五十嵐詰将棋200題も40問を終えたところです。
まだ7手詰のところなのでまあまあすいすい解けますが仕事の合間になるので、取り組む時間が少なくなってきた。
今日は、気に入った基本詰め手筋からの詰将棋を創ったので紹介します。
今日は私と同じような詰将棋初心者用ブログになります。
いままで詰将棋を解いていたなかで、同じような収束をときどき目にします。そのうち記憶に残っているの基本手筋は、次のような図です。
これは7手詰みです。
こんなシンプルな形ですが、同一検索をかけても出てこない。
この図なんと▲3三馬で詰む。
金、飛の合駒以外は、▲1二歩△2一王▲3二馬まで。
金と飛車の合駒は、▲1二歩△2一王▲3二桂成△同金(△同飛)▲1一歩成 で詰む。
このシンプルな形での収束を何回か見たことがあります。
これを1手だけ少しカモフラージュすると下図のようにも変形できます。
そしてもう少し逆算
こんな感じで、逆算で考えてこの手筋をカモフラージュして13手詰を創りました。
例の基本詰手筋図までもっていくのに少し手を加えただけです。
但しこの手筋を知らないと苦労するはず。
詰キストの人達は、基本手筋が瞬時にわかるため詰ますのも人一倍早いわけです。
指し将棋の人の寄せの手筋とは、少し違いますが覚えていて損のないものだとともいます。
追記:三輪さんからコメントをいただきましたので少し続けます。
まずは、上図を三輪さん流に改作すると下図のようになります。
正直難しいです。自作の詰め手筋に合流するまでにいくつかのテクニックがあります。
▲3二歩成△同王▲4四桂△同金▲3三歩(この手が見えにくい)とすすめ △2一王▲1二角△2二王▲3二歩成△同王▲2四桂△2二王となって合流します。
これまでの手順で5手目の▲3三歩が入るのが大きい。この周辺の変化を読むにに時間が取られます。全く詰み筋が見えていない状態だとさらに解くのに時間が
かかると思います。
さすがの改作です。
なおその後 詰将棋の素材となるような局面図(詰将棋になっていません)をいただきましたので
みなさんも考えて見てください。配置や持ち駒の工夫によって作品になる練習用ということです。
これについては、項目を改めてご紹介したいと思います。
うっかり別の図面を貼り付けてしまいました。
修正しました。
詰将棋慣れしていないと難しいと感じられる創作方ですが、実際には詰将棋慣れした人には一番易しい創作方です。
難しいのは良い素材を見つける事にあり、良い素材さえ見つければ、収束に困らない(当たり前)し、出来不出来の差が余り出ないお薦めの創作方です。
持駒 角桂桂歩
玉方 11歩、21玉、31桂、34金、43桂
詰方 15飛、33歩、51馬以上23手詰。
持駒 角
玉方 11歩、22玉、31桂、34金、53歩
詰方 15飛、44桂、51馬以上
これは詰将棋ではありません。
素材です。
配置も工夫が必要ですが、逆算の選択肢が沢山ありますから練習用にちょうど良い素材かと思います。
今ブログも詰将棋の初級者のかたも見られているようだったので、今回は、そんな感じで書いてみました。
確かに素材があったり筋ががひらめいたときは、装飾するのに逆算法のほうが簡単かもしれませんねえ。
今回の記事、大変参考になりました!ありがとうございます。時間はかかりましたが、なんとか解くことができました。
三輪さんの改作はヒントがないと全く歯が立ちませんでした(T.T)
素材を使って小生も詰将棋を作ってみたいと思います。
失礼します。
三輪さんの素材でできたら自分のブログでもいいしこっちへコメントいただいても図面に起こしてご紹介しますので。
私もちょっと考えているのですが、もうちょっとひねりたいと考えて、なかなかまとまらないのが現状です。