半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『海よりもまだ深く』を観ました。

2017-04-29 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男、良多(阿部寛)。15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、今は探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。元妻の響子(真木よう子)には愛想を尽かされ、息子・真悟の養育費も満足に払えないくせに、彼女に新恋人ができたことにショックを受けている。そんな良多の頼みの綱は、団地で気軽な一人暮らしを送る母の淑子(樹木希林)だ。ある日、たまたま淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなる。こうして、偶然取り戻した、一夜かぎりの家族の時間が始まるが・・・。
公式サイトより)

 是枝裕和監督作品です
解説の通り、良多・・・この人に何も同情できないというのが、見ててすぐに分かりますね。文学賞をとったというのも信じがたいくらい
何でこんな奴と結婚しちゃったんですかね、響子は・・・
ただ、「同情」は出ないけど、「嫌悪」するってほどじゃないんですよね・・・「変な奴だなぁ」とこちらも苦笑いしてしまう・・・
劇中に出てくる彼のコメントとか、考え方(宝くじは「ギャンブル」でなく「夢」だ)とかは面白いし、阿部寛さんってのもあるんでしょうね
そんな息子の母、淑子が良いですねぇ・・。憎めないおばあちゃん・・・これも、多分に樹木希林さんから発している部分が多いと思います
こんな親子の中に入ってしまうと、響子も、なんだか丸くなっちゃってますね。真悟も居心地が良い雰囲気ですし。
別々の道を歩んでるし、養育費さえもマトモに払えてもらってないという状況にも関わらず、「会わない」という選択肢が全くなさげな状況・・・
そんな中でも、淑子の家に集まると、なんだか居心地の良い家族になっている・・・不思議です
いつか、良多の買った宝くじが「当たるんじゃないか」というような錯覚さえ覚える・・・なんでだろ
ちゅうことで、淑子の家こそが、タイトルの通り、「深い」家なのか・・・で65点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『10 クローバーフィール... | トップ | CATVも8年ぶりにチェン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えいがかんしょうの部屋」カテゴリの最新記事