半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ランボー ラストブラッド』を観ました。

2020-06-27 13:38:32 | えいがかんしょうの部屋
 かつてアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーの兵士として、ベトナム戦争を生き抜いたジョン・ランボー。帰還してからはPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされながらも、伝説の戦闘マシンとして、世界各地で戦いに身を投じてきた。そんなランボーも今ではアメリカに帰国し、故郷アリゾナの牧場を営みながら、古くからの友人マリアとその孫娘のガブリエラと、「家族」として平穏に暮らしていた。
ところが、自分を捨てた自分の父親がメキシコにいると知ったガブリエラが、ランボーの反対も聞かず一人で危険な地に踏み込み、人身売買カルテルに拉致されてしまう。怒りに燃えるランボーは、最愛の「娘」を救出し、一味への復讐を果たすため、元グリーンベレーのスキルを総動員し、戦闘準備を始める・・・。
(公式サイトより)
 ランボーシリーズ5作目の作品となります
前作は20年の時を経て「ランボー 最後の戦場」(2008年公開)という作品で、やっと・・・やっと戦場での「怒りの」戦いが収束し、故郷アメリカ・アリゾナに還るというものでした。
それから、まさか12年もまた経って続編が作られる・・・前作の「最後」は、あくまで「戦場」が最後であって、今回の舞台は、安息の地であったアリゾナの家と、治安悪すぎのメキシコの地でした。
ということで、まず、前作の『最後』という言葉は、私が勝手に言い訳しておきます。ハイ
故郷で、一人で静かに暮らしているという印象を勝手に思ってましたが、なぜかいる「古き友人」という存在、そして、娘のように可愛がっているガブリエラが「戦いの火種」になっちゃいましたね。
何も知らない若い娘が、単身メキシコに行ってる時点で確実に事件が発生しちゃいますよね。案の定、簡単に捕まってしまって・・・
その娘を単身で奪還したものの、既に薬漬けにされちゃってたガブリエラは・・・さあ、ランボーの「怒り」が頂点に達しました
ここから、R15+指定の作品ならではの、結構強烈な「復讐ショー」がこれでもかっていう位、続きます。
うーん、ここでオッサンの勝手すぎる振り返りを・・・
ランボーの敵って、「正義を装う悪い奴ら」という立場に対しての「怒り」が似合うと思うんですよ。
最初のランボーは、「警察官なのに・・・」、2は「アメリカ軍なのに・・・」・・・いい行いをしてくれると信じている人たちが酷い事をしてて、そこに一人で孤独に戦う・・・そこが「熱い」
ですが、その後のシリーズは、どんどんと「ただの悪」と化してますよね
まあ、ただの「悪」なので、あれだけ凄惨な「殺し方」に徹してしまうのかも知れませんが・・・
戦う理由も、2なんかのように「共に戦場で苦しんだ人たちを救う」というボリシーではなく、あくまで「悪者退治」。
公式サイトで、「史上最大の頭脳戦」って書いてますが、ランボー自身は、周到に我が家を「戦場からくり屋敷」にリフォームしてましたが、敵は、何か頭脳使いましたか って感じ
・・・ということで、もはや、「ランボー」という名を使わなくても良いです。この手のリベンジアクションはたーーーーくさんありますよね
俺のように「ランボー」という名前だけで、鑑賞してしまうファンて、今でも多いと思うんですよね・・・エグいアクションより、もっと物語に重みを置いてくれないかなぁ・・・と。
例えば、昨今の近未来な戦い方に、昔ながらの戦い方で抵抗するランボーなれど、ギリギリのところで力尽きるとか・・・「最後の」っていう言葉をもっと考えさせられる作品であって欲しかったです。
ちゅうことで、ネームバリュー加点が20点あっても、総点は40点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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