AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と持続 AT&T の場合(4)

2015-07-26 17:50:44 | ブランディー質で割ったらブランデイング



(短い言葉のコミュニケーション法 『マイクロスタイル:短文のアート』(クリストファー・ジョンソン著 楓セビル/http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_38_03.pdf#search='%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD++%E6%A5%93%E3%82%BB%E3%83%93%E3%83%AB' より引用させて頂きました。)
マイクロスタイル・コミュニケーショ ンのノウハウを、本書は4つの章に分 けて解説している。ミーニング(意味)、 サウンド(音)、ストラクチャー(構成)、 そしてソーシャル・コンテクスト(社会的環境)の4分野だ。最初の“ミー ニング”では、意味の明快な言葉、正 し い 単 語 の 選 択 、複 雑 な 説 明 を 比 喩 を 使 っ て 短 縮 す る 方 法 な ど 、伝 え た いことの意味からマイクロスタイルを 繙ひもといている。“サウンド”では、できるだ けシンプルに、言葉にリズム感を持た せることを奨励し、そのために、詩歌を学ぶことを推奨している。さしずめ、 俳句や短歌は日本的マイクロスタイル・ コミュニケーションなのだろう。“ストラ ク チ ャ ー ”で は 、 伝 統 的 な 文 法 な ど に捉われず、ルールを破ることが提 案されている。例えば、アップル・コ ンピューターの「シンク・ディファレン ト 」( 人 と は 違 っ た 考 え 方 を し よ う ) と い う 名 コ ピ ー は 、文 法 に 従 え ば 「 シ ン ク・ デ ィ フ ァ レ ン ト リ ー 」 が 正 し い 。し か し 、 そ うし な い で「 シ ン ク ・ デ ィ フ ァ レ ント 」 にしたことで、言葉に直截的、男性的味愛を持たせている。人類の歴史の中で我が道を行く人生を送った偉人 たちを見せることで、コピー”think Different"を視覚 的に表現したのです。マイクロスタイル・コミュニケーショ ンを英語と日本語で比較した場合、その言葉から醸し出される言葉の空気感は、私感ですが日本語の方が深いと思います。最近ではCBS NYのラジオまでのリアルストリーミングで聞く事ができます。ラジオCMを比較しても、その言葉の表現も日本の方が深い。英語では夏は「SUMMER」でしかないが、著名な俳句にも夏の暑さが迸っております。




ミラノ博覧会で日本館が話題となり、その生活に根ざした日本の四季をテーマに日本食ブームが怒っているそうです。
「閑(のど)かさや 岩に染み入る 蝉の声」「夏草や 兵(つわもの)どもの 夢の跡」(松尾芭蕉)「着ながらに せんたくしたり 夏の雨」(小林一茶)米国でもマイクロスタイルのコミュニケーションの一環として、小学生に短歌 俳句を教えているそうです。「英語 英語」と揶揄されますが、日本語のマイクロスタイル・コミュニケーションは千年を超えて生きているのです。





山口素堂の「目には青梅 山ホトトギス 初鰹」も京都 祇園祭を「鱧祭り:と言う様に
「目には青梅 山ホトトギス 初の鱧」となるんでしょうね。

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