半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『百花』を観ました。

2023-07-15 05:00:00 | えいがかんしょうの部屋
レコード会社に勤務する葛西泉(菅田将暉)と、ピアノ教室を営む母・百合子(原田美枝子)。ふたりは、過去のある「事件」をきっかけに、互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。
そんな中、突然、百合子が不可解な言葉を発するようになる。
「半分の花火が見たい・・・」
それは、母が息子を忘れていく日々の始まりだった。
認知症と診断され、次第にピアノも弾けなくなっていく百合子。やがて、泉の妻・香織(長澤まさみ)の名前さえ分からなくなってしまう。
皮肉なことに、百合子が記憶を失うたびに、泉は母との思い出を蘇らせていく。そして、母子としての時間を取り戻すかのように、泉は母を支えていこうとする。
だがある日、泉は百合子の部屋で一冊の「日記」を見つけてしまう。
そこに綴られていたのは、泉が知らなかった母の「秘密」。あの「事件」の真相だった。
母の記憶が消えゆくなか、泉は封印された記憶に手を伸ばす。
一方、百合子は「半分の花火が見たい…」と繰り返しつぶやくようになる。
「半分の花火」とはなにか?
ふたりが「半分の花火」を目にして、その「謎」が解けたとき、息子は母の本当の愛を知ることとなる――― 。
(公式サイトより)

 泉が、母親・百合子に対して、素っ気ない態度をとる理由、ただただ、誰もが一時期ある「親をウザいと思う年代」くらいに捉えていました・・・
自分自身も大人になって、一応、しっかり接しているけど、気持ちがあまり入っていない・・・そんな感じに・・・
その後、百合子の認知症の症状が進んでいくと、そんな関係が顕著になっていく・・・
自分の生活が充実していく(妻ができて、子供を授かって・・・)泉なれど、百合子の世話をしていく立場・・・この苦悩が物語の中心かと思いきや・・・
自宅を整理している中で、分かっていく母・百合子の行動、想いってのが、静かに、泉に伝わってきました・・・ジワジワと
そりゃあ、ショックだし、泣けてくるよねぇ・・・
改めて母親を支えていこうと奮闘する泉なれど、どんどんと自分との記憶を失くしていく百合子・・・切ないです
最後まで、そんな感じではあったけど、「半分の花火」という意味が分かって良かったっす
ちゅうことで、香織も理解のある人で、泉も幸せになってください・・・で、60点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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