半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『黄泉がえる復讐』を観ました。

2019-07-28 07:00:00 | えいがかんしょうの部屋
何者かに殺された人間がその犯人に報復するために生き返り、復讐を果たすとその身は再び消滅する“犠牲復活者”という現象が各地で報告される。7年前、ジンホン(キム・レウォン)の母ミョンスク(キム・ヘスク)が強盗に殺害されるが、犯人とみなされる男が死亡し、警察の捜査は終了した。しかし、その後検事となったジンホンは、真犯人は他にいると考え、独自で調査を続けていた。そんななか、ジンホンが自宅に戻ると、死んだはずの母ミョンスクが現れ、包丁を振りかざしてジンホンに襲い掛かる。当局により保護されたミョンスクは犠牲復活者と判断され、襲われたジンホンに母親殺害の容疑がかけられる。
(MovieWalkerより)

 久々の韓国作品です
「犠牲復活者」というものの出現について、過去の事件に触れながら必死に説明をしてくれてますが、ワケ分かりませんね
実際に死んだ人が生き返って、復讐して、燃え尽きる そこまでの結論(ルール)に行き着くまで、かなりの事件がないと根拠として乏しくなっちゃいますもんね。
まあ、その辺のルールは、「言うだけ野暮」として処理しないとダメな作品です。
そういった前提で見ると、この作品、予想より、「奥深い」事件であることが分かってきます
「犠牲復活者」となった母親が、なぜ(標的ではないはずの)息子を殺そうとしたのか
幾つかの伏線があるので、自分なりに筋道を立てるのですが、(劇中で捜査している刑事さん同様)なかなか結び付かない
まあ、最初に「犠牲復活者」が1人だけ出てくる・・・とタカを括っていた点が自身、ダメだったワケですけどね
事件の深いところが少しずつ分かってくると、とっても哀しい事件であり、母親の必死の「思い」を感じることができます。
合わせて、真面目で正しいと思われていた主人公ジンホンの過去が、むちゃくちゃ腹立たしくなってきます
結局、彼の「xx運転」が全てだったんですもんね。
ここまで真実を突き詰められたら、死んでも訴える人がいたら・・・ジンホンもしっかり「償う」しかないですね。
しっかり話としても「完結」しました。良かった・・・
ちゅうことで、「黄泉がえり」というキーワードを安易に使う邦題に絶句・・・で、70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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