半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『あゝ荒野(前編/後編)』を観ました。

2018-08-24 18:47:20 | えいがかんしょうの部屋
 ふとしたきっかけで出会った新次(菅田将暉)とバリカン(ヤン・イクチェン)。
見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。
おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、
やがて逃れることのできないある宿命に直面する。
幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた父、過去を捨て新次を愛する芳子、
社会を救おうとデモを繰り広げる大学生たち・・・
2021年、ネオンの荒野・新宿で、もがきながらも心の空白を埋めようと生きる二人の男の絆と、
彼らを取り巻く人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な刹那の青春物語。
公式サイトより)

 昨年話題になった作品ですよね。前編・後編で6時間弱という長時間モノですが、必死に見てみました。
二人の主人公、新次にしても、バリカンにしても、なんであのボクシングジムだったのかが不思議です
ただ単に、ユースケ(・サンタマリア)さんが勧誘していたから、「怪しい」と俺が思っただけなのかもしれませんが
どうしても、ボクシングを題材にした作品だと、「ハングリーさ」というのが前面に出るものが多いと思いますが、彼ら2人のボクシングとの出会いは、そんな雰囲気はありませんでしたね。
しかし、そんな印象とは裏腹に、2人はハマってしまいましたね
それでも、前編は特にですが、ボクシングというより、ボクシングというものを「得た」二人のそれぞれの「生き方」というのが沢山描かれていましたね。
この辺も本当に対照的、新次が特に目立ちますよね。派手な過去を持ってるし、濡れ場も多いし
少しずつ頭角を現したところから、物語は後編に映りました。
後編は・・・ボクシングの試合を2つ、観戦したぁ・・・というのが感想ですかね
ヤマモトとの「因縁の一戦」は・・・なんだろ 色々あった2人なだけに、ピリピリな感覚が伝わってきて、ちょっと観てて怖かったです
結果的に、ヤマモトはどうしたかったのか 新次は、どこを「決着点」としていたのか この辺が正直言って分からないので、余計に怖さを感じました
そして、いよいよ、新次とバリカンの一騎打ち
これ、試合だけで1時間近くありましたよね 一言、「物凄かった」です
対照的だった2人、ボクシングを通じて、お互いを知った2人・・・
今まで、2人が会話をするシーンは少なかったし、実際に試合中もお互い、殴り合っているだけなんだけど、お互いに「伝えたかった事」を叩き込んでいるような感覚を持ちました。
壮絶な、切実な戦い・・・見守る周囲の人同様、哀しい音楽も相まって、俺もちょっと辛かったかなぁ
菅田さんも、ヤンさんも、しっかり体を作って、ボクシングに挑んでて、こちらも見どころでしたね。
ちゅうことで、2人の会話の結末・・・あれで良かったのかなぁ・・・で75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません
コメント
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