ponanza 102番勝負 第91局 端歩突きこし戦法（角交換振り飛車）

ponanza102番勝負　91戦目は、79戦目に完敗を屈した、相手ｎさんとの戦いです。

79戦目は、ｎさんの端歩突きこし戦法(角換わり振り飛車）に翻弄され、序盤で大差になりそのまま押し切られてしまいました。　本局もｎさんが再び　この戦法を使ってきました。

果たして結果は、どうだったのでしょう。

 

先手▲ｎ(レーティング2946）　後手△ponanzaです。

（A)　今度は、ｎさんが先手で端歩突きこし戦法を用いてますね。

（B)　前局で、角を打ちましたが、今回は、△3一王と指して△4五角を指しませんでした。

（A)　前回の失敗を反省したのかな？

（B)　わかりませんが、学習機能かもしれません。

以下▲4八王△２四歩▲３八王△２三銀▲５八金左△5四歩▲2八王△2二王▲3八銀△5三銀▲4六歩△4四歩（次図）

（A)　マイペースで、駒組に専念しましたね。

（B)　1筋の位取りに対してponanzaがアクションを起こすかどうかが見ものです。

以下▲4七金△1四歩▲同歩△同銀とすすみこれに対して、とくに先手は放置して駒組を進めて、20数手進んで次図になりました。

（A)　△同歩と取ると▲8三歩があるのかな

（B)　ええ　それで先手ペースと思います。

以下△8五同歩▲8三歩△同飛▲7二角△8二飛▲6一角成△4九角▲7一馬△8四飛▲7五銀△9四飛▲5八歩（次図）

 

（A)　一転して▲5八歩ですか、うまいですね。

（B)　先手からの▲9六歩から▲9五歩もありますし　先手が早くもリードしました。

以下△3八角成▲同銀△7四歩▲6六銀△1六歩▲6二角△3三銀▲8一馬△2五歩▲9六歩△7五歩▲同銀△1七歩成（次図）

 

（A)　ponanza先生　△7四歩と打ってその数手後に△7五歩と突き捨てたり、変調ですね。

（B)　この将棋もｎさんに振り回されていますね。

以下　▲1七同香△同香成▲同王△2六歩▲2八王△7四歩▲6六銀△1七歩▲9五歩（次図）

 

（A)　それにしても再度の△7四歩は、なんなのでしょう？　自ら飛車の行き先をなくしています。

（B)　これについては、本局の謎ですね。何回も△7四歩と打つのは？

（A)　ついに飛車が詰んでしまいました。

（B)　これで大差なのですが、ここからponanza先生が頑張ります。

（A)　ここからですか？

（B)　どうしようもないように見えますが、頑張りを見てみましょう。

以下△1八歩成▲同王△2四香▲2八王△1七歩▲1九歩△2七歩成▲同銀△同香成▲同王△3九金（次図）

 

（A)　切れ模様ながらいやらしくきますね

（B)　時間がないとあわてますけどね

以下▲5七歩△3八銀▲同飛△2六歩▲2八王△3八金▲同王△6九飛（次図）

(A) さきほどの楽勝ムードに比べたらちょっと様相が違いますね。

（B)　ここからが腕の見せ所です。後手陣は、まだ堅いので最後まで気をぬけません

以下▲2八香△6七飛成▲9四歩△1八歩成▲2六香△2五歩▲1六香(次図）

（A)　ついに飛車を取りました。　ここからの方針は？

（B)　角得以上になってますので、ある程度駒を駒を打って自玉を固めてもいいのでは？　1筋が狙いですね。

　　　△1八歩成を放置で▲1六香車すごい手です。

以下△5八竜▲4八金打△6九竜▲1八歩△2六歩▲2八歩△6六竜▲1一飛(次図）

 

（A)　自玉を安全にして反撃が実現しましたね。

（B)　これで、攻め間違わなければ先手の勝ちです。

以下△2三銀打▲1二銀△3一金▲5一角成△1四香▲同香△同銀▲1七香△4二銀▲5二馬（次図）

 

（A)　もう先手陣に不安はないですからゆっくり攻めるだけですね。

（B)　もう投げてもおかしくないのですが、最後まで指し続けます。

以下△5一香▲6二馬△2三銀左▲7一馬寄△5三香▲5二馬△6九竜▲4九金△6八竜▲4八金引△3二王▲6一馬寄△7七竜▲2五桂（次図）

 

（A)　大差になりましたね。

（B)　どこで投げるかは、ソフトの場合難しいのでしょう。

以下△2七歩成▲同歩△2五銀▲2三銀成△同王▲4三馬　以下先手　ｎさんの勝ち　次図が投了図です。

（A)　詰みまで指しますね。

（B)　というか最終数手は、意味のない捨て駒ですから。こういう無駄王手は、コンピュータソフトの出始めのころの弱いソフトによく見られましたが、諦めが悪いのでしょう(笑）

ponanza先生　またしてもｎさんの端歩突きこし戦法（角換わり振り飛車）屈し　6敗目となりました。この戦法はあ、鬼門ですね。

これでponanzaの85勝6敗です。