半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『劇場版フランダースの犬』を観ました。

2015-02-14 06:00:00 | あにめ&ひーろーの部屋
 19世紀のベルギー・フランダース地方、心優しい10歳の少年ネロは、おじいさんと牛乳運びで生計を立てながら、愛犬パトラッシュと仲良く暮らしている。絵の得意なネロは友達のアロアのことを描いてあげたりしていたが、彼女の父・コゼツは娘が貧しいネロと親しくするのを快く思っていなかった。ネロの夢は大聖堂のカーテンに覆われたルーベンスの絵画『キリスト降架』と『キリスト昇架』を見ることだったが、そのためには金貨1枚が必要で、今の彼にはそれはとても難しい。
MovieWalkerより)

 正直、「フランダースの犬」という言葉を思い浮かべただけで、涙が出てくる俺です
もちろん、子供の頃観たTVアニメ版の記憶だけなんです・・・一度だけ、大人になってから再放送を見たかな。
(良くTV特番で、あのラストシーンだけ放映するのは、個人的にはやめてほしい・・・と思ってました
TVアニメ版は1975年、で、1997年に劇場版として公開されたのが、この作品です
「ラン、ラン、ラーン」というオープニングでは・・・もちろん始まりませんが、キャラの絵とかは、TVアニメと似てて違和感は無かったです。
声は・・・TVアニメ版のが、ネロとかおじいさんの声がもっと優しかったような・・・
もともとTVでも52話もあった物語を2時間弱の劇場版にするため、細かいエピソードはカットされてるのは仕方ないでしょう
その分、パトラッシュの過去、おじいさんの死、風車小屋の火事、絵画コンクール、そしてラストと、所謂「ポイント」が凝縮されているという印象です。
(パトラッシュの元飼い主との追いかけっこだけ、妙に長かったのは何だったのか
TVであろうが、劇場版であろうが、「フランダースの犬」の基本は変わりませんね。
お金が底をつき、おじいさんが死んでしまい、風車小屋の火事の犯人扱いになってしまい、コンクールにも落選し・・・見ているこちらも息苦しく、暗くなってしまうこの展開・・・辛すぎます
何度も涙ぬぐってて、袖が濡れきってました
そして、劇場公開当時、物議をかもしたラストシーンです
俺、実は、結末(生死)すら変わってしまうのかと思ってました。
TVシリーズは、もう1日生きていれば、ゴセツさんからも援助されただろうし、絵を認めてくれたヘンドリックさんを通じて、学業に励めただろうし・・・
心のどこかで、「生き残っていて・・・」と願う自分がいました。
結局のところ、原作に近い終わり方になったようですね。
TV版のように、天に召されて、大好きなおじいさんの所に・・・のが、まだ暖かかったと思うんですがねぇ
そして、大きくなったアロアの回想録・・・これこそが、オリジナルの部分なんですね
確かに賛否両論が起こりそうなシーンでしたが、俺は良かったと思いますよ
ネロの友達は、ネロの事をしっかり心に刻みながら元気に成長している・・・いいじゃないですか
ちゅうことで、ラストの歌はアロアの心情・・・ここでも涙で85点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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