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コロナ共存の広告表現の近未来観

初音ミクからニクへ (4)

2012-03-08 02:12:13 | CGMの感染力



先日の「クローズアップ現代」の番宣をYouTubeにアップされていた。良い意味、NHKは民放よりも元気がある。特にEテレもBSも面白い。YouTubeで番宣させる。それを許す。数年前では考えられないことだが、番宣に出てくるディレクターもオタクっぽい。そのオタクっぽいところに親近感を感じる。突き詰めれば、プロはどの道でもオタクである。オタクでない仕事人など信用出来ない。然し乍ら、共有は出来なかったのが残念だ。

番組で紹介されていた日本で音声合成を研究していた山岸順一さんは、6年前その成果が評価されエジンバラ大学に招かれました。山岸さんが医療応用の対象としているのは、運動ニューロン疾患という進行性の難病、全身の筋肉が次第に衰えていく病気で、やがて声を発することが難しくなる。山岸さんは、病状が悪化する前に患者の声を収録し、コンピューターに文字を打ち込み、その人の声で話ができるようにする。この難病のマイケルさんも感動していた。日本の音声合成認識技術は、病気で声帯を失った人でも、自分の以前の声を録音したデータ、肉親の音声でも自分の声に近い音声を取り戻せるとのこと。喉頭がんや、難病で自分の声を失っていく患者さんにとって、音声合成認識技術の進化で、諦めていた肉声が戻ってきた感覚は嬉しいかぎりだろう。世界中に配信される初音ミクの「声の音」と3DCGコンサート、自分の肉声を取り戻せるこの日本の先端技術 ミクからニクへ。頼もしい進化だ。


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