AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

アイディアの形

2017-03-04 13:44:04 | 学問のススメの涙
昨日湘南台のスタバで、今年入学する若き慶応SFCの学生さんとお会いしました。
彼の課題は「温泉と農業とコミュニティをつなげて地方を豊かにする事」らしいです。
ファイルも拝見しましたが、「張子の虎」ではなかったです。
荒さはあるけど、ここまで高校三年でやってきている。同志社も受かったけど、慶応の方が幅ができると仰ってました。
ちょっと考えて欲しいことがあります。それは芸術系の高等教育です。



今の時代、芸術は工学を学ばないといけないし、工学は芸術を学ばないといけない。それがメディアデザインのカタチだと思っております。



話を蒸し返すわけではありませんが、佐野氏の一件で、格を下げてしまった多摩美大、その後にも卒業制作で選ばれた優秀賞が「いわさきちひろ」さんの作品とタッチ 構図も酷似していました。それでまたまた炎上してしまいました。
そして、私の後輩でもあり、東大の大学院で学ぶ彼のfacebookで知りましたのが、また同じような事があったみたいですね。
聞くと「塩田千春」先生の作品技法に似ているとのことです。
事実 似ています。数年前から気になっていたことは、高等教育の教えることが、現場で乖離していることです。また、学生さんも楽をしたい。だから課題の企業を与えても「足で稼ぐ」ことをしません。ネットでコピペです。でもそこいらは解りますから、さらなる質問をして追い込みます。
で「すいませんでした。ネットで調べただけです。」ここまで追い込まないと、ダメな学生はたかをくくります。そうしないと、「それでいいんだ!」となってしまうのです。こう盗用が多いと多摩美大の品位を疑わざるを得ません。表現は多様にあります。今の時代、昔はADC年鑑とかで探しましたが、今はpintrestでいかようにも探せます。
でもそれは新しいクリエーティブ表現を生むヒントです。ヒントと表現盗用では全く違います。ここいらを考えないと企業は多摩美の学生をはじきますよ。教える側の品位と知識で盗用を見抜くことです。でないと未来がなくなってしまいます。

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