半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『父親たちの星条旗』を観ました。

2007-05-04 09:53:14 | えいがかんしょうの部屋
 「その島で撮られた1枚の写真が太平洋戦争の運命を変えた…」
硫黄島で撮影した星条旗を掲げる兵士達の写真。この戦いから生き残った3名の若者は、この写真の「真実」とは無関係に母国で英雄として扱われてしまい、苦悩する・・・(公式サイト)

 日米の間で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、両国の視点から描く2部作のうちの第1弾作品です。両方買って4500円って安いなあと感じて、久々にDVD購入を決断しました。(とはいえ、1年もすれば、980円とかで売っているんでしょうが)
なので、今日明日の映画鑑賞は、この「硫黄島シリーズ」です

この写真や、「硫黄島」って言葉は知っていました。が、俺の知識なんてあさはかそのもの とにかく日米の壮絶な戦いがあったということと、米軍が勝って、あの星条旗を掲げたってこと位…すんません
この作品は、実際の硫黄島で起こった事をアメリカの視点で見せてくれます。もちろん、そこには「綺麗事」も、「活躍する兵士たち」もありません。そういった点は、ここ最近の戦争映画に共通する「リアルさ」というのを感じます。
ただ、この映画が表現しているのは、その「戦争」がもたらしたもの、運良く生き延びた人たちのドラマです
長引く戦争に対し士気を高めるため、そして厳しい戦費を補充するために、「英雄」として無理矢理祭り上げられ、巡業(ってあえて呼びます)をさせられる…
その各地には、生きて帰ってこれなかった兵士の家族や親がいるわけで…この辺の戸惑いや苦悩が延々と描かれてて、観ているこちらも息苦しくなります
その中心となる3人の帰還兵も、それぞれの生い立ちや人種によって、複雑な見方があり、そんな点もちょっとリアルでした
ちゅうことで、あの写真に対する思いが変わりました…で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-06-02 11:41:18
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。

ここが考えるスタートだと思う。
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