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中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

去年のゴールデンウィークは・・  8 (重慶) 

2007-06-10 | ■去年の○○は・・
「 重慶は巨大な町だが、革命関係以外の見どころはほとんどない。
  したがって純粋に観光のために重慶を訪れる観光客は非常に少ないのが現状。
  いつもどんより曇っていて空気も悪く、楽しく散策できる雰囲気ではない。・・・   」

とあるガイドブックに書いてあった 重慶 の紹介文。
出かける前にこれを読んだ時、なんだかちょっと重慶が気の毒になった。
「そうかもしれないけど、もう少しなんか書きようないの!?」 ってね。

と言いながらも、実はわたしたちも観光目的で重慶に立ち寄ったわけではなく、
重慶江北空港から飛行機に乗るためだった。     はじめは。

夏ば、武漢・南京と並び 「中国三大かまど」 と云われるほどの酷暑の地・重慶。
この時期は まだ然程ではなかった。


大足を午後に出発し、重慶には夕方ついた。
なるほど・・・  どんより曇っていて・・・  楽しく散策できる雰囲気ではない。・・・   かぁ。 
シャレではないけれど、町全体が “重” な感じ・・・

 

「霧都」 ともいわれる 重慶。
長江と嘉陵江が合流するところ。
川面から発生する湿気が 霧になるらしい。
一年のうち1/3以上は、こうしてすっぽり霧に覆われるという。

対岸に渡るロープウエイは、市民の足。




考えてみればいい機会だった。
恐らくこれからも、わざわざ重慶を訪ねようとは思わなかったと思うから。
消極的関心とはいえ、どんなところかな? という気はあった。
早乙女勝元さんの 『重慶からの手紙』 を読んだのは、もう10年も前のことになるだろうか。



ガイドブックが書いたように、確かに革命関係のところが見どころ?・・
重慶での見学は、すべてそんなようなところを回った。

日中戦争期に重慶は、臨時首都だった。
その時、中国共産党の代表部が置かれた紅岩村・・
また、毛沢東が逗留した桂園、中・米の情報機関の中美合作所等々・・ を見学。


    周公館 前の 周恩来像

    


周公館は、日中戦争時代の 中国共産党中央南方局と 八路軍事務所の職員住居跡。
住んでいた周恩来は勿論のこと、毛沢東も訪れたところ。

この辺の歴史に疎いわたしは、まったく関係ないアートって視点から心惹かれて、
ちょっとシャッターなんか押してみる・・  

                            

かつて、歴史のリーダーたちはこの階段や廊下を幾度となく行き来したことだろう。

    


        おしゃれでかわいい電燈が ....
 
          



窓の向こう側には、霧に包まれた現代の重慶が広がっていた。

  




       翌日、大連に戻り12日間の旅はおわった。 









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