バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

阿久津VS広瀬戦 (新聞社による観戦記の違い)

2014-11-23 11:20:34 | 将棋

昨晩 長野県を中心とする大きな地震がありましたが謹んでお見舞い申し上げます。

白馬村が映像に映っていますが、若いときに山登りや仕事で何回か足を運んだところ。これ以上被害が多くないようでありますように。

 

我が家は、毎日新聞を購読している。名人戦、順位戦が見れるのが一番の理由。

ずっと昔は、朝日だった。毎日に名人戦が移行してから毎日を購読している。

今期の順位戦 阿久津8段と広瀬8段を応援しているが広瀬さんは好調だが阿久津さんはいまのところ5連敗と大苦戦。なんとか立ち直ってもらいたい。

 

その応援している二人の直接対決 

棋譜データベースは、これ です。

 

阿久津8段リードで終盤を迎えていたが、疑問手から広瀬8段に好手(85歩)が出て後手勝ちになったと思われる局面。

毎日新聞の関浩さんの観戦記で、ここで後手勝勢で以下 ▲79桂に△65桂が天使の跳躍で先手阿久津8段がが投了という感じで解説されて納得していました。

 

ところが今日 たまたま図書館にいって朝日新聞を見ていたら この阿久津8段VS広瀬8段の最終譜がちょうど載っていた。観戦記は、(青)さん青山さんかな?

それによると後日阿久津8段は、ここで22銀、24王、36桂、同金、25歩、同王、45飛、35歩、86金とするとこれが詰め余逃れの詰めろになって難解な局面ではないかと気がつき 広瀬8段に伝えたということが載っていた。(下図)

確かにこれは、まだ難解で△34銀とでもうけるのだろうか? 熱戦が続いていたように思う。

となれば直前の▲79桂が敗着ということになる。

こういう 非常に大事なところは、検討を加えてちゃんと対局者に確認して伝えてほしいものだと思った。

このところ いろいろ大変な朝日だがこの件に関しては、朝日の勝ちと思う。(笑)

本当は、いろいろ比べてみると論点もちがうだろうし面白いのだが。 観戦記者の腕といったところか。

観戦記でいえば 和歌山出身の上地くんも書かれているので 個人的には応援しています。

 


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
以下の進行 (三輪 勝昭)
2014-11-23 16:00:31
詰将棋作家の目には、図の局面は玉方46歩の脱落ですね(笑)。

86金となれば、後手は34銀は最善でしょう。
これ意外に先手難しい。
次に45飛を取られると確実に詰めよ。それが詰めよ逃れになる局面ばかり。
58角なら飛を取られても詰みそうだけど、同成銀、同金、86歩でやな感じ。
なら26歩、同金、46飛くらいかな?
36歩に26角は67歩成が嫌だから32龍、35金に86角。
これ詰めよじゃないけど、67歩成は詰めよじゃないから35角。86歩は77玉で指し切。
36歩に変えて36金打は47角かな?
金を使っているから67歩成は詰めよじゃないから32龍。
86歩は77玉だから、45歩か54桂だと思う。
これはどうなるか分からない?
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RE (バビル3世)
2014-11-23 16:57:09
34銀のあと先手の指し手が非常に難しい。
どちらも時間がなければ指運か?
阿久津さんも86金でまだ難しいとしか結論づけているくらいなので。
95金と香車を拾いたいのだが飛車を取られるのも相当いたい。個人的には、後手が少し残しているような感じがするんですが。
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先手持ち (三輪 勝昭)
2014-11-23 17:36:30
86金以下、お互いの最善は34銀、26歩、同金、46飛、36金打だと思う。
そこでぼっと44飛と逃げてどうか?
67歩成なら32龍。
86歩なら77玉。

後手が入玉狙いなら95金。

僕は先手持ちです。
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RE (バビル3世)
2014-11-23 19:29:34
いやーこれやはり難解です。
26歩~46飛の詰めろに対して36金打ちと使うとしゃくだから36桂でまかなおうとしたがそこで21銀不成と桂馬を入手する手があり、これはどうも先手がよさそうなので。
36金打ちはしかたないのか。
そこで44飛と逃げては、86歩、77王、67成銀、同銀、87歩成で先手ちょっといやなんで、
44飛と飛車逃げずに95金のほうが29香をみて面白いかもしれません。
いずれにしても難解ですということで逃げます(笑)
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先手勝ち? (三輪 勝昭)
2014-11-23 21:45:49
最初から
22銀、24玉、36桂、同金、25歩、同玉、45飛(55飛は後に75桂がありダメ)ここ迄は絶対の応酬。
35桂合は36が薄いので指す気にならない。未研究。
35歩として86金。
34銀以外はもちそうにない。
26歩、同金、46飛、36金打は最善の応酬かと。

そこで僕は44飛。
86歩、77玉、67成銀は86玉なら85金、87玉、86歩、88玉、84桂(単に84桂は86歩だが)でこれは食いつかれているかな。
なら同銀、87歩成、同玉、67歩成、94銀、85歩、同銀、83桂、86玉で受かっていると思う。

一応先手勝ちと判断してます。
見落としがあると負けだろうが一応どちらが勝ちと結論を出せる局面と思われます。
感想戦で気が付いてたら結論が出るまでやったでしょう。
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RE (バビル3世)
2014-11-23 22:09:00
44飛と逃げるその順は、後手が指せると思いますよ。
67歩成以降
94銀に85歩じゃなく7八銀、86王そこで83桂としばり
88歩の受けに84金と据えるとこれが詰めよで後手がやれると思う。(85歩、同銀、84歩もある)
でも44飛と逃げない手順も考えてるといろいろ出てきて結論がでてもいい終盤なんですけどやはり難しい。
私には結論がだせない。
三輪さん 詰将棋でもないのに今回えらく突っ込まれてきますね(笑)
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潰れてますね (三輪 勝昭)
2014-11-23 22:40:05
94銀には85歩、同銀、83桂、86玉、78銀、88歩、84歩が簡明で潰れてますね。
44飛は先手負けのようです。
すると先手難局でしょうね。

まあ、昔はプロ棋士の棋譜の終盤は納得するまで研究したものです。
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