半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『サウルの息子』を観ました。

2017-03-05 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊のことである。彼らはそこで生き延びるためには、人間としての感情を押し殺すしか術が無い。
ある日、サウルは、ガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はサウルの目の前ですぐさま殺されてしまうのだが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって*手厚く埋葬してやろうと、収容所内を奔走する。そんな中、ゾンダーコマンド達の間には収容所脱走計画が秘密裏に進んでいた・・・。 *ユダヤ教では火葬は死者が復活できないとして禁じられている。
公式サイトより)

 「第68回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞」「第73回ゴールデングローブ賞外国語映画賞受賞」「2015年アカデミー外国語映画賞受賞」
・・・番組紹介でも、公式サイトでも、これらの輝かしい受賞歴を全面に出していますね。こりゃ一応チェックしないと
最初に「ゾンダーコマンド」というものについて、字幕で解説があります。この解説を見ただけでも、「こりゃしっかり観ないとダメかも」と思いました
そんな彼らの働くシーンは、直接の残虐描写は無いものの、我々に十分に「知らしめる」シーンであったことは確かです。焼き付きますよ
ナチスがとった、ユダヤ人に対する、この「システム」・・・当人たちの気持ちは想像を絶するものかと思います。
そんな中、主人公のサウルは、ナチスの奴らに対しても、しっかり自分の「意志」を伝える強さがありますね。
ただ、全く聞く耳を持たないですけど・・・というか、反逆で殺されないかとヒヤヒヤしていました
中盤からは、彼とその周囲の仲間たちは、この「絶望の世界」からの脱却を図ろうと必死です
かなり「運」も味方しているように思えた脱走劇・・・しかし
最後、その土地の子供を偶然目撃したサウルのあの表情・・・あれは何を意味したのでしょうか
息子の姿を重ねたのかな
逃げていく少年の裏で、鳴り響く銃声 うーん、重たいですぅ
ちゅうことで、ネットでもう少し、この歴史(事実)を勉強します・・・で60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 33回忌 | トップ | 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

えいがかんしょうの部屋」カテゴリの最新記事