半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ドア・イン・ザ・フロア』を観ました。

2007-03-10 11:26:37 | えいがかんしょうの部屋
 『悲しみの扉を開けて、私は、ゆっくり生まれ変わる。』
ある悲しみを抱えて以来、心を閉ざした夫婦と、そこに招かれた青年。青年はその妻に恋心を抱くが、次第に妻の、そして夫婦の悲しい過去を知ることになる。。。(作品紹介)

 冒頭、綺麗だけどやや閑散とした砂浜ではしゃぐ子供、楽しそうな子供とは対照的に遠くを見つめるだけの妻マリアン(キム・ベイシンガー)。この作品の背景が良く現れているシーンです
ただ、中盤まで目立っているのは、同居することになった青年(ジョン・フォスター)の、思春期満開行動ばかりで、あれあれっという感じでした。
児童文学作家の夫(ジェフ・ブリッジス)も結構気さくに見えるし…
しかし、そこでも根底に存在するのが、ホント物哀しそうなマリアンです。青年の思いを感じつつ、そして応えつつも、なんか芯が通ってないというか、壊れそうな雰囲気です
終盤、マリアンが親権を放棄してしまうという展開は驚きましたが、そこからの展開はこの映画のタイトルでもある、だれもがあまり避けたい「床の下のドア」を開けていくことになり、イッキに神妙になります
全編淡々と進んでいきますし、最後の後味もあまりいいものではありませんが、なんかしっとり残る作品ですね
鑑賞後のキャストスクロールで知ったんですが、子供役の子、エル・ファニング、あのダコタ・ファニングの妹じゃないスか 末恐ろしい姉妹だ
ちゅうことで、ウチの床下の扉は、ただの物置ですで55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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