当方、いつもの出張シリーズの再開。今週後半はきついでした。内勤の仕事が残っていて、ふつうなら放置しますが、なんだか数学物理の知識整理の調子が良いので御礼としてサービスしても良いかな、などと考えてしまいます。
本日の出張先の大企業も調子が良いこと。思いつくところの内装の整備をやってしまって、新人を今年も多く採用して、外部からだと分からないもののおそらく新人研修の真っ最中。外部から来た私への対応も良くって、儲かっている感じ。
反面、機密保持は厳格になりました。米中貿易摩擦が沈静化するかと思ったら逆に不穏な一段階に突入した感じです。日本政府だけで無く、海外との接点のある大企業も同様で、ピリピリした感じ。建物内で道に迷うだけで不審者扱いされかねないので、こちらも行動が慎重になります。
なので試験勉強後の学生みたいに頭の回転が速くなったまま空回り状態。元は仕事なのに今は趣味になってしまった情報処理関係の話。
少し前にコンピュータの啓蒙書でものすごく良く出来た翻訳本があって、ハードの話の冒頭で仮想のCPUを設計します。
現在主流のCPUはなんと言ってもIntel x86(x64)とARMで、どちらもレジスタマシンでバイトマシンです。レジスタマシンとはCPU内の高速汎用レジスタが8本とか16本とか用意されているCPUです。汎用の意味は計算用のアキュムレータ(累算器)とメモリのアドレス(いわゆるポインタ)を一時的に保持するメモリ間接参照レジスタの両方の役目を果たすからです。バイトマシンとは主記憶が8bit単位でアドレス(番地)が割り当てられていることです。その昔は36bitマシンとかがあって、アドレスは36bitごとなのでワードマシンと呼ばれていました。ワードマシンはおそらく絶滅機種ですけど、GPUはひょっとしたらこちらの設計かもしれません。
なので、その啓蒙書のCPUの仮想モデルでは、累算器と間接レジスタが1本ずつの設計になっていました。C言語などを前提とするとかなり効率が悪いですけど、小規模の組み込み用だったらこれで十分。さらに初期のマイクロコンピュータに相当するものがあったのを突然思い出しました。それが1974年に発売されたMotorola社のMC6800と呼ばれる8bit CPUです。さすがに累算器は2本ありますが、間接参照レジスタは1本でなぜかインデックスレジスタと呼ばれていました。インデックスは計算機言語の配列の要素番号の事ですから、ポインタとは微妙に違うのですが、あまりに形式にこだわっても得られるものは少ない、とのことだと思います。
ただし、MC6800は当時でも大型機の経験があるのでモダンな設計の所があります。
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