半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『愛を読むひと』を観ました。

2010-08-14 18:34:23 | えいがかんしょうの部屋
 1958年のドイツ。15歳のマイケルは21歳年上のハンナとの初めての情事にのめり込む。ハンナの部屋に足繁く通い、請われるままに始めた本の朗読によって、2人の時間はいっそう濃密なものになるが、ある日、ハンナは忽然と姿を消す。1966年、大学で法律を学ぶマイケルは傍聴した法廷の被告席にハンナを見つける。裁判に通ううちに彼女が必死に隠し通してきた秘密にようやく気づき、衝撃を受けるのだった。
goo映画より)(公式サイト

 ドイツでは大ベストセラーとなった「朗読者」という本の映画化だそうです
タイトルからして、そして、映画のポスター(ケイト・ウィンスレットと若い男が裸で寝ている?)を観た限り、どーみても青春ホロ苦系作品かなぁ・・・と思ってました
実際、序盤は、予想通り、15歳のマイケルは、ハンナの「大人の魅力」にすっかりのめり込んでしまってて、学校行ってても、心ここにあらず・・・
ただ、突然ハンナが失踪してから、物語は意外な展開に移ります
意外にも立派な学生になったマイケルが、ハンナと再開した場所と状況・・・話を追っていくと、「なるほど、だから序盤があんなにXXだったのね」と納得するものでした
その過去のシーンについて、この作品で全く描かれていなくて、裁判官との会話でしか分からない点は、ちょっと足りないかなぁ・・・と
そのハンナのかたくなな態度に対して、マイケルも、まあよくも長年、朗読を続けたもんですねぇ・・・
ハンナの出所により、こんな大変な運命だった2人の生活が始まるか・・・とも思ったけど、そんなに単純じゃなかったですね
そこからラストまでは、複雑な気持ちになりました。
感動でもなく、哀しいでもなく、かと言って不条理でもなく・・・表現できる言葉が見つかりません。
この作品で、ケイトはアカデミー主演女優賞を射止めました
確かに体当たりの演技だってのは分かります。
・・・が、最近って、アカデミー賞を獲る役者さんって、体当たり+老いて行く様まで(特殊効果を利用して)演じる=名演技・・・という方程式ができちゃっているように思えるんですが、皆さんいかが思いますか
ちゅうことで、マイケルはどうやって娘に一部始終を話するのだろうか・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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