半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『her 世界でひとつの彼女』を観ました。

2015-05-30 04:00:00 | 日々をたらたら(日記)
 そう遠くない未来のロサンゼルス。
あの日セオドア(H.フェニックス)が最新型のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ(S.ヨハンソン)。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。
セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、夜寝る前に話をしたり、デートをしたり、旅行をしたり・・・一緒に過ごす時間はお互いにとっていままでにないくらい新鮮で刺激的。ありえないはずの恋だったが、親友エイミーの後押しもあり、セオドアは恋人としてサマンサと真剣に向き合うことを決意。しかし感情的で繊細な彼女は彼を次第に翻弄するようになり、そして彼女のある計画により恋は予想外な展開へ・・・。
一人(セオドア)と一つ(サマンサ)の恋のゆくえは果たして・・・。
公式サイトより)

 PCのOS、ユーザーインターフェースであるOSは、確かに昔に比べると、各段に進化しているし、使いやすくなってますよね
(とはいえ、Windowsとかは、たまーに「よかれ」と思った進化を外すことがありますが
そして、最近のスマホなんかは、ユーザーと「会話」できちゃうくらいまで進歩してます。
・・・と考えると、この作品のAI型OS(サマンサ)というのは、決して不可能な存在ではないですよね。
このサマンサ、とってもユーモアがあって、セオドアに対して、うまーい具合に会話を盛り上げてくれてる。良いです。
更に、とってもセクシー(S.ヨハンソンの声って、ホントにセクシーです)で、「そっち方面」も癒してくれちゃう・・・
夢中になっちゃうのも分かります
ただ、当然ながら、「実体がない」という点においての葛藤が、幾つか描かれていました。
更に、ネット型OS、そして、常に進化するという点。セオドアにとって「ひとつの彼女」であり、サマンサにとっても「セオドアを愛している」という関係が可能ではありますが、ネットで他にも繋がっている・・・
こりゃ、経験できない、複雑な「恋」ですね
最終的に「別れ」があって、ラストでセオドアは、(同じくAIに去られた)エイミーとともに肩を寄せあう・・・
「ほら、やっぱりバーチャルじゃダメじゃん」
・・・と一言で済ませられない、何とも困った終わり方でした。
ちゅうことで、ローマ国際映画祭で最優秀主演女優賞を受賞したS.ヨハンソン、声だけなんて史上初・・・で80点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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