとはひたすらゆっくり呼吸をして姿勢を保つ。
よくドリフのコントでお坊さんが長い棒でビシバシ肩をたたいてる場面がありますが、あれは本来寝ている人にだけするそうだ。けして姿勢が悪いからといってたたきはしませんよ。。。。と和尚さんは始めに説明してくれました。しかしもし自分でたたいてほしかったら、両の手を鼻の上で合わせて待ってると、それが合図になるとのこと。
早速私もやってみた。座禅が開始されてから10分ぐらいしてから、手を顔の前で合わせてみた。すると座禅堂を見回ってた和尚さんがすぐさま引き返してきて私の後ろに来た。あまりの坊主のはや歩きに、「え?!もう来たん。」と思いました。右肩に和尚の持つ棒の気配がするので、首を左にちょいと曲げます。すると「バシッツ!」とたたいてくれます。しかしジーンとしびれるようなものではなく、ちょっとパチンとたたかれた感じでしょうか。でも、これでけっこう目が覚めるというか、少し背筋がぴんとします。私はけっこう好きだ。しかし何回もやるのも変だし。たとえば参加者がみんなこれをやりたがって、1分おきに個々がリクエストしたら、和尚はさぞ忙しくこの中を歩き回って、ビシバシやるので、なんかギャグにでもなりそうだ。。。などと、座禅の最中考えて笑えて来た。座禅で無の境地に浸るどころか、ああなると人間色々考えてしまうものである。
なんだかんだいって、30分は過ぎた。私は結局最後にもう一度バシっのリクエストをした。終わってから足がしびれてて、逆に座禅を解くのが大変だった。足の感覚がまるでなく、このまま戻らないんじゃいか。。。?と思うくらいであった。しかし少し少し伸ばし伸ばしつつ、足を広げてなんとか靴を履けるようになる。
参加の記念品はバッチだった。悟りの入り口って書いてる。受けるなぁ、これ。また機会があればいってみたい。しかし日曜の朝9時って早いよなぁ。ちなみに体験は2月は毎週日曜日に行われます。
http://pp.gnavi.co.jp/hirosaki/

真冬の同窓会

2007-02-04 19:58:00 | のほほん日記
土曜日、弘前劇場のお芝居みてきました。
地元の劇団の公演を見るのは、サザンカンフォート以外では初めててです。
でも弘前劇場の名前は何度か耳にしてました。
入場料が安くないしので(3000-4000円)、予約するのもけっこう思い切りがいったのですよ。
ま、今回は給料がはいったばかりだし、いっかな?と思いました。
場所はサザカンでも以前よく通ったスタジオ・デネガです。
久々のデネガですが、やっぱりここは居心地がいい。生のお芝居のステージはどこか、これから物語が始まるよー、っていう期待感が大道具にも観客席にもあふれてるような気がして好きです。
題名は「真冬の同窓会」。
同窓会を気に10年ぶりに再開する同級生と、ホテルの人たちの物語なんですが。。。
面白かったです!
うまい!出てる俳優さんたちアマチュアですが、期待以上だった。
つがる弁で演劇っていうのが、肩が凝らなくていいですね。英語でせりふを言う人もいたし。
ストーリーは単調なんだけど、ギャグがところどころあって、コメディですね。だけど、ちゃんと悲劇な部分も含んでいて、最後の展開には驚きました。なんか三谷幸喜を思いこさせる感じでしょうか。
一番意外だったのが、俳優さんって若い方が中心と思ったら、そんなことなくって、中年や高齢の方まで幅が広いことだ。だから面白い。なんだか普通の日常の一コマを見てる気が、お芝居じゃない気がしてきちゃったりする。そして、この脚本・演出をしてる人が現役の高校教師なんだそうだ。
っていうことで、また弘前劇場の公演みてみたいなぁ。
プログ:http://www.hirogeki.co.jp/

通訳デビュー

2007-02-03 23:29:00 | のほほん日記
先日、ダニエルと会社のあるつがる市の隣にある五所川原市にある病院に、社員の名簿を渡すのとあいさつ回りにいった。
伺ったのは、この地域では一番の大きい市立の総合病院S病院と私立の総合病院M病院のふたつ。
万が一会社の社員やその家族が病院にかかりたいとき、対応してくれて請求書を会社宛にまとめて請求してくれるようにお願いしてるのだ。以前何度かダニエルが話を通してるので、今回は私の紹介と名簿の改正版を渡しに行った。S病院は大病院なので、事務の担当の人もすごく事務的でみんな忙しそうである。「たぶんここの方々は私達にあまり来てほしくないみたいです」というとおり、書類を渡して挨拶すると「あ、そうですか。」という事務的な対応。ま、公務員ってこんなもんだよね。
次にM病院へいった。こっちはS病院ほど大きくはないが、建物は立派だし個人病院ならではの落ち着いた雰囲気があって、事務や受付の方々もすごく優しい雰囲気。「こっちは友達ですからいつも来たらおしゃべりして長くなるんです。ここの委員長は文学にも精通しててすごくインテリジェンスです。」とダニエルが言う。彼曰く「友達」らしい。「永井荷風を読むのを勧められました」だそうだ。
なるほど、始めに事務長が私達の対応をしてくれた。名簿を渡し私の紹介をしたら、長テーブルをすすめられ、腰掛けると机の上にあるエコノミスト(英語版)をダニエルがすばやく目配せして「ほらね・・・」などといってる。しばらくして事務長がコーヒーかと思いきや、ローズヒップ&ハイビスカスティーを運んできた。意外だ。「女性がくるときはいつもこちらなんです」と微笑む。それから20分ぐらい世間話をしたら委員長先生が登場した。委員長先生はすぐにまた戻らねばならないらしく、グットタイミングと思ってたダニエルは「我々も約束があるので。。。」とうまく退出することができた。それがないと世間話で1時間ぐらいいることもあるらしく、奥さんにあらかじめ話をしておいて、30分ぐらいしたら電話をかけてもらい、うまく抜け出したりしてるそうだ。
「ま、できればうちらの仕事がないほうがいいですよね」「そうですね、、できればお世話にならないほうが、いいですよね」などとその時は笑いながら会話してたのだが、なんと次の日病人が出た。
怪我とか大病ではなく、目の病気らしい。その人は私が初めて三沢に行った時一緒の車に乗ったブライアンさんだった。目が3日前から赤くなってるらしく、電話が来たときとにかく一度事務所に来てもらうことにした。
間近でみると片目がが真っ赤である。とっても痛々しい。これは眼科に行くべきである。たぶん何かに感染したんだ。。。と彼も言う。とりあえずS病院に眼科があるので電話してみてもらえるか相談をした。まさか昨日の今日で早速ご厄介になるとは思わなかった。話しやすいM病院のほうがいいのだが、残念ながら眼科はないのだ。電話したS病院もちょっとビックリしてて、直接眼科担当の看護師と相談して、見てもらう時間を決めてもらった。「病院の先生って英語できるのかなぁ・・・?」(ちなみにブライアンさんは日本語は全く話せない)と期待したら、「誰か通訳の方来ていただけるんですよね?!!」と看護婦の差し迫ったような声が。。。思わず「私行きますから。」などと即答したが、はて、、、通訳できるのかな?と思った。たしかにNY生まれのブライアンさんの英語は聞きやすい。でも病気に関する英語なんて何一つ知らないぞ。。。大丈夫かなぁと不安になった。
ダニエルには「お願いします(ニコっ)」と微笑まれる。実はこの日3時からダニエルの剣道の先生と、事務所でダニエルの妻が焼いたチーズケーキをみんなで食べるお茶会を企画してたのだ。しかし、病院の先生は3時を指定してきたので、、、ああ、お茶会出れないやと思いました。でもしょうがない。これも仕事だし、なによりやりがいはあるよな、とブライアンさんとS病院へ。
S病院では受付のみんなが珍しそうにうちらをみてくる。ま、わかるけど。診察券を作るのも一苦労した。さて、予定より20分遅れて眼科にたどり着くと他に患者はいなかった。午後のこの時間帯だからかな?
待ってましたとばかりに看護師さんたちが、中で待ち構えていた。まずは問診票の記入であるが、ブライアンさんは日本語が読めないので、看護師さんからの質問が。
「いつからその症状が始まったのか?」「何かぶつけたり、シャンプーが目に入ったとか、身に覚えがあるか?」「動物は飼ってるか?」「今他の医者にかかってるか?」(←これ訳するの難しかった)「薬に対するアレルギーはあるか?」などなど、ヒヤヒヤしながら、なんとか終えると、次は視力検査。
近眼と老眼の検査。彼は46歳である。ちゃんと老眼鏡も持参してた。
そのあと眼圧検査。「チェック アイプレッシャー」などと直訳したが果たしてこれであってたのか?
「空気が少し機械から出てくるからビックリしないでくださいよー!」とあくまでもマイペースな看護師さん。私も必死で「エア カムフロム マシーン ドン ビー サプライズ」などという。通じたのか、噴出すブライアンさん。それが終わるといよいよお医者様だ。なんだか意外なくらい若いお医者さんで、痛みはいつから?とか目やにはある?などと聞いてくるが、今度は『目やに』という単語がわからない。もー電子辞書で無理やりだして、ブライアンに見せる。彼はすぐに理解し、「あー、いや、目やにはないよ」という。お医者さんはすぐに目薬出しますからね、というので、「病名は何でしょう?」と聞くと「強膜炎です。結膜炎の一種です。」だと。とりあえず病名は知らせたほうがいいと思うので、辞書で調べて見せてあげた。すると、「それって何?」という。その単語に見覚えがないのか、、、ひえー、こういう場合なんて説明すればいいのか、「目の炎症よ」といいたいのだが、いかんせん炎症などという英単語が出てこない。もう適当に「目の膜に熱があるのよ」みたいなことをいっておいた。そして先生から薬の説明があって、また彼から「アンチバイオロチック?」と質問が。は、、、アンチ?バイオ?ナンじゃそりゃ、、と初めて聞く英単語に「ええ、たぶん。。。」と答えると、「キミ、アンチバイオロティックって知ってる?」と聞かれたので、正直に知らないと答えて、スペルを教えてもらい辞書で引くと『抗生物質』でした。なるほどなぁ。先生に聞くと2種類の目薬のうち一つは、たしかに抗生物質らしい。
これで何とか診察が終わった。私達は看護師さんの案内で、病院内の薬局に処方箋を出しに行き、無事薬を受けとれた。なんとか、終わった。とりあえず、たいした重い病気でもないし、通院する必要もないし、あー、よかった。
ブライアンさんからは「薬はいつまでやればいいの?」と聞かれたので、「あなたの眼の具合がよくなるまでか、薬がなくなるまで」と答えた。「普通何滴するものか?」などという質問までされた。1滴か2滴。多いほどいい。。。などと答えてしまったが、これって個人差だよなぁ。
とにかく私の初通訳は終わった。通訳として役になったどうかは微妙だ。でも医学用語の勉強いには少なくともなったし、初めての相手がブライアンさんでよかったなぁと思う。彼も納得してくれたみたいだし。新しく作ってもらった診察券を渡し、次からはこれだけですぐに見てもらえると教えた。
事務所に戻るとすでにお茶会は終了してあったが2切れチーズケーキが余っており、ダニエルに勧められた。私がいない間に、事務所にダニエルの子供達が保育園で作った節分の鬼の面を見せにきて、それが風で飛ばされるという事件があったらしい。子供のために飛ばされたお面をとりにいったダニエルは雪に覆われた田んぼの用水路に落ちてしまい、着替えた後だった。事務所に付いたとき、よれよれのTシャツとパジャマのようなのびきったズボンで登場したのだが、私は病院での仕事が終わった安堵感で彼の外見の変化にまったく気にも留めてなかった。だから、チーズケーキを食べながら今度はダニエルにどんなに、その用水路に落ちた事件がすごかったか、聞かされる羽目になったのである。

寒中見舞いカード

2007-02-02 10:42:00 | のほほん日記
Eカードを送るのが楽しい。
HP上で手軽に作成できるゆえに、簡単だし、デザインもけっこうよろしい。もともと見るのも好きなんだけど、いろんなカードを眺めてるとついつい誰かに送りたくなるのさ。
私の手紙好き(筆まめよ)の精神がぐらぐらと動かされるのさ。
ということで、寒中見舞いを出してみた。季節柄節分ものもあり、ゲームカードというものもあった。これが面白くてねぇ。
ここでちょっとご紹介しましょう。

①コタツネコ・・・猫好きな私のハートにヒットした作品。なんかくさい言い方ですが、かわいくて、なんだかほっとする作品。コタツでまったり、ホント冬の特権だ。
http://greeting.rakuten.co.jp/ocard/?type=flashcategory=VTPxxxocardid=SFUxxxYO0014FL
②おこた・・・おなじくコタツシリーズ。私の部屋にもコタツがあります。前にアメリカ人の友達にメールの中でコタツのことを説明するときがあったけど、なかなか説明しずらいのよねぇ。辞書引いたら四角い木の机に敷物を引いてあるヒーターで、そこに家族が集い一家団欒する場所である。。。みたいなことが書いてあった。古い辞書だからかな。今コタツない家もありますよね。うちは今と私の部屋に2つあります。コタツがないと生きていけない!
http://greeting.rakuten.co.jp/ocard/?type=flashcategory=VTPxxxocardid=SFUxxxYA0016FL
③豆まきまき・・・ゲームカード
これは面白い。鬼に取り付かれたお母さんを救うのだ。お父さんが情けない。
http://greeting.rakuten.co.jp/ocard/?type=flashcategory=BSExxxocardid=VGMxxxHR0066FL

ちなみに今回楽天グリーティングでした。