AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と崩壊「Marlboro」の場合(2)

2015-04-16 02:04:38 | ブランディー質で割ったらブランデイング



1976年 CGの研究開発の現状を知る為にまずはSanDiego State University Californiaに籍を置きました。当時から西海岸は「健康重視」でしたから、タバコ禁煙運動は盛んでした。その後ユタ大学のあるソルトレイクシティはモルモン教の聖地でもあり、煙草 飲酒は基本的に禁止でした。州法によって随分違うものだと思いました。
大学キャンパスでも分煙化されていました。当時でもタバコは高かったです。
西海岸は健康志向 東海岸はそこまで煙草には厳しくなかったのです。
そして、マールボローカントリーも「禁煙キャンペーン」の餌食になったのです。









ヨーロッパ特にフランス パリのカフェは紫煙が似合う、シャンソンでもかかっていれば「至福の一服」でしょう。パリにはマールボロは似合いません。やはり「GITANE」 でしょうね。
9.11には運悪くNYにおりましたが、F1業界でも激震が走った日でした。テレビCMから消え、雑誌広告からも消え、残るは屋外の看板広告、特にフォミュラーワンなどのレーシングカーのスポンサーがロスマン同様 マールボロも多かったです。それは、「2006年のF1グランプリを最後に、全てのタバコメーカーはF1からスポンサー事業を撤退する」と発表された日でもありました。まさに「モータースポーツのブラックデー」と呼ばれた日でした。
ヨーロッパでのタバコ広告は、2006年までに一切のメディアで全面禁止される事になり、モータースポーツも含まれていました。F1の主役的な存在だったタバコ広告は、F1業界から撤退を余儀なくされたのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿