AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と繁栄  Absolut Vodkaの場合(3)

2015-06-11 17:37:28 | ブランディー質で割ったらブランデイング



カンヌ2013デザイン部門受賞!ABSOLUT VODKA、「ユニークさとは、唯一であること。」
2013年カンヌ国際広告祭、デザイン部門のゴールドを受賞した作品です。

ウォッカでおなじみのABSOLUT VODKAが限定版パッケージデザインを制作したプロモーションでした。これまでにも限定版デザインを幾度も制作していた同社が、その極みとも言えるデザインを開発しました。その名も、“ABSOLUT UNIQUE”。ボトルデザインのデザインの拘りは、400万本全てに同じボトルはないというキャンペーンでした。商品の差別化をボトルに籠める。質の良さとボトルデザインの良さはアブソルートファンを魅了したのです。













多くのアーティストとコラボしてきたアブソルートウオッカですが、KRINKらしい平面的なヴィジュアルイメージじゃない、洗練されたボトル自体をデザインする今回のプロジェクトは、U.K.のファッション・カルチャー誌「EXIT MAGAZINE」が起草し、両者に提案する形で実現したようです。ドリッピングという破壊作為によって独自の美意識をクリエイトしてきたKRにとって、リミテッドエディション・ボトルを手掛けることはインクの魅力を新たなマーケティングに認知してもらえる絶好の機会といえ、ポストグラフィティのアート性を引き上げるロールモデルを示すこととなりそう。
意図しない偶発的な要素が強いドリッピングペイントはストリート発祥を色濃く連想させてくれるスキルだけに、ワイルドさと繊細さが兼ね備わったボトルへのカスタマイズは画期的な出来事だったと思います。



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