AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

デジタルのバカ⑸

2018-04-07 17:27:36 | メディアの一向一揆

 

 銀河鉄道の夜アニメ映画

 

在職中5月6月はACC賞の時期で追われていた。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を題材にして、日本のミケランジェロと言われた彼の求めた音の世界を追求していった。何時もの通りナレーターは森本レオさん。レオさんの喋るであろう言葉を編んでいく。花巻の宮沢賢治記念館を訪れ、館長の許しを得て当時のSP盤を聞かせて頂いた。ドボルザークの第九交響曲 主旋律のあの「家路」が竹針から聞こえてきた。

 

宮沢賢治 種山ヶ原(歌)

 宮沢賢治さが聞いた旋律を聞いているのである。調べると、こんな記述に辿り着いた。

 

「宮澤賢治が、同じこのドヴォルザークの交響曲第九番「新世界より」の第二楽章の主題に、自分の詩をつけて「種山ヶ原」として歌っていた時期は、少なくとも1924年夏にまでさかのぼることができます。 当時の友人 斎藤 宗次郎 氏の自叙伝によると、この年の8月27日の項に、「農学校に立ち寄り宮沢賢治先生の篤き好意により、職員室に於て蓄音機によれる大家の傑作を聴いた、最初先生の作詞を New-World Symphony の Largo の譜に合せて朗々と歌うを聴いた実に荘厳なものであった」と記されています。 」

http://www.ihatov.cc/song/tane.html ihatov から一部引用させて頂きました。)

 

この時の蓄音機の音に魅せられて、会社が築地にあった頃 よくシャルマンには通ったものである。そう言いながら、大学の映画学科の友人S氏と同じ職場にいたWさんの蓄音機会には未だお伺いできずすまないと思っている。

若者 特にデジタルネイティブ世代が、アナログに独自の世界を求めているそうだ。

イギリスのイーベイ(eBay)はデジタル化が進んだ現在もなお、多くの人がレコードやCD等の物理メディアに親しんでいる事実を示すレポートを公開した。これは今年8月、英国の2000名以上を対象に行われた調査結果。

ビートルズやデヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイドといったロックの古典は今もなお、多くの人々がレコードやCDで楽しんでいる。調査結果では52%の消費者が物理メディアを好むと回答しており、特に「デジタルネイティブ」と呼ばれる18-24歳の若い世代がこの動きを牽引している事実が明かされた。