昔の本を整理していると 野口益雄さんの9手詰の冊子がでてきました。 自然形78題が載っています。
非常に自然形の詰将棋で詰まそうという気になる作品集でした、今回は逆に78問目の後ろから詰ませてみようと寝る前に数題チャレンジしました。
まあなんとか詰ませてきましたが5問目にあたる74問に非常に苦戦しました。これのために寝るのが30分ほど遅れてしまいました。全く 個人的な盲点に入っていて違う筋ばかり追っかけていました。9手詰だし自然形なので、解答をみるのもいやなのでチャレンジしましたが 同じように苦戦する人もいるはず。すぐに解ける人もいるはず人それぞれでしょうけど。
なお解答を見ると著者コメントに しばらく考え絶対に詰まないという読書もいそうです。 とありました。(苦笑)
それが下図です。(よく作図間違いするので今回は確認しました 大丈夫です)
この冊子も平成16年の将棋世界付録ですが、こういうのを増やして欲しいですね。
初形と2手目の局面の比較か。
信じがたいほど上手く出来ている。
全問詰ませましたよ。(笑)
実は、盲点に入ったというのは3手目の発見ではないのですが。
はじめに▲3二飛を読み(全然詰まないのに)
そのあと初手▲2一角と打ち△同王なら▲3二金△同香▲3一飛△同王▲4二歩成△2一王▲3二と△1二王▲2二とで香車が余って詰むので△同王はないなあと思い。▲2一角に△1一王▲1二飛△同飛▲同角成△同王で詰まないなあと そして△1一王のあと▲2三桂も△同飛で続かないと大勘違いしてました。
よく考えてみると▲2一角に△同王は、▲3一金で一発(香車余る)だし。▲2一角△1一王▲1二飛△同飛は、▲2三桂で簡単。
この単純な呪縛から始まり3手目は△2三王と確定した時にすぐに▲3二角成は見えてなるほどーと思った次第。