半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『小さいおうち』を観ました。

2015-02-15 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 すべては、数冊の大学ノートから始まった。健史(妻夫木聡)の大伯母で、先日亡くなったばかりのタキ(倍賞千恵子)が遺した“自叙伝”だ。大学生の健史は、一人暮らしのタキの身の回りの世話に来るたびに、執筆途中の原稿を読むことを楽しみにしていた。
 そこには、まるで知らない国のような、昭和初期の日本が描かれていた。物語は、タキが山形から東京へ奉公に出るところから始まる・・・
公式サイトより)

 第143回直木賞に輝いた中島京子の同名ベストセラー小説を巨匠・山田洋次監督が映画化した作品だそうです。
冒頭の解説は、ほんの序章ですね。物語は、昭和初期のタキの女中時代が中心です。
過去に、女中を題材とした映画を見た記憶では、結構厳しいというか、辛い職業であった・・・ってのが多いのですが、タキが女中として暮らす家は、どこも優しく、暖かいところでしたね
若きタキ(黒木華)が、時子(松たか子)に憧れを抱き、慕うってのが良く分かりますよ
大変だけど、毎日充実しているタキですが、平井家に異変が起こってきました。とっても静かに、そしてしたたかに・・・
TVの恋愛ドラマのような展開ではありましたが、「いけない恋」に盛り上がってしまうのは、どの時代も同じ。見ているこちらもちょっとだけ盛り上がってきちゃいました
この辺は、主人公が完全にタキじゃなくなってますよね
一応、タキの「揺れる心」というのがココで一番理解すべきなんですが、時子の行動に魅せられてしまって、それどころじゃ無くなったりしてます
あくまで「女中」という立場で控えめに行動してたタキですが、板倉に赤札が来て、最後の別れになった際に、ついに行動に出てしまいました。
思わぬタキと板倉との別れ・・・ココのタキの心境やいかに・・・
自叙伝として残したタキの心は、今もあのお家にあるんだなぁ・・・と思ってしまいました。
ちゅうことで、晩年の板倉さんを出したところで・・ねぇ・・・で60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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