咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「コリーニ事件」(2019)

2021-11-16 20:18:00 | レビュー

[ポチッとお願いします]

 久々に感動モノの映画を観た。
 いつものようにTUTAYAにてレンタルの3本のうちの1本。
 ドイツ映画。
 マカロニウエスタン全盛期の時代、一世を風靡したフランコ・ネロが渋い演技。
 かたくなな漢を演じていた。
 信念のある漢。
 
 映画の冒頭、ファブリツィオ・コリーニ(フランコ・ネロ)がホテルのスイートルームにいる大物実業家を訪ねる。
 しばらくすると傷んだ靴を引きずるようにコリーニが、一階のホールに降り立った。
 真っ赤な鮮血が靴底に・・・。
 大物実業家を殺害したとホテルの従業員へ一言。
 
 被疑者のコリーニを弁護する国選弁護人が、新米弁護士のカスパー・ライネン(エリアス・ムバレク)となった。
 ライネンがコリーニに面会するも、被疑者コリーニが一言もしゃべらない。
 
 30年以上も模範市民としてドイツで暮らしてきたイタリア人のコリーニが、一体何が原因で残虐な殺害をしたのか。
 裏には何があるのか。
 被疑者が全くしゃべらないから、ライネンは困惑するばかりであった。
 
 ライネンは少しでも減刑にならないかと模索するも、事件の真相を話さない被疑者・・・。
 コリーニの過去を知るため生まれ故郷を訪ね、その一家のことを知っている老人に出会うことができた。
 これにより、ナチス親衛隊などの実態にコリーニ家が関係していることが分かる。
 
 被害者の大物実業家は、ライネンの少年期の恩人であり、過去の忌まわしい事実を知るうちに恩人であったことと、被害者の過去の実態との狭間に悩みつつも、弁護士の使命として真実を解明していく。
 
 裁判における証人台にイタリアからコリーニ一家のことをよく知るあの老人を呼び寄せ、戦時中の忌まわしき事実を証言させる。
 これにより、ついに被疑者のコリーニがすべてを語る。
 ドイツ史上最大の司法スキャンダルがあからさまにされる。

 寡黙な被疑者・コリーニと新米弁護士ながら事件の真相を徐々に解明する弁護士・ライネン。
 この二人を取り巻く芸達者な俳優陣。
 論理的に展開するストーリーの素晴らしさ、思わずいい映画を観ることが出来たと思えた。
 ナイス。(夫)

(出典:Yahoo!抜粋)

(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする