半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『アイ・アム まきもと』を観ました。

2024-01-07 06:17:09 | えいがかんしょうの部屋
 小さな市役所に勤める牧本の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先して刑事・神代に日々怒られている。ある日牧本は、身寄りなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。一方、県庁からきた新任局長・小野口が「おみおくり係」廃止を決定する。蕪木の一件が“最後の仕事”となった牧本は、写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく。工場で蕪木と同僚だった平光、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田、一時期ともに生活したホームレス仲間、そして写真の少女で蕪木の娘・塔子。蕪木の人生を辿るうちに、牧本にも少しずつ変化が生じていく。そして、牧本の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待っていた。
(公式サイトより)

 一昨日観た、「おみおくりの作法」が日本でリメイクされたんですね
とっても良い作品だったんで、どーしてもそちらと比較してしまうの、お許しください
キャスティングは・・・最高でした
おとなしいけど、少しコミカルという主人公に阿部(サダヲ)さん、とっても絶妙です。少し暴走気味にも感じましたが、脚本?? アドリブ??
宮沢(りえ)さんや、満島(ひかり)さんも良かったし、まさかの宇崎(竜童)さん、最初気づかなかったけど、後半の存在感凄し
物語のほうは・・・「良くも悪くも日本風」になってました。
まず悪いほうは・・・
「火葬」という点は、この話に少し合わない気がしましたね。
オリジナルの「棺」というのは、中に故人がいるという印象があるから、例えば埋葬シーンとかは、それを見つめる遺族の人との「人と人」というつながりを強く感じます。
しかし、骨壺になっちゃうと、その点がすこーし・・・
ラストシーン、オリジナルは、主人公が埋葬された場所に、(彼に「おみおくり」をしてもらった)故人たちが集まって想う・・・という暖かいものでした。
しかし、今回、故人たちが集まるのは同じなれど、お祈りしている先は、主人公とその他の故人たちの骨壺が集められている場所・・・これもちょっとねぇ・・・
あと、日本だからというシーンではないですが、終盤の墓地のシーんで、豪雨の中、傘もささずに墓前に向かう一行・・・こんな事も無いのでは
最後に良いほうを・・・
日本の「役所」と「警察」という立場は、分かりやすかったです。
また、序盤に出てくる孤独死で出てくる「ゴミ屋敷」なんかも、日本ならでは・・・なのかな
もっともっと、日本らしい問題を少しとりあげても良かったのかな…作風変わっちゃうか・・・
ちゅうことで、もう一度オリジナルを見たくなりました・・・で、60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初売りでいろいろと・・・ | トップ | メガドライブミニレビュー(16/43)「ア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えいがかんしょうの部屋」カテゴリの最新記事