半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『心が叫びたがってるんだ』を観ました。

2016-08-28 17:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。
 高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。
公式サイトより)

 「あの花」のスタッフが製作した、長編劇場作品です 劇場で観たかったんですが・・・
冒頭の「お城」の語り、端的に成瀬の哀しい「過去」が分かりますね・・・ドキッとします
担任の先生の強引な選出で、成瀬をはじめ、4名の男女が実行委員に任命されます。
アリガチなコメントをしてしまうと、ここから、彼ら4人の「心の叫び」に対するエピソードがいくつも繋がってきます
どうしても中心は、成瀬順という「言葉を発せない」少女の「叫び」がクローズアップされていますが、事の大きさは違えど、みんな「言葉」にできない「心の叫び」を持っているんですよね。
それは、この4人以外にも感じます。野球部の後輩が大樹に対する感情や、順に対する母親の気持ち・・・そんな「叫び」を劇中で一つ一つ発見しては、その「結果」を後半見せられる・・・そんな雰囲気です。
また、聞いた事のある音楽がとっても心地よく、ミュージカルという「舞台」を借りて昇華していく様は、やはり悪い気持ちは無いですよ
細かい目線、仕草とか一言、そして「心のセリフ」なんてのも、やはり「あの花」に共通するものがあって好きですね
かなり学園モノっぽい雰囲気は、もしかしたら観る者を選ぶかも知れませんが、俺は居心地良かったです
ちゅうことで、途中のファーストフードの場面で出てくる女子学生は、「あの花」の子たち・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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