半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『ヴィクトリア女王 最期の秘密』を観ました。

2021-01-10 08:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 1887年、インドが英領となって29年目。アグラに住む若者アブドゥル・カリムは、ヴィクトリア女王の即位50周年記念式典で記念金貨“モハール”を献上する役目に任命され、もう一人の献上役モハメドと共に英国へ渡ることになる。
18歳で即位してから、長年女王の座に君臨してきたヴィクトリア。細かく決められる1日のスケジュール、思惑が飛び交う宮廷生活…心休まらない日々を送っていた。そんな中、金貨を献上しに現れたアヴドゥルに心を奪われる。物怖じせず、本音で語りかけてくる真っ直ぐな彼を気に入ったヴィクトリアは、祝典期間中、従僕にすることにした。インド皇帝でもありながら、現地に行ったことがない女王は、アブドゥルから教えてもらう言葉や文化に魅了されていく。次第に、身分も年齢も超えて強い絆が芽生えていくが、周囲はふたりの関係に猛反対。やがて事態は英国王室を揺るがす大騒動へと発展していく。
(公式サイトより)

 どうしても俺なんかの年代だと、(今も現役の)エリザベス女王が頭に浮かびます。ヴィクトリア女王は名前だけ知ってる程度で・・・
で、この時代は、インドが英国領となっている状況。
タイトルがイギリス女王なのに、いきなりインドの人たちの会話で始まる「違和感」という点は、この「背景」を理解しておく必要があります。
大事な役目を仰せつかったカリム達・・・厳戒な状況で、ただただ献上物を渡すだけ・・・だったんですけどね・・・
ヴィクトリアは、その一瞬に「惚れ」ちゃいましたね 年の差もあるので、「一目ぼれ」というような軽い言葉ではないのは確かです。「強い興味」って言うのかな
側近を退け、2人で「インド語教室」をしているシーンは、なんだかとっても微笑ましいなぁ・・・と思ってました
でも、かなりの「急変」なんで、そりゃあ日ごろから接している人たちは気づきますよね
彼らにとっては、完全に「差別対象」になっちゃっている点も、当時の英国-インドの関係性を象徴しています
そんな周囲の目をよそに、ヴィクトリアは、国家の重要情報も普通に見せようとしちゃうし、称号も与えようとしちゃうし・・・
ヴィクトリアも、かなり強引にカリムを囲い込んじゃいます
ある意味、カリムと一緒に来た人にとっては、かなり迷惑な話だったんでしょうね。。。実際に彼にとっては、辛い日々でしたし、故郷に戻れないまま・・・
カリム自身も、イギリスではなく、ヴィクトリアとしう一人の女性に「一生ついていく」決心を固めてましたが、時は進んでしまいます
ヴィクトリアが亡くなった後の、側近たちの行動は、中盤までの思いのまま、全く変わらなかったんですね。。。決して認められない「関係」だったんだ・・・
インド、そしてカリムにとって、この数年間の関係は、結局良かったのか・・・なんか考えちゃいます
ちゅうことで、ジュディ・デンチさんもまだまだ、ご健在・・・素敵です・・・で70点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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