学び舎の表と裏 (2）

子どもの貧困「社会的損失４兆円」
貧困状態にある子どもに教育などの支援を行わなかった場合、個人の所得が減る一方で、国の財政負担が増えることから、経済や国の財政に与えるマイナスの影響＝「社会的損失」は、１５歳の子どもの場合、４兆円に上ることが日本財団の推計で初めて明らかになりました。



これは貧困状態にある子どもの割合が国の推計で６人に１人と増え続けるなか、子どもの貧困が社会全体に与える影響を明らかにしようと日本財団が行いました。対象は現在１５歳の子どものうち、生活保護世帯やひとり親家庭のおよそ１８万人で、現状のまま進学や就職をした場合と、学習支援などを行って高校や大学への進学率を貧困でない世帯と同じくらいにした場合とで、就職や所得がどのように変化するかを予測したのです。
バブル崩壊後失われた20年、、、。そしていつの間にか、正規雇用でない非正規雇用者数が50%に近い数字となっています。そして6人に一人が貧困の子供となっているのです。
ドメスティック バイオレンスの負のスパイラルは、暴力を受けた子供が親となり同じ暴力をふるうのです。何度も言いますように一番大切なことは「育」です。教育であり、食育であり、脳育です。以前 テレビで2つの小学校で朝食を写真に撮って、「いったいどういう食事を食べさせられているのか？1カ月記録した番組がありました。朝からケーキ、カップ麺、コンビニのおにぎりだけとか滅茶苦茶な朝食でした。消えたのは味噌汁に魚、御飯を炊かない親も多いという事です。