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昨日は、最高気温も30℃を下回り過ごしやすい1日だった。
前日があまりにも暑く、湿度も高かったが、昨日は一転一気に気温が下がっており、身体の体温調整も面食らっていたであろう。(笑)
午後7時半、NHK総合のドキュメンタリー番組を面白く見入ってしまった。
ドキュメンタリー夏「ふたりのラッセラー~青森ねぶた祭~」。
『毎年250万人が訪れる青森ねぶた祭。新型コロナウイルスの感染拡大で、2年連続で中止となっていた。久しぶりのねぶた祭に、人生をかけてねぶた作りに挑む夫婦がいる。「ねぶた師」の北村春一さんと妻の登志枝さん。ねぶたの世界は、伝統的に勇壮な鎧武者や鬼がその題材として好まれてきた。春一さんはここに「女性のねぶた」という新しい風を吹き込んでいる。ぶつかり合う夫婦、突然の体調不良。夫婦のきずなを見つめる物語』(NHK公式HP抜粋)
かつて、妻が元気であった頃、青森から岩手方面へ旅行したことがある。
青森空港からレンタカーで、妻が計画してくれた観光地などを次々と周っていた。
そのうちの一つ、ねぶたの里にてねぶた師が創作しているところを見学。
いろいろとお話を聞かせてもらった思い出がある。
一台作るのに驚くようなお金と労力が掛かるとか。
また、展示されている数々の壮大なねぶたに感動したものである。
一方、五所川原の立佞武多の館にも出向き、もの凄い高さの立佞武多に驚いたものである。
こちらの“ねぶた”は、“ねぷた”と、「ぶ」ではなく「ぷ」と云うらしい。
そのようなことも教えてもらった。
思い出深いねぶた、とても感動を覚えたねぶた。
そのため、昨夜の番組をいろいろな思い出が走馬灯のように蘇る中見ていたが、認知症になっている妻は、そのような思い出も思い起こされないようでぼんやりと見ていた。
妻が病でなかったなら、ねぶた師夫婦が苦心惨憺の末「毘沙門天と吉祥天」のねぶたを完成する番組に感動しながら見入ったことと思うけど。
ちょっと、残念である。
例えば、吉祥天の髪のラインを描く際にちょっと悩む夫のねぶた師、そこに妻のねぶた師が自らの髪の毛のラインを夫に見せながら、描かせるなど夫婦なればこそのシーン。
苦労の末、本番となったねぶた祭にデビューの「毘沙門天と吉祥天」。
勇壮な中にも夫婦愛が描かれているように思えた。
本番の夜のこと、妻のねぶた師が漏らしていた言葉、ねぶた師のこの人と一緒になったことが一番の幸せ、だったようなその言葉にも感動しながら見終えた。
ちょっと、いい番組であった。(夫)

(当時、ねぶたの里で見たもの)
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