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コロナ共存の広告表現の近未来観

プレゼンの質(7)

2014-03-20 15:59:36 | プレ禅の道祖神



1986年1月28日、この日をアメリカは忘れないでしょう。911と同じように。スペース・シャトルチャレンジャー号が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が犠牲になった事故です。初の民間人宇宙飛行士となった小学校教諭クリスタ•マコーリフさんが宇宙へ旅立つということで、米国中の児童達もこの生中継を見ていたのです。この衝撃的な映像に子供達もショックだったでしょう。




世界中にこの痛ましい事故の衝撃は走りましたが、米国民が打ちひしがれた事故でもありました。ロナルド•レーガン大統領は、予定しておりました一般教書演説を取りやめ、代わりに追悼演説を行ったのです。アメリカ国民を代表する威厳を持って、「立場の違う死を悼む人たちの集団」に向けて演説したのです。このわずか4分の短い演説がアメリカ国民のみならず世界に向けてのアメリカの哀悼の心でした。
エイデン ミューラーはこう言っております。
「大惨事には往々にして名演説が生まれるものだ。絶望、不安、恐怖、怒り、そして生きることの意義と目的の喪失は、みなの心に暗い影を落とす。力強い勇気ずけの言葉がなければ、人は暗闇の中に一条の希望の光を見出すことが出来ないだろう。(ザ プレゼンテーション ナンシー•デユアルテ著 より抜粋)その16年後の2001年9月11日 アメリカは同時多発テロにより更なる悲劇を生み、イラク戦争と言う泥沼へ深く嵌っていったのです。。その時のブッシュ大統領の演説と比較頂ければ、プレゼンの質、大統領の質も自ずと判ってきます。



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