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ダニエル・ピンクは「課題に関する自律性は、<モチベーション3.0>の仕事に対するアプローチとして重要な側面の一つである、そして、それはテクノロジー企業だけにとどまらないと。」と言っております。
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ワシントンDCのジョージタウン大学病院では、看護師が自分の研究計画を自由に実施できるおかげで、病院のプログラムや方針が数多く変更されてきたそうです。
自律性を重んじる方策が重要なのは、単に働く人のモチベーションが上がり、新しい製品やサービスが生まれる可能性が高まるだけでなく、そこからイノベーションが生まれ、ときには制度改革につながる可能性がある、というところにあります。
しかし、フェデックス・デーなどの制度が、全ての職場で有効に働くわけではないようです。顧客対応や商品の発送、トラブル・シューティングなどのルーチンワークには適用しづらいことを、ピンクも認めています。
それでも、独創性や構想を練る能力が求められる分野では、こうした制度の導入はますます急を要する課題となっているようです。仕事における自律性は創造性を発揮するには欠かせない要素であり、(マネージャーとは対照的に)優れたリーダーなら、この点を骨の髄まで理解しているものだと、ピンクは言います。
この項の最後は、アメリカを代表する家具メーカーのハーマン・ミラーで、デザイン担当部門のディレクターを数十年にわたり努めた、ジョージ・ネルソンの言葉で締めくくられています。
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「自分の作ろうとするものは自分が決める」
これは、かつてジョージ・ネルソンが定めた、素晴らしいデザインを生み出すために必要な五つの信条の一つだそうですが、<モチベーション3.0>のスローガンとしても使えます。
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