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ニイハオ! 我的朋友!

中国留学生活を綴ったのがこのブログのはじまり
今は日々のこと旅のことなど徒然に・・
そして加わった乳がんカテ

「中国語のしくみ」

2008-06-17 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
最近読んでいるのが、この本。   『中国語のしくみ』 (白水社、池田巧著)

  言葉にはしくみがある。
  しくみがわかれば、外国語は楽しい。、、、  とのこと。

語学書というより、「読み物」 って感じの本。
読んでいると自然と基礎のおさらいができるし、
中国語に触れたことがない人が読んでも面白く読めるんじゃないだろうか。
なんか不思議な本。 

   

これは、「言葉のしくみ」シリーズになっていて、中国語の他、例えばロシア語やチェコ語、
オランダ語にスワヒリ語・・。    10カ国以上の 『言葉のしくみ』 が出ている。


この本の前は、桐野夏生の 『東京島』 を読んでいた。
          
          

遅ればせながら読んだ 「OUT」 がすごく面白くて、読み終わった時、
どうしても新作をすぐ読みたくなってつい買ってしまった。
はじめの方は引き込まれたものの、途中の中だるみ感は否めなく、
期待していたほどではなかったというのが素直な感想。
彼女の作品で人にお勧めしたいといえば、やっぱり 「OUT」 と 「柔らかな頬」 あたりかな。 


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 PRIDE

2008-06-13 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
       

         PRIDE





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いよいよ OUT!

2008-05-12 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
昨日は、妹が参加しているS合唱団の演奏会に行ってきた。
とてもよかった。  感動した。

息子が巣立つ時を迎え、嬉しいようなさびしいような、そして誇らしくもあり・・
そんな母の気持ちを素直に歌に込めた 創作曲 「はじめてのスーツ」 に涙が流れた。

「どっこいしょ節」 という曲も楽しくてなかなかよかった。
曲を聴きながら、昨日初めて気づいた。
「どっこいしょ・・」 「よっこらしょ・・」 とつい口から出ると、年取ったなぁ なんて思いがち。
でもそれって、年取った証だけじゃなくて、<よしやるぞ> という
意志や やる気の現れだってこと。 
その掛声(積極的つぶやき) なんだと思った。 

約二時間の中に、つい一緒に口ずさみたくなった70~80年代メドレーあり、
正統派合唱曲あり、また創作曲あり。
バラエティー豊かな楽曲が披露された。

この合唱団は、仙台でも歴史のある合唱団。
たしか一度なくなったものを再建したのが 今の新生S合唱団だと聞いたような。

  

カラオケもいいと思う。
気分転換やストレス発散、みんなでワイワイ楽しい時間を過ごしにわたしも時々行くこともある。
(最近は、ここ何か月も行ってなかったけど・・)

合唱、、
ひとりで一人の世界に浸りながら歌うのと違って合唱は、他人と歌声を響き合わせなければならない。
人と人の心を響き合わせないと、いいメロディーは奏でられないのではないだろうか。
(メロディにのせられた) 言葉が大事にされている気がした。
昨日の指導者、K氏はある雑誌の中で 「(うたごえとは) 言葉がとても重要な意味をもつ音楽」 と言っていたそう。

ホント、心に響いた。 ♪♪♪



さて、いよいよ OUT!
本の話だ。
突然、桐野夏生が読みたくなったあの日から ただ今3冊目。
さらっと 短編。
そして東京行く時、ちょこと読めるようにと エッセー。

このエッセーが思いのほか面白かった。
桐野氏の 人間 がよく表れていて、なかなか興味深く読んだ。
わたしは好きだな、あんなタイプの人間。 

そのエッセーを読んで、「OUT」 を読んでみたくなった。
桐野作品は何作も読んでいたが、どうも 「OUT」 は読む気になれなくて、手に取ったこともない。
日本人で初めてエドガー賞候補になった作品でもあるのに、それでも全然興味すらわかなかった。
あのドラマのせいだ。
今から10年ほど前のドラマ 『OUT~妻たちの犯罪~』
たまたまテレビ点けたら、お風呂場で死体解体中・・・ 
怖かったし、気持ち悪かった・・ 
そのままチャンネル変えたから、内容なんてわからないけどとにかく いやな気持だけ残って。
だからどんなに世間が騒ごうと、読む気なし! 

それがそのエッセーのおかげで 封印が溶けた。
遅ればせながら読み始めたら、あらら、面白い!
今は早く 「下」 の最後の方を覗いてみたい感じ。
我慢してるけどね。 

     


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心の奥に深々と  東山魁夷

2008-05-09 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
今回のミニ旅行で最高に良かったのが、東山魁夷展 
時間があったら国立新美術館で開催中の モディリアーニ展 まで
足を伸ばそうかと思っていたけれど、東山魁夷を観たら 「もうこれでいい。 」 って感じになっちゃって、そちらには行かなかった。
行っても少し急ぎ足になる可能性があったこともあるけど。

期待していたとおり、わたしを裏切らなかった。
総点数154点という、それはもう見ごたえのある展覧会。
5月18日まで開催中。
これが宮城県美術館だったら(ありえないけど)、もう何回も美術館に通うと思う。 

薬師寺展同様、連休中だから余計だと思うけど混んでいた。
早めにホテルを出て、駅構内で販売していたチケット前もって買ってから向かったので、
全然待たなくてラッキー
わたしたちが館内から外覗くと、ちょっとの差で チケット待ち20分、入るの待ち50分になっていた。

   


チケットの絵は、 「道」 
これは平面的で単純化を極めた作品と言われ、魁夷の代表作のひとつでもある。
一見、短調すぎるような画面。
それをじっと観ていたら、突然丘が盛り上がり 道が遥か先まで果てしなく続いて行った。
そんな風に見えてきた。  
その瞬間はというと、そうだなぁ、たとえば3D画面を凝視していた時、突然立体画面に変化するような・・・  とでも云おうか。

  


清新な抒情性、深い精神性。

久しぶりに絵を観て、涙が浮かんできた。
どんなふうに言えばいいんだろ・・・
言語の方が感性についていけなくて、うまく表現できないけど・・
でも あえて言葉にする必要もないか。  
はっきり言えるのは、思いきり 感動しました! ってこと。

   


寒さを暖かく、暗さを明るく描くと言われている、魁夷作品。
例えば、凍るほど寒々しい白の世界に、柔らかく優しく照らす月光が暖かかったり。

わたしが一番好きなのは、残照

下の葉書きは、その時買ったもの。
右上の山の絵が 「残照」。
当たり前のことだが、本物の色や光は出ていないけど 好きな絵を数枚買ってきた。

   

こちらのサイトで見る方が、葉書きよりはまだ綺麗に見えるかも。 東山魁夷展
唐招提寺御影堂の障壁画もきている。
見ごたえあるダイナミックな画だった。 

 この展覧会、かなりお勧め 



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正に偉業。。

2008-05-08 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
今回の連休の ふたつの楽しみ!
そのひとつ、 薬師寺展 に行ってきた。
行く数日前にテレビで特集組んだりしてたもので、
「こんな番組放送したら、すごく混んじゃうよ~!」 なんてセコイ考えおこしてたわたし。 
でもやっぱり混んでた!! なにせ連休だもんねェ。

上野駅のプレイガイドでチケット買ったのは、正解。
 
  


入口には立派なお顔の 日光月光菩薩 の看板が。

  


並ぶ並ぶ人の列・・・ 
かんかん照りの暑い日じゃなくて ホントよかった。
危なくまたまた日焼けするとこだった。  
一つ感心したこと。
列待ちの人に、博物館が日傘を貸してくれるサービスがあるんだね。
気の利いてるサービスだと思った。 (有料か無料かは聞かなかったけど)

  

                         こんな具合で、50分待ち
   

国宝 日光・月光菩薩立像 
興味のある方は、国立博物館のHPをぜひ観てください。 薬師寺展
色々な見ごたえある文化財がたくさん展示されていた中でも、とりわけこの二像は人気者。
テレビでしか見たことなかったわたしの率直な第一印象は、
「結構 太ってたんだね。」 
国宝を前にして、なんと下世話な・・・ 

今回初公開(だった思う)の後ろ側。
その背中の表情の素晴らしかったこと。 実に美しく感動。
長く見ていても飽きない 顔。
同じ表情のまま静止していないように見えてしまう、、 深さなのだろうね。
あんな人ごみの中じゃなくて、もっとゆっくりできたら良かったのにと思った。

そしたら、昨日銀行に行った折、待ち時間に眺めていた週刊誌に薬師寺展の話題が載っていた。
紙面から静寂が伝わってくるような世界で、5人だけでゆったりと菩薩像と対面している人たちの写真が。
秋篠宮のみなさん。
こんな時の特別扱いって、、  いいなぁ。 

二つの菩薩像のほかに、新鮮に強く心に残ったのが 聖観音菩薩立像
清々しくも凛とした立ち姿が、感動ものだった。

そして、緻密な美しさ溢れる絵画と言えば、吉祥天像
奈良時代に描かれたものを、今のわたしが観れるなんて なんかちょっと不思議というか、
凄いことだ。
(このふたつも 上の国立博物館HPの「本展のみどころ」で観れます。)


葉書を買ってきた。

 

 
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ゴールデンウイーク

2008-04-18 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
ゴールデンウイークが近づいてきた。
が、今月は3連休4連休が数回あったので、ゴールデンウイークといっても
ゴールデン感  が全然ない。 

特に予定を立てるでもなく、平常心で淡々と・・・
それも悪くはない。

「美術館でも行ってみないか。」 夫のこの言葉に、そういえば!
観たいものがあったんだ! と思いだして、急に東京行く気満々になってきた。 

まず、ひとつ。
平城遷都1300年を記念し、東京国立博物館で「国宝 薬師寺展」 が開催されている。
日本仏教彫刻の最高傑作のひとつ、日光・月光菩薩立像(国宝)が
そろって寺外ではじめて公開されている。
これが観たかった!
              月光菩薩立像   日光菩薩立像
              

そして、もうひとつ。

東京国立近代美術館で開かれている、「生誕100年 東山魁夷展」
東山魁夷の代表作ほとんどすべてが会場に集結しているという、魅力溢れる展覧会!

四年前に長野県信濃美術館・東山魁夷館を訪れて以来、機会があったらぜひまた作品に触れたいと思っていた。
今年仙台のデパートで作品展が行われているという情報があったので、行こうと思ったら所謂レプリカ。。 本物が観たいよ~
ってことで、ぜひぜひ観たい! 
そして横浜で、中華を食べるのだ。 



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アンドレア・ボチェッリが 「とくダネ!」で生うた!

2008-04-15 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
アンドレア・ボチェッリが8年ぶりに来日し、今日と明後日東京で公演! という話を
昨日の朝偶然知った。
昨日、フジテレビの「とくダネ!」に出演し生歌を披露してくれる予定だったそうで。
仕事に行かなきゃいけないし、、、 
でも、もしかしたら昨日の番組には間に合わないかもしれない・・ とその時、小倉さんが言ってたし・・

結局、月曜の放送には間に合わなかったらしい。
それで、明日 「とくダネ!」 に生出演!
見たいけど、たぶん仕事行く時間には間に合わないかもねぇ・・ 
ぎりぎりまで粘ってみるぞぉ~! 


  小倉さんのブログ
  アンドレア・ボチェッリって~紹介
  わたしのブログ ~ アンドレア・ボチェッリのAutumn Leaves
    ♪曲も紹介してます 




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背景音楽・Background music

2008-04-08 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
新年度始まってすぐの四連休を昨日まで過ごし、今日は久々に仕事。
でも、明日働いたらまたすぐ四連休。

ただ今、片付け月間 猛進 中!
とはいかず、まあ、ぼちぼちとって感じかな。
あまり根詰めすぎると 疲れし。

昨日までは本棚の整理をしてみた。
本以外にもいろんなものが 出てくること、出てくること・・ 。
本から雑誌類から100冊ほど処分したら、見栄えもすっきりした本棚になってきた。
手に取る人もいないような本をたんと抱えた古本屋さん状態? 
明後日からは押入れと衣類整理の予定。(一応予定はたてる!

黙々と片付けものに勤しむ時の BGM は案外大事!
この前は仕事始める前に、気分に合わせて色々CDをとっかえひっかえしてみた。
久しぶりに 四季 が聴きたくなって、クラッシックでお片付け♪

大連でルームメイトだったナタリーがお別れにくれたCD。

  
                 <四季 小提琴協奏曲>

“ 小提琴 (xiao3 ti2 qin2) ” は、中国語でバイオリン。
彼女が好きなのは、 って言っていたっけ。 
わたしは  が好き。
こんな話をしながら二人で聴いていたことを思い出したりしてね。 


ちなみに、 。。   四季 冬 第1楽章
              四季 冬 第2楽章
              四季 冬 第3楽章


そして今聴いているのが、がらっ! と変わって これ。→ 很愛很愛你 (kiroro : 長い間)
中国語 上手に歌ってるなぁ って思いながら聴いてた。 


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「人生に過ちなんてないのよ」

2008-03-23 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
先日、映画を観た。   「いつか眠りにつく前に」(ラホス・コルタイ監督)
しっとりと優しい、、、そしてなかなか味わい深い作品だった。
長い間、いつもわたしの傍に置いている “こと” に、
年を重ねたライラ(メリル・ストリープ) とアン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ) が
人生の後ろ側からメッセージをおくってくれた気がした。

死の床にあるアンが 娘に伝えた言葉。  「人生に過ちなんてないのよ」
また、アンが重病だと知り訪ねた旧友ライラは、ベットに一緒に横たわりながら、
「私たちは、それぞれすべきことをしたのよ」 と語る。

幾度とない失敗、成功しなかった夢、思うようにいかなかったことへの後悔・・・
そして日々の決断、人生の迷いや不安・・・
『過ち』 のない人生なんて ないってこと、
そしてまた、 『人生に過ちなんてない』 ということを語っている。

生きていれば大きな岐路に立たされ、どちらを選べばいいのだろう・・ と、
とことん迷うこともあるもの。
そして何らかの答えを出さなければ、前にも後ろにも進めない。 
混沌とした時間の後は、自分なりの道を決定しないと。。

その時の選択が、良かったか悪かったか・・   
そんなことは分からないけれど、とにかく自分で決めたこと。
たとえ裏目に出たとしても、その時々の 「すべきことをした」 ということなのだろう。
その決定は蓋然ではなく すなわち.. 必然 (自分にとって) だったりする。

『過ちを犯しなさい』 と監督は語る。
また、 『 「自分探し」 ばかり夢中になり、今の時間をつい見過ごしてしまいがちな昨今だが、
今ある自分自身を大事にすること。 』  と伝えていた。


それにしても、メリル・ストリープ!
老いても 輝き が薄れることはなかった! 
出番は短いけれど、実に濃い存在感。   画面に登場した途端、オーラが。
素敵な貫禄と輝きは、正に本物だ。 

メリルと親子共演した メイミー・ガマー。
容姿がお母さんにとてもよく似ていて、なかなかの好演だった。

    いつか眠りにつく前に





    友におくる 風に立つライオン (さだまさし)
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ミンサー織りと「ちむぐりさ」

2008-03-16 | ● 芸術 文化 映画 音楽 本
ある日テレビで沖縄の ミンサー織り のことが出ていた。
わたしも持っている。
初めて沖縄に行った時、夫が奮発して買ってくれた手織りの帯。
何回絞めたかな。
もう、長い間 暗い箪笥の隅っこに仕舞い込まれたままになっていた。

    


このミンサー織りには、とてもロマンチックな意味が込められているという。
五つの絣と四つの絣が交互に織られた柄になっていて 
「いつ(五)の世(四)までも 永遠にあなたへの愛は変わりません」 という
深い意味が込められているそうだ。

また、両端にある百足の足に似た模様は、「足繁くおいでください」 という意。
島の女性たちは いとしい人の為に心を込めて織りあげたのだそう。


沖縄と言えば思いだす 一つの言葉。   『ちむぐりさ』  
以前沖縄を舞台にした映画の自主上映に関わっていた時、お世話になった沖縄出身の年配の方が教えてくださった。

「相手が苦しい。 だから私も苦しい。」 というような意味 ?・・
これは 「かわいそう」 とは ニュアンスも、含まれる意味も違うようだ。
「かわいそう」 だと 「みじめな状態にある人に対して、同情せずにいられない気持であること。」「ふびんなさま。」 (国語辞書参照)
こんな感じ。

『ちむぐりさ』(肝苦りさ) は、肝が苦しい、つまり心が痛いという意で、
「かわいそう」 と言う単なる同情ではなくて、共に感じるなどもっともっと深い心をあらわす言葉。
その方に初めて教えてもらった時、とても温かい優しさが伝わってきた。

すごく素敵な言葉だと思う。 



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