BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

Sakura Maturi

2006-04-30 12:54:00 | のほほん日記
春です!春といえばサクラにお花見。NYで日本庭園で有名なブルックリン植物園へ行ってまいりました。今週末、ここの植物園の最大行事・恒例の桜祭りが開催されてるからです。
お昼ぐらいに植物園前に着くと長蛇の列が。。。入り口には大きな旗で「Sakura Maturi」の文字が。
久々のブルックリン植物園だけど、去年の夏にチリ・ペッパー祭りというのがあってそれ以来です。
浴衣を着た外人のカップルなどがたくさん居ます。この植物園は桜並木で有名でメイン会場に着くと、満開の大降りの桜がたくさん咲いてました。みんなその下でブランケットを広げてのんびりしてます。でも、とにかくすごい人でした。
ステージでは太鼓のショーに日本・沖縄舞踊のショー、そしてサムライ(宮本武蔵と小次郎)のショーでした。どれもものすごく受けてます。日本ってマイナーな国だと思ってたのですが、ちゃんと日本の文化も受け入れられてすごく人気があるのを見るとうれしい。
園内ではたくさんの種類の桜が見れました。それだけではなく、藤に木蓮にライラック、チューリップと満開です。天気もよくてよかった。その中を時々着物を着た外人をいっぱい見ました。面白いのがコスプレも多いということ。日本の文化ってサムライの次がコスプレかよって。ニンジャもいました。
昼はお花見弁当というものを買いました。ところてんのような透明なヌードルに焼き鳥と餃子が入ってて、それを芝生の上で寝転んで食べました。フカフカの芝生、、、ああこの時期がやってきた。うれしいな。
ここは盆栽のコレクションも有名です。何気なくどこの家にもある盆栽。気にも留めなかったけど、世界に名だたる有名なアートなんだね。

ビザの落とし穴

2006-04-27 14:14:00 | のほほん日記
昨日たまたま学校に友達に会いに行った時、あった知り合いに私が5月のGWに妹の結婚式のため3日間だけ帰国すること。そしてアメリカにビザが切れる3日前に再入国することを伝えると、「それは危険だ」といわれました。
私は今の学校を5月末までお金を払ってるので例えビザがきれた後もI-20維持で合法的に滞在できるので、問題はないと思ってたのです。しかもビザが切れる前の再入国だし、、、、ところがビザの残存期間が少ないといくら有効なI-20を保持しててもだめだということが急遽わかり非常にあせりました。
学校の先生と相談し、ビザを一時更新することを勧められたのですが、、私がNYへ戻ってもあと2,3ヶ月居るだけなのであまり意味がない気がする。むしろビザ延長のためにまた面接の予約を入れ、東京ー実家を往復するのは非常にお金がかかることである。だから次に入国する時はビザなしの観光ビザとして入国しようということになった。学校は私のI-20を帰国前にきり、次に観光ビザで入国した後はパートタイム(ビザなしの学生はフルタイムでは授業を受けられない)で授業を受けることを認めてくれた。
しかし日本へ3日間だけ帰国しててその前が学生ビザで、なんですぐにNYへ観光ビザで入ってくるのか?と怪しまれないか。しかも私の学生ビザが切れる3日前の入国なので観光ビザと二重ビザでたぶん目を付けられるだろうと、エージェントさんも言っていた。ただの観光ビザでも90日ギリギリのスティで何でそんなに長くいるんだ?と移民官にしつこくたたかれた友人を私は何人か知ってる。だから私が怪しまれるリスクは今回かなり高いのだ。もう絶望的な気分になるがこれしかない!
そして観光ビザで次に入国する時には帰りの航空券を所持してなければならないので、急遽今日買いにいった。90日スティだと8月3日まで。アパートの家賃のキリのいいところで7月31日のチケットを買った。877$日本円で10万くらいだ。これでなんとか表向きは観光で入国できる手はずが整った。あとはしらを切って観光だといいはるしかない。でも怖い。移民局はほんとに怖い。私は何も悪いことはしてなくとも、怪しまれるのじゃないか、やましいことがあるようで怖い。なんだか綱渡りのような気分。もし学生ビザとのことを追求されたり色々言われたらどうしよう。。。色々言い訳は考えてるのだが、とりあえず観光で通し、前回の学生ビザは英語を勉強するためのもの、学校はもう卒業して今度は純粋に観光したいのとのこと、友達に会いたい、そして自分の荷物があるから引取りに来た、、、など色々な理由を旅行会社のひとや友達が教えてくれた。
実は昨日ルスランのお別れ会だった。ルスランはずーと同じクラスで勉強してて、やっかいなところもあったが、一緒にスージーの家でのパーティにいったり、カウントダウンへいったり、いろんな思い出がある。ジウンとゆう子とめずらしくマサノリもきた。マサノリもかなりうちらのクラスで長く一緒になったクラスメイトでかなり面白い。彼とジウンのギャグの掛け合いはいつもクラスを笑いの渦に巻き込む。というわけで私の家でルスランを囲むパーティが開かれた。帰りしな地下鉄の改札口でルスランと最後のハグをした。とっても寂しい。一緒にパソコンの中の写真を眺めてると切なくなった。色んな思い出があったよなぁと、帰るのはルスランなのに自分まで帰るような気分になり、、、私は絶対写真は帰る前は眺めないでおこうと思うのでした。しかしパーティの初めの部分で私はその昼にわかったビザ問題で頭がいっぱいで気分が乗らずずいぶんルスランに心配をかけさせた。というか迷惑をかけた。それが今は悔いである

ピアノジャズ

2006-04-23 14:40:00 | のほほん日記
今日はバイトだったのですが、
うちの店は金・土とピアノのジャズ演奏があるのです。
お店に夜のJAZZの時間を聞きに来たお客さまがいて、
その人とばったり休憩中にスタバで遭遇しました。
向こうが私の前に買ったお客さんで、
私が横でオーダーしてると「GO WASABI」(うちの店の名前さ)と言ってきた。
??
私は彼の顔を覚えてなかったので?だったのだが、
向こうはさっき店に来たことを話した。
それからその人と窓際の止まり木で色々話したが、なかなか面白かった。
その人はマンダリンホテルで働いていて、
日本にも2度仕事で行ったことがあって日本が好きらしい。
日本橋にマンダリンホテルができたこと初めて知ったよ。
来月も池坊(生花)をやってる母を連れて日本へ行くらしい。
そんな彼の母はアルゼンチン人で、
ブラジル・アルゼンチンで生花を教える先生だとか。
彼は副業の仕事のウェブサイトを持ってて、
PCでそれを見せてくれたが、キレイな日本の写真がいっぱいあった。
京都や横浜や鎌倉に東京。。。
おお、これぞジャパンっていうような外人向けガイドブックに載ってそうな写真だった。
それを見ると日本が恋しくなる。
日本の風景ってすばらしいよね。
↓のサイトでその写真が見れるよ。
http://www.theartofproduction.com/fotos.html

でも結局その人は夜のジャズを聞きに店には来なかった。
今日は一日ずーと雨でまるで冬に逆戻りしたかのような寒さだ。
だからデリバリーが多かったのだが、やはり寒さと天気は客足に直接関係するものか。
でもピアノはよかった。日本人のピアニストさんでこの間も来てた人だ。ちょっと話をしたら当分うちの店で週末演奏するらしい。私はこの人の演奏が好きで、先週はオペラ座の怪人をジャズピアノで聞いて仕事中だというのに、しびれまくった。そのときその曲がオペラ座の怪人だと思い出せずにしびれまくったまま、会計の女の子に「この曲なんだっけ?!!」と聞きまくったものだ。
今日はビートルズなんかをジャズでやってくれてよかったなぁ。

しかしこの寒さ明日も続くらしい。せっかく咲いた桜の花びらも花冷えで引っ込んじゃうよ。

EarthDay

2006-04-22 14:36:00 | のほほん日記
今日は久々に髪を切りに行きました
ずーと4ヶ月ぐらい行ってなかったもので、伸び放題ですね。
昨日バイト中に見てたジャピオンで安めのとこから電話して、金曜日の午後って込んでるのですかね。始めに電話したチェーン店の3件は(そこはカット代が35$と安い)みんないっぱいで断られました。4件目、イーストビレッジのお店はOKがでて、早速昼に予約をお願いしました。店は広くて日本人とアメリカ人一緒に働いてる店でした。St.マークスのすぐ側でわかりやすくてすぐに見つけられました。カットは1時間ちょいで終わったのですが、長さを変えずに軽めにそろえてもらい、出来上がりはなんだか印象がちょいと変わった気がする。でも久々に気に入りました。前回まで行ってたミットタウンのお店はイマイチだったのですよね、、、だから今回は気にいってよかったな。

その後グリニッジビレッジに歩いてランチを食べに行きました。久々のダウンタウンの景色、建物が低くて昔ながらの石畳にジグザグ道が交差してたり、くねくねした迷路のような店があったりと、歴史っぽいのを感じさせてくれるこのエリアは大好きです。お昼を食べてお腹が膨れて思わずあくびしながら歩いてると、すれ違いさまに通り過ぎた人が、私の口を抑えるようにタッチしてきた。「ん?今なんか触れたような?!」と後ろを振り向くと、ベレー帽を被った黒人の雰囲気のあるおじさんが、歩きながらこちらを見てにやりと笑っていた。きっと私のあくびがあまりにも大きいから口を閉じるために触れたのかもしれない。どっちにしても私もそのおじさんにニヤっと笑い、「Have a good day」の意味をこめて手を上げた。まったく知らないもの同士なのに、こういう心のふれあいがある。だからNYって大好きだ。ってなぜかハッピーになる。

今日は風が冷たいのでユニオンスクウェアの「バーンズ&ノーブル」のカフェに行きました。ここのカフェは広くて、本を読もうがインターネットをしようが、自由にリラックスできるからすごく好きな場所です。お茶の飲める図書館みたい。もちろん回りの人もリラックスしてるから店の中を流れる空気が心地よいのさ。もうこの手のカフェがあるNYって最高。私にとって、気軽に外で本が読めるカフェがなかったらなんと退屈なことか。。。図書館もいいが、お茶とか持ち込めないからつまらないよね。買ったバナナプディングにアールグレイでめちゃくちゃリラックス。うーん、これぞNYっぽい休日だ。はは、明日からバイト3連続、がんばらねば。
夕方漫画を買うためにグラセンで降りてミッドタウンを歩いてたら、「Earth Day」という催し物をやってた。(アメリカの暦では22日がそうです)ヒーリング系のミュージックを特設ステージでやってたり、色んな自然派商品(化粧品や食べ物)のブースがいっぱい出ててお祭りみたい。これって地球のことについて考える日なのかな?環境問題とか。ほんとに、アメリカ、いえNYに来てびっくりしたのが、その汚さ。大都市なのに、リサイクル率はゼロ。瓶も紙もペットボトルも食べ物もすべてが同じゴミ箱に入れられ、過剰包装は当たり前。。。ひどいと思った。だからこんなとこで地球について。。。みたいにやってるのがなんかおかしい気もしたが、こんな場所だからこそ必要なのかもしれない。もっともっとアピールしたほうがいいのじゃない。だいたい不法勤労者の町だから、みんな自分の国だと思ってないのかも。だから平気で汚す。NYはみんなに利用されてる街なのです。それはちょっと悲しいような、でもすべての人に機会を与える場所でもあるし、この汚さ、猥雑さ、喧騒がNYらしいといえばそうなのよね。ピカピカのNYも十分怖い。



Astoria Life

2006-04-21 14:49:00 | のほほん日記
アメリカに居るから当たり前だが、日本語をほとんど話してない。今日みたいにバイトがある日はなおさら。
まず朝起きてバイト先に向かうためにバスに乗る。うちのアパートの前にあるQ18のバスは30Aveの店の前に止まるから非常に便利だ。そのバス停の前に私がよくしてもらってるクリーニング屋さんがあって、ここの韓国人のおばちゃんとすごく仲が最近よい。
3月に母が遊びに来たときには、紹介したらえらく喜んでくれて、旅に出るときは気をつけるようにアドバイスしてくれるし。旅から帰れば無事に戻ってきてよかったと喜んでくれる。まるでお母さんのように暖かい。実は先日服にできたシミの相談を彼女に持ちかけ、結局しみは完全に取れずに残ってしまった。それは彼女のせいではないのに、彼女はひどくすまなそうに残念がってくれて、私はそれだけでもううれしかった。今日はいおまけにほっぺにキスまでくれて「よい一日を!」と言ってくれた。イースター休みなのか、ここ2,3日お店にはだんなさんのアメリカ人がいて彼は私が日本人だと知ると「ありがとうございました!」って日本語を片言だけ言う。そこがかわいらしい。

さて、シフトは夕方まで30Ave店、夜からDitmas店である。普通一日で店を移動して働くことはないのだけど今人手不足でこうなってしまった。30Aveは韓国人ばっかりが働いてる。そしてキッチンはメキシカン。当然英語でしか話は通じない。
そして店の前にベンダー(屋台)が出てるのだが、うちの店はこのベンダーさんにトイレを貸してる。彼は一日に何度かトイレを借りるために来るのだが、よく顔を合わせてるので自然に目が合うと笑ってしまう。これって昔マックで働いた影響かなぁ。で、今日30Ave店からDitmas店に移動するとき、店の前でそのベンダーのおじさんが話しかけてきたので少し会話したら、「食べたいかい?」とお店の商品であるBBQを出してきた。ギリシャ料理だよっていう。ええ?!これってギリシャ料理だったの。おじさんギリシャ人かぁ。さすがアストリアだ。アストリアはギリシャ人の町なのである。だけど、屋台までギリシャ料理だとは知らなかった。故障とスパイスが肉に染み込んでてすっぱいような甘いような、、、とにかくおいしいのだ!初めて食べたギリシャ料理。何の肉?ってきいたら、豚肉だよって教えてくれた。ギリシャはシーフードのイメージがあるんだけど、おじさんに聞いたらNO!だってさ。そうなんだ、、、へぇぇ。。。
さて、Ditmas店はバイトは日本人のみである。いつもなら仲間と日本語で会話できるのに、今日はいつも会計をしてる女の子が韓国人なんだけど、人手不足でウェイトレスをやることに。しかも初めてなので全部めんどくさいことを英語で教えてなければならない。これって大変。。。だから2つの店で日本人、韓国人って分けて配置してるのかな?新人教育を英語で支持するのって、、ちょっと難しい。この私の少ないボギャブラリーでどうにかなるものかいな、、、っと思ってたら彼女はよくやってくれた。
先日私がレナート時代に先生だったジョエルがうちの店にやってきた。私は全然気がつかず彼から話しかけられて気がついた。あまりにびっくりして目が飛び出るほど驚いて『ええ?!なんでここにいいるの?』ってな反応してしまった。でもうれしい。何しろ彼は私の中でレナート1の先生だったからだ。今でも彼のクラスが恋しくなるほどいい先生だった。何しろ見た目がかっこいいのだ。彼は雑種・・・って自分で言うくらい祖父母4人がフランス・ドイツ・ロシア・イスラエル人なのだ。だから4つの国の混血でいかにも多国籍な不思議な顔立ちをしてる。久々に見るとこんなに老けてたっけ・・・(失礼な)って思ったけど、相変わらずセクシーでハンサムだ。これで40手前なんだから驚きだ。歳をとっても色気があるのっていいよねぇ。話したいことは山ほどあったのだが、何しろあるバイト中なので店のカードと裏に私の携帯電話の番号を渡しておいた。いつか彼から電話が来ることを、また店で会えることを望む。実はジョエルと競うぐらい私の大好きだった先生ジェームズ(通称ジム)もアストリアに住んでて、ジョエルに会った時ジムの話題になり、ジムにも会いたいなぁ。ジョエルは会ってる?と聞くと、毎日会ってるさ。って言う。私はてっきりジョエルはブロンクス大学の教師に戻ったと思ってたので、大学の夏休みの間だけレナートで教えてたと思ってたので、彼が今でも午後だけレナートで教えてると聞いて驚いた。彼のクラスなら生徒も満足だろう。。。ということで、いつかジムとジョエルと会えるのを心待ちにしてるのだ(私から連絡先は知らないのだ)。これもここでバイトしてるおかげかなぁと思えば、少々ムカつくことがあっても許せるのである。

ボスとサシデ飲む

2006-04-20 14:00:00 | のほほん日記
今日は妹の結婚式に着ていくフォーマル服を探しに行きました。まず始めにアッパーイーストの洋服屋→ブルーミングデールズ→5番街→Macy’s→SOHOと周りました。歩いた歩いた。もう疲れてくたくたです。
実は前にJCREWのスカート買ったのだけど、これじゃカジュアルすぎるかなぁ?と思い、実際韓国人の友達にカジュアルしぎるといわれたのですよね。これは韓国じゃ着ていけないわ、、、っていわれて、、、そうかぁ、韓国はもっと硬そうだもんなーと思いつつ、母に聞いたらその柄はまずいのじゃない?と言われてしまい、、、でも父は身内だけだからいつもどうりのお前でいいんだよって言うし、俺はいつもドウリのカッコ(たぶんスーツ)で行くぞって言う。父はそう言うが、たぶんうちの母は許さないだろう。世間体を気にする人だから。私も家族だけの式だからあんまりコチコチのドレスじゃなくていいかなぁと思ってあのスカート買ったのだけど、ちょいと不安になりそれっぽいワンピースでも買おうかな?とこの間から店をまわってフォーマル系の服を見てるのです。
ところがどっこい、なかなか見つからないのです。というのもなんかカジュアル系とフォーマル系が似てて、フォーマルだと思いっきりドレス、、、まるで赤ジュータンの上のハリウッドスターみたい。こっちはパーティ文化の国だからわかるけど、値段もそれに見合うので、、、いやぁ、買えません。でもって背中ならまだいいのに胸が思いっきり開いてるのだよね。ほとんどが肩出すタイプのドレス。これって胸が小さい私にはかなりきつい。あれって胸があってこそ、アメリカ人ならではの体系だからこそ様になるのであって、、、どうも私が着ると貧弱だ。おまけにサイズがない。。。私のサイズはXSもしくは1か2のサイズだけど、めったにこのサイズってないのだよねぇ、、、明らかにぶかぶかたるんでるような気がして店員に大きすぎない?ってきくと、「私は好きよ」って妙な答えを言われる。そうじゃなくって正直に言いえよ、、、もう。ってなわけで散々ここ2日ぐらいかけて探してるのだけどいっこうに見つからない。良いのはあったのだよ。すごくかわいいのや素敵な服はたーくさんある。ただサイズが合わないのと、値段が合わずこんなに難しいとは思わなかった。
結局JCREWで前に買ったスカート見せてそれに合わせたような色のジャケットがちょうど新作で入ってきてて、それをトップスとして着ることで決まっちゃった。フォーマルって言うよりスーツっぽい感じ。かわいらしいというよりは姉さんっぽい感じだな。
ところで買い物中にうちの店の社長から電話があった。突然だが夕飯を一緒に食いにいこうと言うのである。ええ?!って戸惑ったが社長の申し出断れるはずもなく、夕方会った。その前にマネージャーに相談したら最近忙しかったから社長が従業員を一人ひとりねぎらってるのよ、、、だって。。。でも社長と二人で飯食べるなんてデートじゃんねぇ。夕方コリアンタウンで社長に会って私のお気に入りの店「チェダンゴル」へ行った。いやだなぁと思いつつ、飯がただで食えると思うとついつい受け入れてしまう私。われながら本当に昔から食べ物に、、、そして無料に弱いのが私だ。ロマンのかけらもそこにはない。社長とは飯を食いながら色々話した。いやだとはいったが、社長はけしていやな奴ではない。下ナタばかりのいやらしい日本の親父とは違って、とても紳士的だと私は思う。たしかに店ではワンマン経営でよくないなぁと思うことはあっても、それがこっちのやり方かもしれないし、社長はうちの店だけでなく、すし工場や他にもたくさんの店を経営してるからいわゆる成功者なのかなぁ?まぁ、参考になる話もある。
私もまぁボランティアのような気持ちで社長の話に付き合った。そして2件目はうちの近所のアイリッシュパブ。店の従業員のアイリッシュなまりがものすごかったのだけど、さすが20うん年住んでるだけあって社長はよくわかってた。そういえば社長の英語はとてもきれいだ。アメリカ人がする発音のようなきれいさ(それっぽく聞こえるような)とは違うが汚いアクセントがまるでないのだ。だから日本人の私のもアメリカ人にもわかりやすい。その社長の今までの経歴や日本に行った時に体験した時のことなど聞いてあげた。私は正直もう疲れてて(体と精神が)、早く帰りたかったのだが、そんなに退屈な話でもなかったので聞いていた。社長と話すと正直韓国人と話してるという感じがしない。アメリカ人と話してるような感じ。社長には韓国人っぽさみたいなものがなくってすごくフレシキブル。やっぱこっち生活が長いとそうなるのかな。
帰りも気を使ってくれてやっぱり社長も悪い人ではないなぁと思った。今度は韓国流しゃぶしゃぶ&刺身を食べに連れて行ってくれると言ったが、私はもしや気に入られてるのかしらん・・・とにかくもう疲れたな。おやすみ!

HAPPY EASTER

2006-04-19 14:07:00 | のほほん日記
ハッピーイースターであります。前から見たいと思ってたイースターパレードにジウンといってきました。場所は5番街の57-49thまでの間。パレードと言っても春のコスチュームに装いを包んだ人々がたくさんいたり、ほとんど彼らの写真撮影会のような感じになってます。自由参加なのでまるでハロウィーンと同じですね。あと、道の脇でダンスをしてるグループやパフォーマンスがいたり、まぁ歩行者天国の祭りみたいな雰囲気です。
まずジウンとロックフェラーセンターに行き、正面の垣根がひよこやウサギに刈り込まれるのを見て楽しみました。
次に5番街へ。もうたくさんの人であふれかえり、みんな春のかわいらしいパステルカラーの衣装に身を包んでます。ポイントは帽子でイースターのシンボルである卵やウサギ、ひよこをうまく取り入れたものや、キレイな花々がおおいですね。とにかく思いつかないようなすばらしい作品をいっぱい見れて写真取りまくりです。もうすばらしいコスチュームの人の前ではみんな撮影会のように写真を取り巻くってておかしい。でも写真を一緒にとってもいいか?と聞くとどの人もスマイルで「ハッピーイースター」と叫びます。つい私も「ハッピーイースター」!!ジウンにでも私達ってイースターの意味知らないのよね。。。って。そうなの、キリストの復活した日なのは知ってるけれど、なぜウサギ、なぜ卵にひよこ。とにかくキリスト教の最大の大祭りらしい。バスケットに入れた色とりどりのキレイなイースターエッグはとてもかわいらしい。
この日セントラルパークではイースターエッグ狩が行われてました。パレードを見てからセントラルパークへ行ったのですが、サクラやマグノリアが満開でした。ものすごくキレイ。NYではお花見できないっていいますが、そんなことはないですよ。私のルームメイトは今日ルーズベルト島へサクラの花見に出かけました。ブルックリン植物園もソメイヨシノの名所ですし、でもセントラルパークはほんとにキレイ。北国の花は一気に咲くからまさに百花繚乱ですね。もう天気はいいし、たくさんの人で公園はあふれてました。ベンチに座る人、散歩を楽しむ人、芝生に寝転ぶ人を見て幸せになる。ああ、また私もここで昼寝ができる。春よ、万歳。ジウンと公園内を散歩してベンチで色々おしゃべりした。実はキーウェストから帰ってきて、次の日の夕方久々ジウンとリサと一緒にお茶をしたのだがその時おしゃべりしてて楽しくて、結局夕ご飯を一緒に食べに行き、それでも話足らずジャクソンハイツの飲み屋にまでなだれ込んだ。朝の4時まで夕方4時に会ったので12時間おしゃべりしまくったということである。うーん、おしゃべりって女の特権だわ。。。でも彼女と話すのはほんとに面白いのだよねぇ。リサと3人でクラスメイトの話で盛り上がり、地下鉄の中であまりに笑いすぎて止まらなくなり、終いに筋肉痛を起こしそうになるほど笑い転げ、リサにあんまり笑うからなんか前に座ってた他人まで笑ってたよ、、、って聞いた。
そんな訳で今日もセントラルパークで少しおしゃべりしたあとお好み焼きが食べたくなったのでイーストビレッジの「おたふく」で焼きそばとお好み焼きのセットを買いまた喋り捲った。あんまりしゃべったのでちょっと疲れてしまい、チーズケーキでも食べようとお気に入りのエイリーンへいったら休みだった。というか今日はイースター。アメリカのお店はほとんど休みだったよなぁ。忘れてました。ああ、チーズケーキ食べれなくて残念。でも素敵な休日でした

キーウェストでの休日

2006-04-17 11:56:00 | のほほん日記
キーウェストについて2日目。シュノーケリングツアーに参加しました。始めはホテルの人にいいツアーがあるか聞いたのですが、今週は風が強いから辞めとけ、、、とすげなく言われました。でもせっかく南の島に着たのに、キレイなお魚も見ないなんて寂しい、、、と思い、街にあるツアーショップの定員に聞くと風が強いけど出向するという。ツアーは3時間で2つのリーフを周るツアー。船の中でシュノーケルのやり方についての説明がある。しかし船の音と英語が聞き取れないせいもあってさーっぱりわからなかった。こんなんで大丈夫?って思った。
出発して30分で第1の目的地に着いた。船から専用のはしごで海に出る。よく飛行機の中で説明するあの首からすっぽり被るタイプの救命具を体につける。空気が入ってるのでこれで浮くのだ。あとはフィンとシュノーケルで海に出る。なるほど、風がものすごく強いので波が荒く泳ぐのが大変だ。波が荒いせいでちょっと透明度が悪い。でも足の下に広がるリーフは見える。泳いでるたくさんの魚達もよく見える。今でもこんなだからきっと風が凪いだ日はかなり透明度が高いのだろうと思うとちょっとおしい。波が荒いので流されないように泳ぐにはかなり体力が居る。海の底の魚も必死に泳いでるのが見えておかしい。しかし30分も泳ぐとなんだか気持ちが悪くなってきた。疲れたのか波に酔ってしまったのか。船に戻って休むことにした。ちょうど船も次のリーフに向かうために参加者に召集の合図をしだした。
しかし次のリーフに向かうまでの間に気持ち悪さがどんどんエスカレートして、つい飲んだコーラが悪かったのか、酔ってしまった。もう乗り物酔いは久々。。。しかし忘れてた船には弱かったんだ、私。船は揺れる揺れる。私の胃ももうマックス気持ち悪くて、結局トイレでもどしちまった。。。あーあ、これじゃシュノーケルどころではない。やっぱりホテルの親父の言葉を聞くべきだったのかしらと後悔。しかし今更始まらないので、次のリーフでもとりあえず海には出た。根性。。。だなぁ。でもやっぱ10分ほどでやめちゃった。波が更に荒くなった気がしたのと、もうそんな気分じゃなくなったのだ。船の上では横になってた。帰りの船ではただただ早く着けー、助けてくれーって思ってた。港が見えた時はほっとしたなぁ。やっぱり人間は陸から離れちゃいけないのかなと思ったり。でもダイビング免許取るのが私の次の目標だったのに、こんなんじゃ無理かもしんない。。。と考えてしまった。なんにせよ、荒波の日は海に出るべからず。
陸地に上がりしばらく休むとあの気持ち悪さはすぐに消えた。残るのは疲れのみである。私は近くにあるオーデュボンハウスへ向かった。オーデュボンは「アメリカの鳥」という本を書いた有名な鳥類学者で彼はこのキーウェストで一時調査のために住んでたときがあって、その家が残ってる。実は彼は学者であると同時にすばらしい画家である。私は彼の鳥の絵をNYの美術館で見たのだが一目で気に入った。植物も花もとりもすばらしいディティールである。その彼の原画がここでたくさん展示されてるのだ。オーデュボンの家は元船長だった人の家ですごく素敵な家だ。船長が暗礁で乗り上げた船を救出した時の戦利品のすばらしい家具がたくさんあって惚れ惚れする。私はここのベランダに置かれてるノッキング・チェアがすごーく気にいった。ここでゆらゆら揺られながら庭の植物を見て風に吹かれるのはとても気持ちがいい。シュノーケルの疲れも抜けていくようだ。しばらくそこでのんびりした。階段に張り巡らされたオーデュボンの絵もすばらしい。ヘラサギやツバメなどフロリダの水鳥がいっぱいだ。
受付のおじさんがこれからどうすんの?と聞いてきたので、、、うーんビーチにでも行くかな(昼寝したい)、、、州立公園の、、、と答えたらそれはいい考えだ!!と賛成してくれた。実は島の西側に州立公園があって有料のビーチがある。島の南側にもビーチはあるのだが、有料のほうが設備も整ってるし手入れされてるだけあって美しいと聞いてたので行ってみた。
ややや、ほんとにキレイな真っ白な珊瑚の白砂ビーチ。海がグリーンと奥の薄いブルーに分かれててとてもきれい。なるほど、これは泳ぎたくなるなぁと、、、ほんとはのんヒびり昼寝でもしようかなぁと思ってたのだがひとまず一泳ぎすることに。ただ裸足では無理だ。水の中は足元が削れた珊瑚がゴロゴロしてて素足ではとても痛い。だからサンダルそのままでのんびり水をかく。もっぱら犬掻きか平泳ぎか背泳ぎの私だがとっても気持ちいい。波もそんなに荒くなく、水も気持ちよく、なによりいいお天気だ。一泳ぎして砂浜にホテルから持ってきたタオルを敷き日傘で日陰を作り寝転ぶ。ああ、気持ちがいい。そのまんま2時間ぐらいゴロゴロ(ほとんど寝てたけど)して帰りました。この日はいいお天気なので夕焼けがくっきり見えました。私は一度ホテルに戻り風呂に入ってから夕飯を食べに出たのですがキレイな海に沈もうとする夕日を見ることができました。たぶん今日のマロニー広場は混んでることでしょう。
そうそう、繁華街デュアルストリートという場所があってここはキーウェストの買い物の中心地。おしゃれなショップやギャラリーがたくさんあります。ここにヘミングウェイがよく通ったといわれるバーがあるのですが、ここのTシャツがすごくかっこいいので両親の土産と自分用に買いました。渋いヘミングウェイが素敵。バーもとっても素敵な雰囲気で夜でも昼までさえたくさんの客がお酒飲んでます。
次の日はまた天気がすばらしかった。お昼にレンタカーを返し飛行機でキーウェストからフォートローダデールへ向かったのですが、20人乗りのプロペラ機。あまりの小ささにびっくり。キーウェストの空港も小さくてたとえジャンボだろうが滑走路を歩いて飛行機に乗り込むのです。でもさすがにうちらの飛行機の小ささは驚きました。ま、マダガスカルと同じじゃん。。。って。プロペラは揺れるのでこわいんだけど、すばらしい湿原の風景が楽しめました。カード詐欺に合うなど災難もありましたがフロリダ旅行もとっても楽しかった。今は久々にNYに帰ってほっとしてます。久々に学校でクラスメイトに会ってどんなにうれしかったことか。みんなにはめちゃ焼けてるねぇと言われてます。

憧れのセブンマイル・ブリッジ

2006-04-16 15:34:00 | のほほん日記
フロリダ半島の南の端、そのずっと先のカリブの海に浮かぶたくさんの島をつなぐUS国道1号線は海の上を走る絶景の地として有名な道路だ。ユタのモニュメントバレーの中を抜ける道路(フィレストガンプが走った)といい勝負かもしれない。US1は大小様々な島が海に浮かんでるのだが、そのすべてをつなぎ最南端の島キーウェストを目指して道路をひたすら南下する。
朝9時にエバーグレーズを出発。エバーグレーズとUS1を挟んで東側にあるビスケーンナショナルパークもついでに見ようと思ったのだが、なぜかたどり着けずおまけにUS1に戻れなくなってしまった。道を歩いてるおっちゃんに道を聞いたら即効「アイム・エスパニョール!」と言われてしまった。つまり英語はできませんよというのだ。それでめげるわけにはいかない、この田舎道で都合のいい人間など探してられるか!おっちゃんに身振りで「US1はどこダーーー?」と尋ねる。おっちゃんはこれまた理解不明なスペイン語で説明してくれた。もちろんわからないが、「あの道?あの道を右に曲がればいいのね?」と英語で確認する。言葉が通じないととても簡単な会話でさえこうなのよねぇ、、、ほんとにスペイン語習いたいわ。マイアミでもそうだったけど、バスの運転手の怖いおばちゃんに「あんた何語ができるの?スペイン語できる?」と聞かれ「オンリー・イングリッシュ」と言ったら,「はー・・・」とため息つかれた。いや、まぁ、全然通じない英語だけどさ、それにしても次がもっとびっくり「フランス語できない?」と来た。わたしゃすかさず、「インポッシブル」と言ってやった。ほんとありえない。。。そんなこんなでフロリダに来てNY以上にスペイン語の威力を感じる。アメリカに居るのに外国みたい!と感じさせるものがここにはあるかも。
話は戻り、この日の天気は空がどんより重く立ち込めるような雨空。前の晩まるで嵐のような雷雲がこの地を襲い、朝方の土砂降りにどうしようかと思った。それでも雲の隙間から太陽の光が所々に見えるので、希望を持って走る。国道一号線の右にはどこまでも続く湿原の海が見える。そして雨が降ったり降らなかったり、ついにフロリダの端キーラーゴまでやってきた。ここからマラトンを抜けてキーウェスドで、たくさんの島々を渡る海の上の道路の始まりだ。途中コーラルリーフ州立公園やダイビングショップの看板が増えだした。アメリカで唯一さんご礁が広がる海がここにはあるのだ。キーラーゴでは強い雨に降られこの先も雨だったらどうしようと気をもんでたのだが、不思議なことにそれからしばらくして突然雨雲が忽然と姿を消した。バックミラーにはどす黒い雨雲が立ち込めてるのに、ある一定の境界がそこにあるかのように突然空の色が変わったのだ。何だろう、真っ青な空とは違う。もっとうすい、うすーい水色なのだ。水色と白の中間のような色をしてる。そしてその空の向こうに続くのはまるで今までの雨などどこにもなかったかのような乾いた道路に一面に青々とした椰子の樹、そしてある丘を降りたらもう道路の周りは四方海になった。エメラルドグーリーンと空のような透明な水色の海だ。空もそうだが、海の色もどこか私が今まで見たことのない様な色をしてる。これがカリブの色なのか。
心地よい風が流れ、ほんとにさっきの雨が信じられない。ウキウキしながらセブンマイルブリッジを目指す。キーウェストはメキシコ湾海流と貿易風の流れによって、夏はマイアミよりも涼しく、冬は暖かい、そしてハリケーンが来ない限りは晴天が続くというようなかなり恵まれた土地だ。その土地の影響なのか。風や海の流れが変わる渡航も違うのか。朝から付きまとってた雨雲がぴたりとキーラーゴの街を抜けると消えた。国道1号線は様々な島を橋でつなぎながら海の上を走る。もう視界の両端が海しかないのである。
走ること1時間、マラトンの町を通過するといよいよセブンマイルブリッジが見え出した。その名の通り7マイルもの距離を誇るアメリカ最大の橋である。それがこの海の上に延々と続いてる様子は圧巻である。とにかく景色は海しかない。周りは海しかない。まさに海に突如続く一本道。橋の最初の部分で昇りがあり、そこから一気に海へと伸びる道が見渡せる。これはなんとも言えない。実は私はテレビでセブンマイル・ブリッジを見たことがある。NOAか何かのCMで使われていた気がするし。宇多田ヒカルの「Colors」という歌のCMでも見たような気がする。真っ青なこの海の中に続く道を車が走っていくだけのCMなのだがすごく印象深かった。果たしてあの場所はどこなのだろうと思ったのだが、それがアメリカのフロリダとは知ったのはつい最近である。ちなみにセブンマイルブリッジの脇には旧道が同じく走っておりこちらは使われてなく、世界一長い釣のピアとして開放されてるが、中心部分はさび付いてて閉鎖されてて、それをセブンマイルブリッジを走りながら横目で見ると、さび付き具合がたまらなくいい味を出していて愛しく感じるのである。橋は前後の島で車を止めて見れます。行きと帰りでまた様子が違います。ちなみに風が強かったです。
実はこのセブンマイルブリッジ、上から見たほうが感動的なのですがどうしても写真では取れません。それこそヘリとかに乗るしかない。この橋の絵葉書でも買えばよかったと今更ながらに思う私。。。
さて、端を越して目指すキーウェストまではもう30マイル。近い近い。あっという間でした。島の入り口に今夜の宿「DAYSINN」がすぐ見えたので、時間は早いけどチェックインしました。残念ながらインターネットは使えなかった。リゾート地だからか、それともキーウェスト自体。。。大変?そんなわけないか、この時代に。とにかく島の入り口側北東エリアはモーテルが多い。キーウェストは料金もモーテルがチェーンであろうがトップクラスです。私はチェックインした後そのままUS1の最後が島の中心にあるので走って見ました。あと5マイル、、3マイルと標識が出てきます。ついに0マイル!の標識が。
これも観光名所みたいに、みんなUS1・0マイルの標識の下で記念写真撮ってるのです。カナダから2000マイルも続いたUS1は最南端のキーウェストで終わるのであった。
その後ヘミングウェイの家に行きました。ここはヘミングウェイが住んでた家が残ってることで有名です。特に有名なのが彼が飼ってたたくさんの猫達。ヘミングウェイの猫といえば有名です。とくに足。6本指なんです。この不思議な猫達はヘミングウェイの時代の孫の孫に当る猫達で、今でもその家では我が物顔でたくさんの猫達が闊歩し、その足は独特の形をした6本指です。妙にでかくて変な形だなぁと思ったら、説明書を見て納得。ちなみにヘミングウェイの家の受付のおばちゃんはガイドブックに載ってるだけあって、どこか変わった雰囲気があります。女に見えたけど、写真では男か女か正体不明。声もしわがれてて迫力があったなぁ。けして愛想は良くなかったけど。面白いのが庭でした。もちろん目当ては有名な猫ちゃん達。かわいくってやはり人に慣れてるのも居ればうざいような顔をする猫も居て猫好きな私にはたまらない。猫のための水飲み場とか楽しいです。家の中にはあのパブロ・ピカソより送られた猫の置物が(本物は泥棒に壊された)複製で飾られてあって、みるとピカソだ!ってわかります。ほんとに面白い。
次にサザンモスト・ポイントへ行きました。アメリカ最南端の場所。そこにいいくと名物のボトル方の大きな彫刻の前で写真を撮る人々の列が見えます。その前では浅黒い親父がピニャ・コリャーダを売ってる.道路には椰子の葉っぱでかごや帽子を器用に作る人がいる。アーティストが演奏してる、ギャラリーがいっぱい。最果ての地キーウェストの賑わいといったら、それまでの穏やかな静かな海や湿原とは比べ物にもならないほど。
夕ご飯はキーウェストで一番古いといわれる「パパス」というお店でシーフードを頂きました。飲み物は名物キーライム(ジュース)!とってもさわやかでうまい!メインはシーフードでお魚料理パパス風、、、これはうまかった。高かったが30$出しても大満足だった。店の雰囲気も最高★
そしてキーウェストには夕暮れ名所があるのです。北西の端にマロニー広場という場所があり、ここは夕方になると祭化します。大道芸人たちが現れて夕日までの間時間をつぶすたくさんの観光客にショーを見せます。夕飯を食べて7時過ぎにここに行ったのですが、とにかくすごい人でした。私もみんなに混じり夕焼けを見てみようと思ったのですが、残念ながら夕日は雲に隠れてしまいまいた。あらら残念。そんなわけでキーウェストの一日目は終わるのでした。

マナティ・ツアー

2006-04-15 00:51:00 | のほほん日記
フロリダは水と森の州。オーランドの空港上空から見えたたくさんの湖や池、そして緑はとてもきれいでした。この燃えるような緑を見てると、緑がない世界はなんて悲しいのだろう(前回のアリゾナと比べて)って思います。
「小鹿物語」という話を知ってますか?昔アニメで日本で放送されてました。フラッグという名のバンビとアメリカの少年の悲しい結末のお話です。私はこの話が大好きでした。あの土地の舞台がこのフロリダです。どんなところか想像できたでしょうか?
フロリダは大西洋とメキシコ湾・カリブ海に突き出た半島で、周りを海で囲まれたせいで水が豊富です。川もたくさんあってここに野生の『ウェストインディアン・マナティー』が住んでるのです。マナティーは海牛類といって、海に住むジュゴンと親戚。三重の鳥羽水族館でしたっけ?この両種が二つ同時に見れる珍しい水族館が日本になります。もし三重に行く機会があったら、ぜひ訪れてほしい場所のひとつです。ジュゴンはちなみに日本にも生息していて、沖縄県の海で発見されます。一方マナティーは川にすむ動物。アフリカとアメリカに居ます。そのうちフロリダのマナティーはスピードボードのスクリューによる被害で一時期日本でも話題になりました。このマナティーが冬の間暖かい泉を求めて、フロリダの西海岸にあるホモッサ・スプリングとクリスタルリバーというところに集まってきます。この両場所では年中マナティーツアーを各ダイビングショップが行ってます。シーズン12-2月の真冬ですが、少しの希望を抱いて参加してみました。ぜひ野性のマナティー見てみたいですもん!
さて、J子とオーランドで別れた後私は空港でレンタカーを借りました。そこからクリスタルリバーまでは2-3時間。ターンパイクという有料道路で向かいます。途中にフロリダのオレンジのお店がたくさん出てきて、フレッシュオレンジジュースとオレンジをいくつか買いました。とっても甘くておいしい。オレンジというとカルフォルニアっていうイメージが日本ではあるのですが、フロリダも州のナンバープレートに用いられてるくらいですから有名なみたいです。
さて、宿は「ベストウェスタン・クリスタルリバー」。ここは私が予約してたダイビングショップに一番近いモーテルで、少しレベルが上のクラスのモーテルなのですが、さすが泊まり心地は抜群でした。マナティグッズを売る売店もあったりして。
次の日の朝5時におきてダイビングショップに向かいました。せっかくの素敵なホテルをギリギリまで使えないのが悲しい。けどマナティ・ツアーの集合が6時15分だったのです。さすがに眠―――い!まだ真っ暗です。ショップでチェックインを済ませ、ダイビングスーツとシュノーケルを借りて着込みます。参加者は30人ほど居ました。3つのグループに別れ、私のグループは家族のグループ2組と一緒でした。ガイドはクリスという中年の白人女性。7時ぐらいに出発。ショップはクリスタルリバーのキング・ベイという場所にあり、キングベイからクリスタルリバーへと繰り出します。真っ暗な空が徐々に明るくなってきました。しかしこの日のお天気はちょっと微妙。雲が多くて少し肌寒い。湾から運河のようにクリスタル・リバーがあちこちに入り組んでます。その中を船が進んでいく。運河の周りには船付きの家がたくさん並んでます。水はすごくきれいで澄んでます。クリスタル・リバーといわれるのも納得。と、行き止まりの運河の手前でマナティー2匹発見。どうやら親子みたいですが、身動き一つせず寝てるみたいです。基本的にツアーはマナティーの生活の邪魔をするようなことはしません。こういうときはそっとしておくのが普通で船もそのままと通りすぎました。
マナティーはとても大きい哺乳類で、近い動物はなんとゾウなのです。マナティーの顔、よく見るとゾウさんにそっくりです。彼らはベジタリアンで藻など食べて生活してます。性格はとってもおとなしくてあだ名は「Gentle Giant」(=紳士的な巨人)です。そしてけっこう好奇心がいっぱいの動物で、人間がダイビングしてると寄ってきたりもします。そういうときマナティーの顎の下のあたりをくすぐるように優しく触ると逃げないそうです。逆に手を上げたりおいでおいでのように腕を振ると、これマナティーを殴る行為とみなされて逃げられてしまうそうな。(以上ガイドさんの説明から)
そんな訳で次に運河をさまようことしばらくして、ガイドさんが移動中のマナティーを発見。親子連れで6人のグループ。船を止めてガイドさんが川に入り、マナティーにコンタクトを取ります。私達は船の上からマナティーを見てました。大きな体のマナティーが4体に小柄な子どもが2匹、みんな体を寄せ合うように泳いでいました。みんなキングベイのほうに向かって泳いでます。クリスが追いかけるとマナティー達が急に船のほうに戻って来ました。船のブイや階段や紐にへばりついて遊んでます。マジかで見るマナティーはすごーく大きくて、とてもかわいらしい。巨大でのんびりした印象なのに、泳いでる時はすいすいあの巨体を動かしてて優雅だ。しかし、マナティーはまたしばらくすると再びキングベイに向かって行ってしまった。もしこの場所でしばらく留まってくれたら一緒に泳ぐことができたのに、残念だ。
それからまた2時間ばかり運河やキングベイを回ってマナティーを探したのだが結局見つからなかった。マナティーと一緒に泳げるかと思ってたので、とても残念だ。しかし最後にガイドさんが泉が湧き出てる場所に連れて行ってくれた。それは運河の奥に5Mほどの隙間からたくさんの水があふれ出てる場所があって、そこを遡っていくと泉に着いた。とても水がきれいでシュノーケルで泉のそこまで覗くことができる。地面から泡や渦巻きのようなものが見え、そこから水が湧き出しているものと思う。ここで30分ぐらい私達はシュノーケルを楽しんだ。かわいいお魚もたくさんいて、蟹まで見つけてしまった。この泉はほんとにきれいで驚いた。その後再びマナティーを探しにキングベイに出たら最後の最後で2,3頭の群れを発見。これも船を止めてクリスが接触をしようと潜ったのだが、マナティー達は止まらずに行ってしまった。残念。しかし最後にまたマナティーに会えてよかった。やはり春のこの時期になるとなかなかたくさんのマナティーに会うのは難しいみたいだ。一緒に泳ぐのが(あわよくば触りたかったのだが)夢だったのだが、野生動物はやっぱり簡単にはいかないなぁと久々に実感しました。大学時代にこの手の経験は散々したのですけどね。。。
その後ショップに戻り解散だったのですが、クリスが水中ビデオカメラで写したマナティーや私達の泳ぎの映像をコピーしてDVDでくれました。素敵な旅の思い出ができたなぁ。DVDで見るマナティーは水中の姿がよく映っていて船の上から見るのとは全然違っててかわいらしいです。
その後オーランドに戻るまで3時間ほど時間があったので、クリスタルリバーから20分ほど南にあるホモッサスプリングス州立動物公園へ行った。ここではマナティーを放し飼いのような状態で飼ってるので、絶対見ることができる。ホモッサスプリングを一部横切って作られた動物園のような場所なのである。ここは入り口から動物が居る場所まで船で行くことができる。入場料さえ払えばツアーのように船にガイドが乗って色々説明してくれる。森の中の川を登っていきながら、フクロウやサギなど色々見れて面白い。
さて15分ほどで園内の入り口に船が着いた。ここではマナティーのほかにもカバやワニなど色々あるが、まずはマナティー。ずんぐりと大きな体をしたマナティーが橋のたもとなどでグーグー寝ている。寝ながら時々息つぎのため地上に鼻を突き出し、また潜る。カバみたい。。。奥にもマナティプールがあって、これはみなホモッサスプリングと繋がっててマナティーは自由に移動できるように見える。このプールで餌付けされてるマナティーがいる。なんとニンジンを食べてるのだ。マナティーってニンジン食べるのだ?!ってちょっとびっくり。器用にもぐもぐ噛み砕いてる。水中のマナティーを見れるようなものが作られていて泳ぐマナティーも見れた。のんびり、泳ぐマナティー気持ちよさそう。腹ばいになったり、、、プールの中をウロウロ。やっぱり野生とはちょっと動きが違う。この後ボランティアさんの教育プログラムがあって、マナティーはボランティアさんの合図で寄ってくるのだ。よくしつけられててこれまたびっくり。
マナティーを堪能した後はオーランドへ一路戻る。さよならマナティー。私はこの後、マイアミへと飛行機で飛びました

お世話になったダイビングショップのHP
http://www.birdsunderwater.com/

ベストウェスタンのHP
http://crystalriverresort.com/