AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

生死のインフィニティ(4)

2017-02-19 13:33:57 | アイディアのIdentity
今夜、私の放送学科時代の友人でもあり、共に若い方々の指導をしてきた国重雅彦さんを「偲ぶ会」が開かれます。映画「はやぶさ」の監督をした映像ディレクター高橋洋人さんも、彼が育てた
映像人の一人です。
彼は何時も若い方々の目線で、対峙していました。だから卒業生の期を超えて愛された先生でもあり、多くの若い方々の相談にも応じていました。

人は家族にしても、友人にしても「何時も空気」の様にいるものだと思ってしまいます。
その存在が突然いなくなる事を考えてもいません。だから空気がなくなると、皆そのショックで
立ち上がれない方も多いでしょう。




ドイツのスーパーマーケットチェーン・Edekaの最も悲しいクリスマスコマーシャル
昨年のカンヌライオンでグランプリを受賞しています。
男性の子供たちはどうしているのかと言うと、今や立派な社会人に成長した彼らは、世界中を飛び回るビジネスマンであったり、日夜働く医者であったり、日々家事と子育てに追われる母親であったりと、それぞれが目が回るほど多忙で慌ただしい日常を送っています。
クリスマスに父親の元を訪れることがなくなったのは、忙しすぎる現代生活世界中そうなのでしょう。
そんな子供たちに突然“父親が亡くなった”との不幸の知らせが届きます。出張先から急遽帰国し、仕事を休み、子供たちは孫を連れて父親の家に集まります。
悲しみに包まれて、家に入った一同を迎えたのは、亡くなったはずの父親とクリスマスのごちそうでした。YouTube公開からわずか5日で2,200万回以上再生され、そのバイラルこ効果には驚きます。英国のJohn Lewisの表現は夢を与え、Edekaは今の家族の断絶社会を描いたと言えましょう。

今夜の国重雅彦さんの「偲ぶ会」に彼も天国からちょこっと覗いてくれればうれしいのですが、、、。

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