AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

デジタルのバカ(5)

2018-05-01 11:33:26 | 世界標準の消費価値

 

「念シャープさん。経営陣がダメすぎる。」・・・シャープ、鴻海傘下 「もう疲れた」契約締結遅れ1カ月鴻海に振り回されている状態

 久しぶりの投稿だ。

忙しくなって来たのと、広告分野でのマーケティング再編と言うよりも、寧ろ覚醒感だろう。

各々のフィールドでデジタルが如何にコンシューマー達に好かれるか?嫌われるか?コモディティを追い求めて来た家電品メーカーは中国韓国から遠ざかりコストパフォーマンスの良いアジア製品を欧米は選びはじめている。既に「Made in Japan」神話は既に置き去りにされた。ガラパゴス携帯から自国だけで進化したくだらない進化は、既にコンシューマ達を置き去りにしている。

先日伺った教育向け機器の展示会でも、凡そがデジタルの範囲を飛び出せていない。展示者達は

誇らしげに教育ツールを開発したのだろうが、その先も見えていない。先月夜中に東電のトランスに雷が落ちて、過電流でiMac他全てぶっ飛んでしまった。プリンターもテレビもエアコンもぶっ飛んだのだ。

 

 

ここで学んだことが二つある。

1つはテレビは見ない事で、有効活用できる。今の垂れ流しの情報は既に時代遅れである。ネットの普及は、我々の生活をもリサイズしてくれている。

もう一つは、相変わらずのコンシューマーの事を考えていない。商品開発である。

日本のコンビニは良い意味で進化し続けている。公共申請書や海外へのファックス、ネットプリントも即座にこなす。セブンイレブンのネットプリントはフジセロックスで非常に便利である。これに反して、SHARPのネットプリントには腹がたつ。在職中にもいろいろな開発を命ぜられやってきた。クライアントへのプレゼン後は、クリエーティブ担当者に現場での問題点を改善していった。ネスレのスイス本社プレゼンにも、アジアオセアニアのプレゼンでも好評だったと当時の副社長に喜ばれた。SHARPがここまで落ちたのも理解できる。

 

シャープ「蚊取空清」で蚊を捕らえる様子 - 家電 Watch

 

 

 

蚊が媒介するマラリア、テング熱など熱帯雨林気候になってしまった日本、ここで開発された蚊を取る空気清浄機これがアジアの国で求められていた事だと思う。コンシューマー達が望むものを如何にリノベーションしていくか?であろう。

もう一つがSHARPのネットプリントのシステムである。APP をダウンロードする。ここまでは同じだが、プリントするには、店のプリンターにアクセスする必要がある。無線LANでSHARPのプリンタにアクセスするのだが、日本は滅茶苦茶に無線アカウントが飛び交っている。

そんな中でSHARPのプリンタにアクセスするのも至難の技である。

現場の検証をしたのかも疑問であり、コンビニ定員ではわからん事をシステムに持ち込むのも酷いが、カスタマーセンターは喧嘩腰で顧客に捲したてる。技術屋が専門用語で顧客を威圧したらどうなるだろう?誰も使わなくなる。そして「何で使われないのだろう?」と開発者達は思うだろうが、、、。開発した連中が「デジタルのバカ」を認識していないからだ。

 

グーグル・オイシックス・MUJIのデジタルマーケティング

 

 

AIDMAからAISASなどと言われて既に10年近い。

企業は個弱にものを売るだけの過程から、顧客同士のSNSのコロニーではもはや、売る側の観点を変えないと駄目だろう。

コンシューマ同士のユーザーコロニーには許可了承を得ないと参加もできないのだ。