BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

岩木山の夕暮れ

2020-05-29 16:08:56 | 青森・津軽

昨日のリンゴ畑に沈む夕暮れです。

夏が近い。

いったん家に帰ってから再び書類を作るために夜の7時頃出社。

夏至前なので日が長くこんな時間でも明るいのがうれしい。

ちょうど日が沈む時間でした。

いつもならご飯の支度に忙しい時間。

ずっと夕陽なんて見てなったので、なんだかうれしくなり車を止めた。

少しずつ沈んでいく夕陽をしばし眺める。

じゅじゅっと音がしそうにずぶずぶ沈んでいく太陽。

おやすみなさい。

今日も一生懸命生きたよね。

なんて声をかけたくなるくらい美しかった。

そのあとのマジックアワーの空色も素晴らしかったが、

催促の電話があったので急いで会社に走った。

帰る頃も闇に浮かぶ岩木山のシルエットがまたかっこよかった。

 


珈琲いしむら

2020-05-28 16:00:08 | ぐるめハント青森

GW明けに仕事で五所川原へ行く用事があったので、

久しぶりに鶴田町でランチをしてみた。

鶴田にはお気に入りのカフェmobileがあるんだけど、

今回は前から気になってた自家焙煎珈琲のいしむらにお邪魔してみた。

ゆったりとした店内にジャズっぽい音楽が流れる空間。

適度に間が空いた感覚のテーブルに飾られた絵の数々。

カウンターと入り口付近のテーブルにはすでにお客さんがいたので、

私は奧の空間にあるテーブルで一人で過ごした。

おー、なんか仕事の休憩で寄るにはもったいないプライベート感。

ここでコーヒー片手にゆっくり読書したいな。

ランチの昔味のスパゲッティ(ナポリタン)と、いしむらブレンドコーヒーを頼んだ。

セットメニューがあればいいのだが、どちらも単品で頼んだけど値段は田舎だからかリーズナブル。

ナポリタンは普通においしかったけど、珈琲はさすが深いコクと苦みがあってよかった。

やっぱり自分で煎れる珈琲よりもおいしいですね。

静かで混んでなかったのでゆったりとした時間が過ごせました。

お休みの日とかはどうなんだろうな。

 

 

 


リンゴの木のそばで

2020-05-27 14:01:45 | 青森・津軽

リンゴの木の分かれ道。

右左どちらに行こうかなぁ。

5月は私の一番好きな季節。

GW明け初夏の津軽は林檎の花が一斉に咲きだして、

今年も通勤の朝夕にお花見ドライブを楽しませてくれました。

こちらは数年前から気になっていた通勤経路にあるリンゴの木。

いつも丁寧にリンゴの形に刈込がされていて、

見るたびほっこりしてしまう。

両脇のリンゴの花も一斉に咲いていて、

真っ白な花々の中を進むとき、

いつも赤毛のアンのあのシーンが思い出されます。

「歓喜の白路 the White Way of Delight」(村岡花子訳)。

私なら「喜びの白い道」かな。

アンがマシューの馬車で初めてグリーンゲイブルズを訪れるときに通った、

満開の白いリンゴの並木道。

あの本を読んでからは普段当たり前に毎年目にしていた林檎の花々が、

急にかわいらしく感じるようになった。

うん、私は日本のPEI(プリンス・エドワード島)に住んでいると思うことにする。

一口にリンゴの花といっても赤味のあるものや、

アンが見たような真っ白なものまで品種によって様々。

どうやら白い花は主力の「ふじ」みたい。

どれもかわいらしくツンと上を向いて咲いています。

私の住む町はこの「ふじ」が生まれた町。

だからふじの「原木」が存在してるのです。

今度見に行こうと思っています。

その原木からできたリンゴジュースもわずかながら(1本の木からしか取れないため)売られているので、そのうち機会があれば買って飲んでみたい。

町では今「#ふじ80」りんごフォトコンテストというのが開催されています。

一年近く応募期間があって、私もインスタにハッシュタグをつけて応募してみた。

どんな作品が選ばれるかも楽しみですね。

 


ミトン

2020-05-26 14:40:00 | 読書感想文

こちらもGWに夢中で読んだ本。

小川糸さんの「ミトン」です。

バルト三国の一つラトビアをモデルとしたルップマイゼ共和国の物語。

ゆったりとした自然と共に生きる素朴でやさしい人々の生活。

お転婆でミトンを編むのが苦手な女の子が、

やがて結婚し愛する夫のために一生懸命ミトンを編む姿に切なくなります。

ミトン一つ一つにその人のその時の思いが詰まっていて、どれ一つとして同じミトンはない。

素晴らしいストーリーでした。

一人の女性のつつましやかな一生が書かれていますが、何か大河ドラマのような感覚に思えます。

本の表装もとてもステキで、実際ラトビアで使われている模様が描かれています。

巻末にはイラストレーターさんによるラトビアの紹介(ミトンの模様の解説まで)もあります。

いつかラトビアへ行ってみたくなりましたね。

 


ラーメン ふる里屋

2020-05-25 15:10:50 | ぐるめハント青森

岩木山の遊歩道を歩いた帰り、お昼ご飯を食べに寄りました。

実はコース一日目は旦那さんが一緒に歩きました。

穴が開いた靴で歩いた彼(歩き始めて気が付いた)は、おそらく疲れてヘロヘロだったのでしょう。

何を食べたい?と聞くと即ラーメン!!と。

え?小麦(麺)かよ、歩いたカロリーが台無しじゃん!!

と思いつつ、ふもとに降りて弘前市岩木地区にある以前から気になってこのお店へ。

どうやら味噌ラーメンが人気ということで二人で頼みましたが。

むむ、濃厚なスープにネギがまた食欲そそります。

食べて二人ともこれはうまい!と絶賛。

いや、運動した後だからか、寒くもないのに濃い味噌味が染みます。

ピリ辛だったりゴマやニンニクの味がしたので、すごく丁寧に作られたラーメンだろうと思いました。

いつもこの店の前を通る食べに車が必ず止まっているわけですね。

こちらはシソ巻おにぎり。

旦那さんがライスの代わりに頼んだおにぎりです。

珍しく赤しそで巻かれている。

シソは津軽ではよく食べる(シソ巻とかシソジュースとか)食材なのですが、

おにぎりに巻かれて売っているのはなかなかないのでうれしいです。

しかも味もさっぱりしててこってりラーメンにあうし、これはおすすめです。

カロリー云々言ってましたが、きっちり全部(おにぎりも半分)食べてしまいました。

〇ラーメンふる里屋 弘前市一町田字浅井471-3


桜並木と山の出で湯をめぐるみち

2020-05-22 15:06:01 | 青森・津軽

GW明けから2週続けて、岩木山にある桜並木の遊歩道を歩いてきました。

こちらは環境庁が定める東北自然歩道の一つになっているらしいです。

春になると毎年外に出て歩きたくなる私。

冬の間に肥えるので運動しなきゃ。。。と焦る気持ちと、

すがすがしい初夏の気候が「もったいないから外に出なさい」と言っているかのよう。

いつもならウォーキングのイベントや集まりに参加するのですが・・・

今年はコロナのせいで何もかもが中止なので、

それならいっそ一人で密を避けて歩くしかないなぁと( ^ω^)・・・

百沢神社を過ぎてしばらく走ると、突如右側に出現する「並木の道」。

地図を見たところ全長9kmほどあるみたいです。

これを全部一度に歩くのは大変!(しかも登り坂)なので、数回に分けることにしました。

車を適当な駐車場(岩木山観光協会)に置いて、一番下から歩くことに。

延々と続く登り坂ですが、この時期はまだ上のほうで山桜が咲いていました。

やっぱり花があると歩くのも楽しいです。

上り坂は辛いけれど他に歩く人もいなくて、1日目はのんびり1時間かけて岩木山総合運動公園の先にある「ゆとりの駐車場」まで歩きました。

そこからまた車まで戻るので往復4.5kmは歩けたかな?

すっかりヘロヘロになりましたが、ゆだんの湯に日帰り入浴してすっきり。

2日目は次の週に、1日目の終わりの場所から再スタート。

この日も歩く人は全くいなくて、密を気にせずのんびり歩きました。

やたらと自転車はいました。

今はウォーキングよりも自転車のほうが流行りなんですかね。

途中山菜取りらしき人などは出くわしましたが!!

あれ、茂みの奥から人が来るとお互いにびっくりしますね。

途中、夏になるとトウモロコシ畑でにぎわう岩木山高原を横目に、

この時期は当たり前だけど何も植えていなくて広々しています。

桜もほぼ終わってましたが、新緑の緑がとても気持ちがよい。

この遊歩道は上り坂にあるせいか、

東屋やベンチなどがすごく頻繁に置いてあって、

休みたくなったらすぐに休めるのが素晴らしい。

新緑の緑を見ながら飲む麦茶はうまいのです。

柵や案内板など雪でやられたのか老朽化が目立ちましたが、

一人で歩く分には問題ないです。

緑や小さなスミレなどの花々に癒されながら、

2日目のゴールは嶽温泉の入り口にある「お山の駅」。

ここには足湯が併設されているんですが、

コロナの影響で閉鎖されていました。

2日目はここで折り返しまた「ゆとりの駐車場」まで戻りました。

1日目に比べると距離数はやや少ないと思います。

この先にあるスポーツセンターやゆだん温泉付近も地図のコースに入っています。

これは次の回に歩くことにしました。

またこの続きを歩いたらUPします!

 


SIP HOK THAI cafe

2020-05-20 15:42:39 | ぐるめハント青森

わーい、私の地元・板柳町に新しくタイ料理カフェがオープンしました!!

名前は「スイップ・ホック タイランドカフェ」。

豚さんのかわいいロゴマークが目印の小さなカフェです。

インスタで知って、早速連休明けの仕事のお昼休みに行ってきました。

タイ料理って大好きなんですが、青森県ではなかなか食べる場所ないですよね。

そんな中、よくぞこの場所でって思います。

板柳の人みんなそう思っているんじゃないのかな?

オープンしてくれるだけで感謝しかないですよ。

しかもメニューに最近お気に入りのガパオライスがあります。

もう、最初に食べるのは絶対これにしようと思ってました。

タイの伝統的な模様のお皿に盛られたガパオライスは香草の風味もばっちり。

てんこ盛りでとってもおいしかった。

今回はタイコーヒーとのセットにしました。

タイのコーヒーってあまりなじみがないのですが、

飲みやすくて普通においしかったです。

ドリンクメニューが充実していて、テイクアウトで買えるみたい。

濃厚マグマチョコレートミルクが人気そうですが、

ほうじ茶を使ったラテもちょい気になるところです。

テイクアウトでも買ってみたいね。

週替わりでタイカレーのメニューもあるようで、

ランチ難民なのでそっちもいずれ来て食べるつもり。

 

 


こどもの日2020

2020-05-18 14:56:03 | 育児日記

 

今年のこどもの日も端午の節句の「かぶと」飾りました。

真っ赤な六文銭ですわよー。

飾るのは一年に一度のこの時期だけ―。

コロナでバタバタしてて余裕ありませんでしたが、

二人ともスクスク大きくなっていることに感謝せねばなりませんね!

この先コロナとも共存しなくてはいけないので、

いずれ家族みんなが罹患するとは思いますが、

ただの風邪?程度で済んでくれればいいなぁと願います。

すばるが写真中でコロナよ来るなー、と念力を送っています。

この日も暑い日だったので半そで半ズボンにお揃いコーデ♪

我が家の和室と色のコントラストばっちりで年賀状に使いたくなるわー。

久々弘前市の「ル・ブルジョン」でケーキを買いました。

GWだし、大きなこいのぼりケーキはないけれど、これくらいはいいでしょう。

苺タルトはたいちゃん、私はレモンクリームタルトを選んだ。

アップルパイは夫へのお土産です。

レモンクリームは爽やかで初夏の味。

めっちゃおいしかったです。

 

 


八十八夜に清明甘露白茶

2020-05-15 14:37:48 | お茶

二十四節気の八十八夜。

今年は5/1でしたね。

GW中も気温が上昇し青森でも25度近くになる日もあって、

家にいてもすごーく喉が渇きました。

いつもは身体を温めるようなお茶ばかり飲んでいたのですが、

とにかく体を潤すさっぱりしたものが飲みたーい。

麦茶もまだ買っていないし、去年頂いた緑茶も飲み切った。

さてどうしよう・・・と思って、そうだ白茶を飲めばいいんだ!って気がついた。

前にいただいた陳年白茶もあったけれど、

2年前に青森市のコノハト茶葉店から購入した「清明甘露白茶」を開けてみた。

もったいなくて飲んでなくて2年も待たせてしまった。

袋を開けるといい匂い。

摘んだまんまの茶の葉っぱが付いた茎ごとのものが出てくる。

うわー、ナニコレ、面白い。

って煎れる前からテンション高くなった。

ぬるめでじっくり煎れた一煎目はとにかく甘くて体に染み渡る。

おいしぃです~。

水を含み茶葉はどんどんみずみずしい緑色になり膨らみ。

少し温度を上げてじっくり煎れた二煎目もさわやかでとてもおいしい。

ああ白茶がうまい季節になった。

と、冬からいきなり夏にでもなったかのような感覚。

清明の名のごとく、5月の青森の気候にぴったりのお茶でした。

実際の清明は4月上旬(ちょうど花見のころ)ですが、

北国だと1ケ月ぐらいずれるので同じくらいかなぁと。

南ではもう新茶摘みが行われて、市場に出回りましたね。

 


猫を棄てる

2020-05-14 13:35:21 | 読書感想文

こちらはGW中に本屋で見かけて衝動買いしてしまったものです。

なにより素朴な表紙の絵に惹かれてしまった!

村上春樹の新作「猫を棄てる」。

タイトルも衝撃的!!

猫好きには見過ごせないよね。

そもそも村上春樹も猫がいないと生活できないほど猫好きだったはず。

なのになぜ?とますます気になってしまった。

村上春樹の長編小説を読むのは勇気がいるのだが、

短編とエッセイや紀行文が大好きな私にとって、

この本の手軽さは迷わずレジへ直行させられた。

中身は村上さんのお父様について書かれたエッセイです。

数々の村上氏のエッセイを読みましたが、

親について書かれたのは初めてではないかしら?

なだけにすごく興味津々。

もうすでにお父様は亡くなられていて、

村上さんもどう出だしを切り出してよいのか悩まれたそうです。

長い間絶縁状態にあったわけですから、

それをあえて文字にするのですからそりゃそうだろうと思います。

親子というのは非常にデリケートな間柄ですから、まぁわかります。

猫を棄てるというのはお父様との間の思い出の一コマだったんですね。

それにしてもお祖父さんについても書かれていますが、

僧侶だったなんてめっちゃ驚きでした。

お父様が行かれた戦争のことなどわかりにくい場面もありますが、

やはり全体を通して、特に出だしからも非常に読みやすい。

相変わらず耳に心地よい音楽のような文章です。

これだから村上春樹は好きなんだって、思う本でありました。

すごく懐かしい雰囲気がする刺し絵がまた魅力的です。

台湾のイラストレーターさんのようでありますが、

日本の昔の家屋や見たこともない昔の海辺の風景など素敵です。