ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

「書く力」

2007-06-07 | ● “ わたし ”
先月末、こんな本を読んでいた。    原稿用紙10枚を 書く力 』 (斎藤孝著)
欲しい本を探しに行ったところ、たまたま見つけて手に取った。
なかなかすんなり書き進まずにいた原稿のことが頭にあったのもあって、つい。

「 書く力は読書力と深い関係がある。
  書く力がない人は、たいて読む力もない。
  ・・・・もっとも大事なことは、「書く力」 を身につけることで、読書力がつくだけではなく、
  これからの社会でもっとも必要とされる 「考える力」 をつけることができるということだ。 」

書くということは、集中力とエネルギーがいる作業だと思うことがよくある。
思い浮かぶまま、話でもするかのように気楽な感じで書くのならエネルギー消費も
さほどではないかもしれないけれど。
それにしても、「書く」 ということは、やっぱり考えないとどうにもならない。
「話す」時の 「考える」 と、「書く」時の 「考える」 は、なるほど違う気がする。

最後のところで斎藤氏は、日記を書くことの大きな意味について触れていた。
自己肯定力、自己確認力を高める意味がある・・ とのこと。

日々何かしら 「書く」 ことをしていると、
考えることの衰退を防げたり、少しづつでも考える力をつけられるかもしれない。

わたしはどちらかといえば、「話す」なら.... 「書く」方がすき。


今日、職場でお昼を食べていた時 「話は がらっと変わりますけど・・ 」 と前ふりしながら 若い人に言われた。
わたしが 「園だより」 に載せてもらっている文のことだった。
「あれ面白かったです!  なんか情景が浮かんでくるみたいで。 もっと読んでみたいって思ってました。」 って。
一年くらい続けてもいいんじゃないですか!  この辺はお世辞(?)として差し引くとしても、実に嬉しいお言葉。 

ささやかなる産みの苦しみも、大きな喜びと次なる書く楽しみに変身 



不意に、桐野夏生が読みたくなった。  なんでだか分らないけど、唐突に。
『魂燃え!』 ....  今日から読んでいる。
今までに読んだ桐野作品といえば、グロテスク、残虐記、玉蘭、柔らかな頬、ローズガーデン、、、 など。
代表作ともいえる 『OUT』 は読んでいない。

『柔らかな頬』 は、中国に持っていった。
異国にいると、無性に日本語の文章を読みたくなったりする。
向こうの本屋さんで探してみたことがあった。
日本の小説はあるにはあるものの、もちろん漢字だらけの中国語だから読めないし・・
そんな時は、日本から持っていった数冊の小説がとても嬉しかったもの。

わたしが読んだ中での一番は、『柔らかな頬』 かなぁ。 
意外な展開に、最後の最後で 「そうきましたか       ゾクッ ときて 鳥肌が立った。
思わず口から出た  「うまい」  

寮友のうーちゃんに貸したら、その日の夜から翌朝方までに一気読み!
上下二冊読破してたっけ。



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