今日は、仕事が終わってから新年会があり 仕事の書類をする気にもなれず久々に更新することにしました。
村山隆治さんの名著 詰将棋手筋教室より 打ち換えの形について
例題。名作鑑賞。マニア向け課題という感じで進めます。
まずは、例題といっても村山さんの本から直接載せるのはアレなんでちょっとアレンジさせました。いわゆる攻駒の位置変換で詰ませる形。
これが詰んだところで、今度は、塚田名人の好作を鑑賞しましょう。
詰将棋手筋教室より
これは塚田名人らしい軽い作品。詰将棋ならではですね。(うーんその後 風太郎さんから 指摘で4手目角、銀の合駒で変化同手順ではないかと そうでした)
そこで、マニア向けの課題。(もしかしたらできないかもしれませんので)まあ思いつきなのでお許しを。
この打ち換えの図をみて次の形が思い浮かびました。
5一の香車は、角の非限定を消すためだけなのでなくても結構です。
この詰将棋 最後あたりの15手目に余詰があります。4四の角がなるか1一の馬が引きなるか。これはこれ以上どうしよもなく作品として諦めましたが。 この図面からなにかアレンジして完全作を創れましたら、見てみたいのですが。
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早速びっしゃさんからアレンジ作をいただきました。
そのまま掲載します。
私のよりはすごくクオリティの高い収束。 打ち換えのあと打ち歩詰め打開も含めた作品。
ところで 玉方の3六歩は? これの意味を考えていたのですがどうもこれがあるため余詰が発生しているようです。
これがないと完全作の29手詰のようです。 (余詰は、収束部分の19手目▲2一成桂のところで ▲3六飛成と歩を払う手が成立しているようです。)
作意:▲1一角成△同王▲4四角△2二竜▲2三桂△2一王▲1三桂△同竜▲1一桂成△3一王▲2三桂△同竜▲3二歩△同竜▲同桂成△同王▲3三飛△2二王▲2一成桂△1二王▲3二飛成△1三王▲3五角△1四王▲3四竜△1五王▲2四竜△1六王▲2六竜・・・・まで29手詰でしょうか。
そのあと風太郎さんから意見で
3六の歩をと金にすればいいのではと。なるほどそうすれば作者の作意通り 39手詰が完成するのか。
19手目▲3六飛成とと金を払って追い掛け回して詰上げます。ただこの場合 収束で馬の追いかけ方で非限定が発生しているようです(33手目)。
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三輪さんからの課題(1)。
まず原理図は、下図
(課題)これは、角の打ち換えをテーマとするものですが収束箇所に余詰があり それをなくしてかつ 角を捨てて収束してください。
まあ管理者用に与えられた課題ですが、まあみなさん考えてください。それぞれの収束があると思いますからわかった人はコメントしてください。まあ私も仕事をこなしながら考えてみます。
三輪さんからの課題(2)
びっしゃさんからの図で、
33飛、22玉の18手目以降の収束を創り直しなさい。
条件1
それ以前の手順不成立が可。
条件2
最初からの手順を成立させる。
とのことです。
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風太郎さんからの課題(1)の回答 (打ち換え&打ち換えた角を捨てて収束)が来ましたので掲載します。
まえのコメントと合わせると ▲4二銀△同歩▲4一角成△同王▲9六角△7五歩(中合い)・・以下の構想と思われます。
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ふう ようやく課題(1)ができた。
3三角を4四角に打ち換えその角を消す課題。難しかった。
なお5五の歩は、一応角の非限定を消すためにおいただけです。一応21手詰み。
▲1一角成△同王▲4四角△2二金▲2三桂△2一王▲ 3一桂成△同王▲4二金△2一王▲3二銀△1一王▲2二角成△同王▲2三金△1一王▲2一銀成△同王▲3二金寄△1一王▲2二金寄(直)・・・・まで21手詰
その後 三輪さんから模範回答が送られてきました。
課題(1)の分です。
▲3三角△2一王▲1一角成△同王▲4四角△2一王▲3二銀・・・・以下15手詰み
なお収束は、いつもながら軽快。 こんなに簡単に収束しちゃうんだ。こういうのは初級者にはまだまだ難しい。
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風太郎さんから課題2-1の回答が寄せられました。
25手詰です。どっからとっかかっていいのか考えてしまいそうな図面ですが、▲3三歩△3一王▲2一歩成△同王▲1一香成と進むようです。どうやらこれを取ると早詰みで△2二王が正解のようです。
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ようやく課題2-2ができた。
なんとも下の方が見苦しくなって作品としては全然だめだが、龍捨ての収束を無理やり実現。25手詰
なお収束間際で、飛車不成でも成でも(最後には成るんだが)詰むのは、余詰になるのかな?非限定になるのかな?
びっしゃさんの図面から三輪さんが創り出した67手詰め 局面を載せていいものかどうか。当のびっしゃさんからコメントがくるまでおいておきましょう。
そしてびっしゃさんからコメントをいただきましたので
この項目の最終を飾って三輪さん作の67手詰め お披露目です。
手順は、長いので各自に任せます。(笑)
攻方 22角、24桂、43歩
持駒 角、桂3、歩
収束はもっと工夫できそうですがどうでしょうか。
ところでいきなりクオリティの高い作品。
あきらかに私より格上です。
ちょっと検討に時間がかかりました。(苦笑)
管理人の私は、詰将棋あまり得意でないので、修業中の看です(笑)
まあ他の詰将棋好きの人の交流の場になればと思っています。(まあ詰将棋ばかりのネタでもないんですが)
課題チャレンジなど楽しく拝見しておりました。
私も創作は初心者です。
少しアレンジ考えていましたら筋が浮かびました。
余り時間が取れませんでしたので余詰めが心配でしたが…
36歩無くても良かったのですね。
オソマツですみません。
作意は36飛成と歩を取っての39手詰めのつもりでした。
まだまだ良くなりそうに思いましたが実力なりに投稿させていただきました。
失礼しました。
そうなんですか 3六飛車成が作意だったんですか?
それはそれは失礼しました。
もし3六の歩を外した局面に変更するのであればいつでも入れ替えますのでコメントください。
4手目ですか?▲1一角成△同王▲3三角のあとじゃないですよね。
塚田名人作
作意は1一角成、同玉、3三角、2一玉でしょう。
4手目角合は2三桂、2一玉、3一銀成、同角、同桂成以下も発生。最終手余詰ではあるが。
しかし2二角合がいいとなれば、そこは銀合でもいいということになりそう。
変化同手数ということですね。
そうですね。例題がいまいちでした。(変同では)
それから びっしゃさんの作品 3六歩をなくさないで3六とにする案。すばらしい。これで見事な39手詰めですね。
いつもながらさすが。