『ヘルタースケルター』を観ました。

　芸能界の頂点に君臨するトップスターのりりこ（沢尻エリカ）。雑誌、テレビ、映画－日本中どこを見ても、りりこ！りりこ！りりこ一色！　しかし、りりこには誰にも言えない秘密があった－。
彼女は全身整形。「目ん玉と爪と髪と耳とアソコ」以外は全部つくりもの。その秘密は、世の中を騒然とさせる「事件」へと繋がっていく－。
（公式サイトより）

　岡崎京子さんの伝説的コミックの映画化・・・だそうですが、コミックはもちろん未見です
まあ、コミックとか何とかは、全く関係なく、劇場公開時に、かなり沢尻エリカさんを中心に、話題を撒きまくっていた作品でしたんで、チェックしたくなりました
その話題を振りまいた沢尻サンが、オープニングから・・・まあ大胆なこった。食いついてしまったのは確かです
人気絶頂のスター、りりこなれど、全身整形であって、日頃から相当な「メンテナンス」を行っていかないと、体の至る所で「破綻」が生じてしまいます
そんなりりこの「表の顔」と「裏の姿」とを、刺激的な描写と、眩しい映像（表現下手ですみません）で描いている展開です
周囲の男、マネージャー、業界関係者・・・とにかく、彼女の「表」と「裏」に振り回されてばかり・・・
ただ、当のりりこ自身も、かなり迷走しているように見受けられました。破綻は体だけでなく、心にも・・・
こんな迷走状態で、どうやって映画としての結末を見せるのか、期待したんですが・・・うーん、あんな形ですか・・・
観方によっては衝撃的な結末にも見えますが、なんとなく理解できちゃう結末であり、過度に期待しすぎてしまった俺がいました
・・・まあ、とにかく、劇場公開前の話題性だけが記憶に焼き付いてて、作品そのものに気持ちがシフトできていないんでしょう・・俺は・・・
ちゅうことで、沢尻エリカさんの「パワー」は強く感じましたし、凄いと思いました・・・で５５点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません