AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

CGMとVIRALの狭間(2)

2014-11-11 18:11:16 | CGMの感染力


母から突然告げられた「結婚」シーアちゃん、12歳。小学校が7年生まであるノルウェーでは、彼女はまだ小学生です。
そんな彼女が自身のブログで、2014年10月11日に結婚式を挙げると告白したことが発端となりました。その結婚は自分の意思ではなく、母親から突然言われたもの。こんなことがあっていいのでしょうか。相手は、37歳のおじさんだったということ。
彼の名はゲイル。




「いい人みたいだけど、ヒゲがおじさんっぽい」とシーアちゃんはブログにコメントしていました。シーアちゃんはブログに、子どもらしい「結婚に対する夢」を綴っていましたが、次第に不安も生じてきました。
結婚することによるリスクをお母さんや友達から聞いて気づいてしまったのです。結婚したら学校に行けなくなること。家族と一緒に住めないこと。
子どもを生まなければいけないこと。夫と大人な関係を持たなければいけないということ。獣医になるという夢をあきらめなければならないこと。どれも12歳のシーアちゃんのとっては辛いことでした。12歳児が親に強制されたという結婚について赤裸々に語られる様子に、市民からは猛烈抗議!! この結婚式を阻止すべく、警察や児童福祉局 に通報する人もいたそうです。さらにネット上で拡散し、各国のネットユーザーの耳にも入った!! 結果、多くの関心をひき、シアちゃんのブログは今、ノル ウェーで最も読まれるブログになっていったのです。





教会の結婚式には多くの抗議する市民たちで溢れました。
実は「児童婚撲滅キャンペーン」だったのです。
この12歳のシーアもオーデションで選ばれた女の子でした。全てが嘘だったんですね。
日本でこんな事をやったら問題になると思います。マスメディアだったらどうでしょうか?
日本でもテレビの「やらせ」番組で番組が中止ということが何件かありました。でもこのソーシャルメディアを利用した「嘘」はどんどんエスカレートしております。どこかで歯止めをかけないとダメかもしれません。視聴率=数百万ビュー ネチケットではもう守れません。何をやっても良いとは言えないのです。幾ら善意の活動としてもです。


http://www.plan-norge.no/english

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