半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』を観ました。

2008-11-16 08:05:49 | えいがかんしょうの部屋
 19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)は愛する妻と娘と共に幸せに暮らしていた。しかし、美しい妻に恋をしたターピン判事(アラン・リックマン)の陰謀で、バーカーは無実の罪を着せられ、投獄されてしまう。15年後、妻と娘を奪われたバーカーはスウィーニー・トッドと名前を変え、フリート街に戻って来た。理髪店を構え、パイ店の店主、ミセス・ラペットの協力を得て、ターピン判事への復讐を始める。
goo映画公式サイトより)

 ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演っていう、「何かをやらかしてくれるコンビ」です
手の込んだオープニング、そして全体的に白黒を基調とした世界、そして主人公は刃物を扱う・・・「シザーハンズ」を思い起こしますが、内容は全く違いますぞ
 家族を奪われ、無実の罪を負わされたベンジャミンは、スウィーニー・トッドという素敵な名前、いや悪魔の殺人鬼として戻ってきます
一番目を惹いたのは、彼の「殺人ショー」ですね
理髪用のシートを自ら改良し、そのシートに座らせ、顔を剃る時に喉を
次々に殺しては、下階に落としていく・・・この一連のテンポが良く、更に(この映画はミュージカル仕立てなので)デップ本人が唄いながら仕留める
大変非常識な言い方ですが、このシーンがとっても美しく、そして恐ろしいです
広いフロアの中央に、そのシートがポツンとあるのも、なんか怖い
憎きターピンを仕留める場面で、そのショーも歌も最高潮に達します
ものすごく残酷な描写なんですが、オペラを見終えた感じに似ているこの気分・・・まさに、ティム・バートン監督の「マジック」なんでしょうねぇ
この余韻を残したまま、物語は終幕を迎えます。
終盤殺した人の中に、あの人が居たことに気付き愕然とし、そこから自らの運命も終えるあのシーン・・・
暗い中、血だらけの2人の動かぬ場面から少しずつ離れるような撮影の仕方・・・う~ん秀逸だなぁ
デップ様、そしてアラン・リックマンの歌声は、正直そのまんまって感じでしたが、彼らが本当のミュージカルとしてこの作品をやるなら、間違いなく観にいきますね
ちゅうことで、ある意味、シザーハンズとは正反対だったで70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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